2011年05月07日

ツーリスト/THE TOURIST



 予告を見て、こんなにも「つまんなさそう・・・」と感じさせる映画も珍しい



(いや、最近、多いな)。



 しかし三宮シネフェニックスのタダ券があったので、監督が『善き人のための



ソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクであるということだけに



望みをつないでいってみた。 それに、なんだかその日は重たい映画を見たい



気分ではなかったので(ほんとは『太平洋の奇跡』に行くつもりだったんだけど



上映時間に間に合わなかったということもあり)。



 物語はパリから始まる。 謎の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)を見張って



いるイギリス情報部・スコットランドヤード・インターポール。 おいおい、冒頭から



すでにある程度ネタバレしちゃってますけど、この展開大丈夫ですか!、と見て



いる側が心配になるような筋立てである。



 まずショック、ティモシー・ダルトンが、老けている!(わざとだと、役づくりだと



言ってくれ!) ポール・ベタニーも冷酷無比なあやしい人になっている・・・。



 そしてパリからヴェニスに向かう特急・・・「プラレール?」って思っちゃうほど



遠景は電車も風景も含めてすごく箱庭的に見えたんですけど、あたしだけ?



   車窓の風景も露骨に合成っぽい。



 で、そんな車内でアメリカ人数学教師フランク(ジョニー・デップ)は現れた



美女にぼーっとなり、あれよあれよと一般人ならば関わりにならないはずの事件に



巻き込まれていくのだった・・・。



 まぁ、ジョニー・デップファンならば、彼がパジャマ姿で屋根伝いに逃げるシーン



などはキュートだし楽しめると思う。



 アンジェリーナ・ジョリーの衣装が・・・と思っていたらエンドロールにトム・



フォードの名前があったような(だったら納得なんだけど、ひとり前時代的に



ゴージャスすぎて、なんかひきましたわ)。 そりゃ、パリでもヴェネチアでも



男性の目を釘付けにさせますよね。 って、監視されてるのわかっててその派手な



行動はなんなんじゃ!、ということと、いくら魅力的な女性に誘われたからって



違和感見せずにホイホイついていくジョニー・デップはおかしいだろ!、ということで、



だいたいネタは割れてしまうのが残念・・・。



   ジョニー・デップがダサダサ風情なのは

    数学教師という設定のためですが・・・でもそのヒゲはありなの?



 でもまさか“あんなラスト”じゃないよなぁ・・・と別の意味でハラハラしていたら、



「うわっ、なんだこれ、『カンパニー・マン』じゃん!」と倒れた・・・。



   ※『カンパニー・マン』 : 『CUBE』の監督が思わぬ大ヒットのご褒美に

    映画会社から破格予算で好きなようにつくっていいよ、と言われ、結果的に

    大コケした作品。 そういえば、その『カンパニー・マン』を見たのもまた

    シネフェニックスでございました。 懐かしい。



 ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの初共演、にのっかりすぎ。



 ベニス観光風景にも頼りすぎ。



   ポール・ベタニーいいとこなし・・・



 まぁ、結果的にティモシー・ダルトンがかっこよかったのでよしとするが、ラブ



ストーリーって一歩間違うと究極の自己満足なのかも・・・と考えさせられた。



 こ、これをシネフェニックス最後の作品にするのは不本意だ〜。


posted by かしこん at 04:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする