2011年01月10日

バーレスク/BURLESQUE

 努力で磨きにかけた才能でのしあがるガールズパワームービーって、定期的にあらわれるよなぁ、という気がしたりして。 『ショーガール』とか、『コヨーテ・アグリー』とか。 古くは『フラッシュダンス』あたりなのでしょうか(いや、あれは「のしあがる」ではないなぁ。 なんだかんだいっても『ショーガール』なのかなぁ)。
 批評家筋には軒並みコケにされたけど、映画ファンにもボロカス言う人いるけれど、あたしは意外とキライではなかった『ショーガール』。 なのでそんな感じが味わえるのかなぁ、と思って。 FMでサントラからのクリスティーナ・アギレラのシングルが毎日かかっていたのも原因。

  バーレスク1.jpg バーレスクへようこそ!

 クリスティーナ・アギレラって歌はうまいしステージ映えするだろうけど、映画女優としてはどうなんだろう・・・スクリーンで主役張れるほどの美人なのか?、という疑惑はありましたけど・・・実際も微妙かなぁ。
 片田舎でウェイトレスをして生計を立てつつ歌手への夢を見るアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、店のオーナーとのケンカをきっかけにLAに飛び出す。 長期滞在用安ホテルに腰を落ち着かせ、新聞の求人欄片手にクラブ・バーめぐりを続ける毎日、ふと『バーレスク・クラブ』に目を止める。
 という、実にありがちなストーリーですが、こういう映画はディテールが勝負だしショーの歌&ダンスシーンの仕上がり如何で印象が変わるもの。
 アリが初めて店をのぞいたとき、ステージではオーナーのテス(シェール)がちょうど歌を披露しているところで、これにアリ同様観客も度肝抜かれます。
 シェール、何者? (いや、歌手で女優ってことはわかってますけど)

  バーレスク3.jpg なんですかその、圧倒的な貫録!

 なるほど、この二人が顔を合わせることにこの映画の価値があるわけだね・・・と思ったらクラブのもぎりがアラン・カミング!(しかも結構チョイ役!) テスの元夫で共同経営者が、わっ、ピーター・ギャラガー! クラブのトップダンサー・ニッキは、わ、ベロニカ・マーズ(クリスティン・ベル)だ! こんなセクシー路線で大丈夫か?!
 テスの片腕ともいえる衣裳係ショーンはなんとスタンリー・トゥッチで、なんでこんなにゲイの役が似合うのか?!

  バーレスク4.jpg このツーショットは『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープとのときに匹敵するよ。

 そして何故か『クラブ・バーレスク』は経済的危機に直面しており、買収という名で救いの手を差し伸べるのはまた「お金はあるが(自覚がない)イヤなやつ」が似合いすぎのエリック・デインなのである。 実は豪華なキャスティングなのでは・・・。
 ミュージカル苦手なあたしとしてはショーとして挟まれる歌、という感じで無理がなく見られたのはよかったんだけど、シェールの歌以外は「昔のレコードに合わせてダンサーは口パク」という店の決まりなのでこれといっていい曲がない(結局シングルカットされているアギレラの曲だけでは?)。 途中から「アリには歌の才能あり」となって新曲を歌うことになれど数曲、楽曲レベルとしてのインパクトは弱い・・・2曲しか歌わないシェールのほうが印象深く、おいしいところを持っていった感じ。

  バーレスク2.jpg この二人の組み合わせなんですな、結局。

 アリの恋愛話などほんとどうでもよく、ニッキのアリに対する嫉妬&いじわるなど『ショーガール』にかけらも及ばないほどささやかなものだし、だったらテスがこの店にこだわる理由とか、何故店を手放さなければならないほどの財政状況に置かれたのか、みたいな部分をちょっとでも描いてくれたらもっと物語に奥行きが出たのになぁ(でもそうすると主役がシェールになっちゃうのか)。
 まぁ、でもパワーをもらえるのは確かです。
 新たなるガールズパワームービーの誕生!

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする