2011年01月04日

人生万歳!/WHATEVER WORKS

 昨年の失敗(?)を踏まえて、今年初映画は単館系で・・・と思ったものの、時間の都合でウディ・アレン新作に。
 あたし、ウディ・アレンあまり好きじゃないんだけどなぁ、でもこれは本人が出ていないのでまぁいいか、と思った次第。
 舞台はNY。 天才物理学者でかつてはノーベル物理学賞の候補にもなったというのが自己紹介の定番であるボリス(ラリー・デヴィッド)は、シニカルの度を超す皮肉屋で口が悪い、という絵にかいたような偏屈ジジイである。 同年代の茶飲みジジイと集まっては弾丸トークばかりしているが、「オレは天才だ!」の自負は消えない。 そんなある日、自分のボロアパートの前で若い娘に助けを求められる。 そんなのとかかわり合うのはまっぴらだ、の態度をとるボリスだが、天然ボケで無学な彼女にはボリスの皮肉は通じない。 結局、南部の田舎町から家出してきたというメロディ(エヴァン・レイチェル・ウッド)に、「一晩だけ」という約束で家に泊めるが・・・そこから巻き起こる、なんでもありの人生肯定。

  人生万歳!1.jpg 今回のミューズは彼女ですか。

 主演の役者は違うものの、そこは当然のようにウディ・アレンの投影があるわけで・・・アーティストっていうのは自分の趣味嗜好を繰り返し人に提示するある意味“変態”ではあると思うのだけれど、ここまで自分のロリータ趣味を(さんざん叩かれたのに)ひっこめない彼は筋金入りだなぁ。 もしくはバカっぽい女の子を機知あふれる知的な女性に調教したいという『マイ・フェア・レディ』な感覚なのか。

  人生万歳!3.jpg メロディの母の変わりようがすごい。

 パトリシア・クラークソンのぶっ飛びぶりは大変楽しいですが・・・すみません、また途中で寝たみたいです・・・。
 バリバリ保守的価値観で生きてきた人たちが転機を迎えて生き方をがらりと変える、という展開なれど、題材の感覚が若干古いかな?と感じてしまうのはウディ・アレンの年齢のせいなのか、それともアメリカという国の価値観がまだまだガチガチだということなのか。 微妙に納得がいかず。 登場人物の価値観はそれぞれアメリカや世界情勢を皮肉っているであろうなぁ、と考えてみることもできますが、だとしたら余計結論が投げっぱなしというか・・・救いがないじゃないか。
 映画自体は勢いでハッピーエンドなんですけどね。
 「うまくいくならなんでもあり」ということですから。
 じゃあ、うまくいかなかったらどうしたらいいわけ・・・?
 うーん、これ、映画じゃなくてむしろ舞台でやったほうが面白いかもしれないなぁ。
 ということを今年最初の映画で思ってしまうとは・・・今年も前途多難、かも。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする