2011年04月05日

LIVE POTSUNEN2011 THE SPOT@サンケイホールブリーゼ



 “LIVE POTSUNEN”はラーメンズの小林賢太郎ソロプロジェクトで、2010−11年の



タイトルが『THE SPOT』、ということらしい。



   ポスター黒いしガラスの中だし、写真撮るの難しかった。



 ラーメンズとしての舞台は見たことあるんだけど、片桐仁くんが一人の役者として



出てる舞台も見たことあるんだけど、小林賢太郎くん個人は、初めてです。



 ラーメンズのどっちが好きかと言われると、小林くんの方なんだけど。



 なんでですかね、「片桐くんには(舞台における破壊力では)勝てない」からでしょうか。



 だからなんとなく彼のソロ舞台は想像がつくというか・・・基本、ラーメンズの舞台も



ネタ書いてるのは彼の方だし、どんなにボケようともとんでもないことをしようとも、



片桐くんのパワーにはかなわないよなぁとか、どんなにがんばっても消せない



小林くんのお行儀のよさとか、スタイリッシュさが残っちゃうんだろうなぁ、と。



 ま、見てないのにそう決めつけるのも失礼なので、たまたま梅田芸術劇場から



「チケットまだあるんでよかったら先着でいい席取りまっせ」なご案内にのっかって



みた。 そしたら思いの外よい席で、一階席の真ん中通路はさんですぐの列、『海を



ゆく者』に比べたらちょっと距離はあるけれど、見やすい席でした。



 オープニング、ベタな感じで始まったなぁ、と驚いたけれど、きちんとひとひねり



・ふたひねりしてある。 NHKでこの前やった松本人志のポータブルアドベンチャー



なんちゃらのコントに似てないことはないんだけど、まぁそこは舞台ですし観客の



イマジネーションにゆだねる部分が大きくて同じベタでもあたしはこっちの方が



好きですね。



 繰り返されるモチーフ、言葉遊び、反復されていくうちに少しずつ形を変え、



いつしかまったく違うものになり、けれどまたもとに戻っていくという“循環”も



また小林くんらしく、初めてなのに初めての観客じゃないような気もしてくる。



 彼らがシティボーイズを敬愛する気持ちがそのままコントを愛する遺伝子に



組み込まれているから、そういうものを愛する遺伝子を持つ観客たるあたしも



また、すんなり理解し、反応しちゃうんですかね。



   一人芝居が落語的展開になるのもニヤニヤ。



 片桐くんがいない分、かなしみや哀愁がストレートに伝わってしまうのはいいのか



悪いのか(でもあたしは“うるう人”のネタ、すごく好きだなぁ)。 ドタバタしようと



しても結局スタイリッシュになってしまうのも、小林くんの個性でしょう。



 ナンセンスをやりながらも生真面目から抜け出せない・出さないところもね。



 シティボーイズほどあたしはラーメンズのマニアックなファンではないので、



あたしの小林くんに対するイメージは間違っているか、あくまで一面にすぎないの



かもしれない。 でもあたしには、それで十分だったりするかも。





 アンコールで、彼は「東日本がピンチです。 西日本のみなさま、いまこそ出番です」



と言った。 いきなり泣きたくなった。 来月のこの仙台公演は確か中止になったはずで、



彼だって思うことがたくさんあるだろう。 それでも、この舞台をつとめあげてこれからも



やり続ける。 いちいち体調崩して仕事休んだりしてるあたしなんかとは大違いな



強い精神力で、です。



 「がんばろう日本」のかけ声に「わかってるけど・・・」とくじけそうになるあたし。



 できるかぎりのことをしようと思いつつもときどき打ちのめされるあたしはほんとに



いかんな!、と思い知らされました。 すみません、ほんとすみません。



 “エンターテイメントにできること”、をこの世界も模索している。



 でも大切なのは「これからできること」だけじゃなくて「今すぐできること」でもあると



いうこと。



 結局現実逃避はできず、いつまでも考え続けるあたしなのだった。


posted by かしこん at 02:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする