2011年03月12日

3・11 東北地方太平洋沖地震



 仕事場では地元のFMが流れているため、臨時ニュースはそれなりに入る状態。



 「宮城県で大きな地震があった模様です」



 二日前にもあったんだが・・・会社のパソコンで気象庁のホームページを立ち上げ、



地震情報を確認。 そのときは、M7.9で、最大震度は6強だった。



 ちっ、この前のが前段で、今回のが“本震”ってパターンか。 現地では余震を



警戒してるだろうから大丈夫だとは思うが、でもこの先も余震が続くのは確実。



 震源地は三陸沖。 いくら地震に慣れている東北とはいえ、ちょっとやばいかもな



と感じつつ、それでも「大丈夫なはずだ」と自分に言い聞かせた。 しかし、その後の



発表で震度は7になり、M8.4と発表される(最終的にM8.8となった)。



 用事から帰ってきた会社のえらいさんが、「かしこんさん、実家大丈夫か? 仙台、



津波で町中水浸しやで」とどこかでニュース映像を見てきたらしく教えてくれる。



 第一報が過ぎてから実家の母親と二人の妹の携帯にそれぞれメールは入れて



いたが、まだ返事はなかった。 姫路の友人から「すごく大変なことになってますよ!



ご実家に連絡してください!」というメールをもらったが、あたしの携帯電話にそれが



届いたのは彼女が発信した一時間以上あとだった。



 同じ兵庫県内なのに・・・相当、混線している模様。



 あたしが北東北に送ったメールも届いていないかもしれないし、基地局当たりで



うろうろしているのかもしれない。 落ち着いたら、復旧が進んだら、届くだろう。



   神戸新聞の号外をもらう。



 その段階で、あたしは状況を映像として見ていなかった。



 号外にある「死者、けが人多数か」の文字に、鉛を喉の奥に詰め込まれたような



気持ちになる。 東北・北海道は地震に慣れているはずなのだ。 津波の恐怖だって



わかっているはずだ。 だから被害は最小限で済むだろうと思っていたが・・・



いや、そう思いたかったのだが、それが無理だとわかったからだ。



 仙台に住む友人からは、今朝退院したよとメールが来ていたのに。 仕事中だった



とはいえ、すぐ返信しなかったのが悔やまれた。 多分無事だろうと思うが、こんなに



メールが届かなくなるとは思ってなかったから。 一寸先は闇。 レスはお早めに。



 が、むかつくのはKISS−FMである。 当初は通り一遍の地震速報だったのに、



淡路島南部に津波警報が発令された途端番組は緊迫した空気に早変わり。 震源が



三陸沖なんだから日本列島の太平洋側全域に津波警報が出るのは当たり前だろう!



(まぁ、正確な状況が入ってくるのが遅かったのかもしれないが)



 阪神淡路大震災で地震については常に何か語る資格あるみたいな神戸も、突然の



状況判断はまだまだだな。 ・・・そんなことを考える自分にも自己嫌悪だが。



 家に帰って、テレビをつけた。 どの局もすべて報道特別番組になっている。



 仙台を襲う津波を見て、絶句する。



 これでは、「高台に避難する」程度では防げない。



 『ヒアアフター』の津波シーンはリアルさはあったがやはり美しすぎる(映画は少し



前に見ましたがまだ感想は書けてません)。 この津波は、まるで土石流のように



汚れて、すべてをのみこんで押し流す。 そしてゆっくり、押し戻す。



 三陸沖はそもそも逆断層があり、ここ20年の短いタームでも何度も震度5程度の



地震は何度も起こしてて、地学で言うところの「活発時期」である(とはいえ地学



的には500年・1000年単位で語られるからあれだが。 秋田沖の断層も「いつ



来てもおかしくない地震空白地帯」と100年前ぐらいからずっと言われてる



らしい)。 東海地震ばかり研究されているが、三陸・宮城県沖だって要注意な



場所だったはずだ。 実際、首都圏にも大きな被害が出てるんだからな(しかし



9日の地震では東京方面に影響が出なかったせいか見事にスルーしてくれましたね。



もしこの先、より大きな地震の可能性もあると報道されていたら、東京の混乱は



多少はましになったのでは?)。



 とはいえニュースは東京周辺のことばかり流してムカつくったらありゃしない。



1・2年前に首都圏で“大地震による帰宅困難者シミュレーション”をやったん



じゃなかったのか? 結構な人数が参加してたと思ったが・・・それは今回



役に立ったのか? 電車が止まって帰れない人たちよりも、報道すべきは東北の



現状なんじゃないのか!



 が、断片的に判明する情報は恐ろしいものばかりだ・・・日本ではもう津波の



悲劇は繰り返すまいと思っていたのに・・・地球はそんなこっちの希望など



汲んじゃくれない。 あぁ、神戸出身者であのとき神戸を離れていた人たちは、



こんな気持ちでテレビの映像を見たんだろうか。



 実家の固定電話はずっと話中のツーツー音、母・妹二人の携帯は「おかけに



なった電話は電波の届かないところにいるか、電源が切られています」の



アナウンス。 実家は災害ダイヤルの対象地になっていないので、家族や地元に



残ってる友達と連絡がつけられない(友人にはパソコンにメールを送ったが、



停電が続いてたらしいのでどうだろうか)。 おまけに寒いしね!



 あぁ、これも“サヨクが権力を握ったら大災害&大事件が起こる”のジンクスに



数え上げられてしまうんだろうか・・・。 国会で衆議院解散に追い込むチャンス



だったのに、また後回しになる・・・そして実行力のないやつらにまだ指揮権が



ある、という悪循環。 だが、現場で働く人たちは上のしょーもなさをもうわかった



上で精いっぱいのことをしようとしてくれていると感じた。 大事なのは、現場で



働く人とそれを支える人たちです。 ありがとうございます。



 どうか、被害が最小限でありますように。



 復興に長い時間がかかりませんように。



 そして、この地震を体験した人の心に一刻も早く平穏が戻りますように。



 難しいことだとわかっているが、祈らずにはいられない。


posted by かしこん at 03:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする