2011年01月08日

トロン:レガシー/TRON: LEGACY

 オリジナルの『トロン』は、子供の頃テレビで見てえらく面白かったことを覚えている。
 なんとその続編が登場! しかも28年振りだそうである。 見た当時は主役がジェフ・ブリッジスだったなんて気づいてませんでしたよ。
 しかし『トロン』を見てから行ったほうがいいのかな・・・と思ってBSや地上波の放送を待ってみたけど気配がない。 これは、前作を見なくても大丈夫ということか?
 世界のデジタル業界を変えたケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)は盟友アランらとともに会社エンコムで働き続けていたが20年前謎の失踪を遂げる。
 20年後も会社は順調に業績を伸ばし、世界をリードしているが利益優先の態度がフリンの息子サム(ギャレット・ヘトランド)には耐えられない。 突然父親が消えたことにも納得できず、会社の役員という肩書をもらいながらバイクを乗り回す自堕落な生活を送っている。 しかしある日突然アランのポケベルがケヴィンからのメッセージを受け取る。 それを伝えられたサムは廃墟になっていた父のオフィスを訪れ、かつての父と同じように電脳世界に踏み込むことに。
 そこまでは、かなり前作のオマージュというかリメイク的な意識すら感じました。
 当時の敵役の息子が何故エンコムにいるのか! セキュリティは28年前と変わってないのか!、とか(見ていたら思い出してきた)。 20年もポケベルを持ち続けるとは、えらすぎるぞアラン! あなたをもっと見たかったよ。

  トロン:レガシー1.jpg 黒と青の世界は美しいけれど。

 電脳世界が3D、それ以外の普段の世界は2Dとして表現されていることで3Dにする説得力が増している・・・のですが、眼への負担が半端じゃないです。 上映中、何度目薬を差したことか。 最後、いつもの世界に戻ってきてからはすぐにメガネをはずしましたよあたしは(エンドロールも別に3D仕様じゃなかったし)。
 そして、『トロン』はもっと面白かったような気がしたんだけどな・・・あれ、記憶違いだったのかな?、と思ってしまったほど『トロン:レガシー』は退屈だった・・・。
 あたしがもうゲームをやらなくなって久しいからでしょうか、なんかどうも世界に入り込めないというかなんというか。 それでも前半のグリッドでの戦いのシーンは映像的に面白かったのでまだよかったんだけど、父と息子のドラマに話が移ってからは「話が進まねー」。 わざわざプログラムくんたちはそんな時間をつくって待っててくれるのかい!
 プログラムから見たら人間はユーザーという立場ですが、ゲーム内におけるプログラム(キャラクター)の扱いを考えたらそりゃユーザーに対して怒りも覚えるよね・・・と妙にしみじみ。 でも『ターミネーター』シリーズほどの壮大な“機械VS.人間”ってほどのものじゃないし、微妙に小規模です。 それ故に“プログラムの反乱”的切迫感もなく。 むしろプログラムにとって個人情報データの集積に等しい背中のディスクを投げ合って戦うなんて、システム異常起きないのかなぁ?と逆に心配になるくらいで。
 電脳世界のリーダーである当時のケヴィンの姿をしたマスター(? あれ、名前違ったかな? ジェフ・ブリッジス)と、元の世界に戻れなくなったケヴィン(ジェフ・ブリッジス)の共演は、28年前のジェフ・ブリッジスが微妙に整形顔っぽいな〜、と思うくらいで『ベンジャミン・バトン』的な中途半端な老けメイクよりかはまだ自然。デジタル技術はこっちのほうに向いてるんですかね〜。
 ISO(アイソー)という存在についても説明が曖昧・・・実はもっと深い話なのかなぁ。
 ケヴィンも禅にはまっていたり(彼の住む部屋はまるで『2001年宇宙の旅』の最後の白い部屋のようだ!)、ちょっと哲学要素をほんとは描きたかったのかも。
 けどサムの27歳になっても中二病かよ・・・という性格に結構ひき(また見た目もあたしのタイプじゃなかったのも原因か?)、実の親子よりも創造主とプログラム(どっちもジェフ・ブリッジスですが)の関係のほうが胸に痛かったです。 
 こっちのほうが親子の関係に見えちゃったもんなぁ。
 というわけで、全体的に長く感じちゃって疲れた。
 電脳世界は『ブレードランナー』と『スターウォーズ』だし、新しくないじゃん・・・。
 期待のトロンも出番少なすぎだよ・・・(アランもだけどね!)。
 音楽がダフトパンクだったことにびっくり・・・こんなオーケストレーション的なこともできるんだ〜。 ジョニー・グリーンウッドもそうだけれど、音楽の世界で実験的なことをしている人たちは映画音楽と相性がいいのかもしれない。 前衛絵画を描く人たちがきっちりデッサンの基礎ができてるみたいな感じ?
 アイソーについてはまだまだ説明不足というか謎が潜んでいる感ありありなので、またまた続編つくる気満々なのかもしれませんね。 ディズニーだし。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする