2010年12月03日

マチェーテ/MACHETE

 正確な発音は「マシェッテ」なのだろうか? ナレーション(?)のおっさんの声がそう言っている。
 絵に描いたようなB級アクション映画!、ということで、すべてのシーンに笑いがひそんでおります。 R+18か・・・大人の楽しみ?

  マチェーテ1.jpg 基本、アクションも無茶ですから。

 メキシコの泣く子も黙る捜査官・マチェーテ(ナタの意、もちろんあだ名:ダニー・トレホ)は権力の腐敗にも脅しにも屈しないが、麻薬王トーレス(スティーヴン・セガール)の罠にかかり妻と娘を殺され、本人も大怪我を負わされる。
 三年後、メキシコとの国境の町アメリカテキサス州にて、ICE捜査官は「顔に特徴のある男」を見かける。 “マチェーテ”は生きていたのだ!
 というか、ストーリーはなんかもうどうでもいい感じ。 勢いがすべて、むしろそれでよし! オープニングでスター紹介してしまうので「えっ、あんな人も出るの?」的驚きが。
 しかし、ダニー・トレホは残念ながら主役の器じゃないな・・・(ていうか顔が濃いので印象的だが、芝居もそんなにうまくない)。
 ミシェル・ロドリゲスに完全に食われている(ミシェル・ロドリゲスめちゃめちゃかっこいいのに、映画的に扱いが微妙なのがかなしい)。 おまけにマチェーテが出てこない場面ではそれぞれ脇の人々の見せ場となるので、マチェーテのことを観客(つまりあたしです)が忘れてしまう始末。 彼が出てきて、「そういえば今までなにしてたんだ?」と思っちゃいました。
 脇は脇でこそ輝くのだよ!

  マチェーテ8.jpg ミシェル・ロドリゲスがとにかく男前!
    何故かマチェーテが女にモテモテ設定ですが、無理がある・・・。

 デ・ニーロも仕事選ばないなぁ(ダスティン・ホフマンも意外に選んでない)。
 つきあいなのか・・・。
 デ・ニーロとセガールが悪役で競演!、といったって二人が直接会話するシーンなんてあったか? おまけに悪役はドン・ジョンソンもなのに予告CMではスルーされ・・・。 更にもう一人の悪役がいるがちょっと小者だからか更にスルーですよ。

  マチェーテ5.jpg 中盤までデ・ニーロも地味。

 ひどいですよね。 でもなんだか濃いキャスト揃い踏みしすぎて、やはり主役の存在感薄いよ・・・。

  マチェーテ6.jpg ドン・ジョンションがどの役なのかしばらくわからなかった・・・。 老けた?

 まぁ、もともとヒーロー的な役をやっていた方々が悪役をやっているのは妙にうれしそうに見えてそれはそれで楽しいんだけど、なんか哀しくなってしまうのは何故・・・。

  マチェーテ7.jpg あれ? ジェシカ・ビールってこんな感じだったっけ? もっと美人だったような・・・。

 シャワーシーンなどもありますが全身が非常につくりものっぽく、そのあたりもB級感全開。 血なまぐさい暴力と女の裸は欠かせないのね。
 それにしてもゲロはきヤク中の娘の役がリンジー・ローハンって・・・笑えない。
 肌もめちゃめちゃきたなくて、どこまでが役作り???、とハラハラ。

  マチェーテ2.jpg 今後の彼女は大丈夫なのか?

 マチェーテが武器を新調して登場する度に、手にするナタが大きくなっていくのは笑うところですか?
 トーレスとの対決シーンでは、セガールとダニー・トレホの体格の差が歴然・・・これで勝てるのおかしくない?、みたいな気持ちに。

  マチェーテ4.jpg ゆるい体形で出てきてるんですけどね。

 極悪非道の麻薬王なのに何故かサムライ作法を理解しており、なんか憎めない人に。憎めないといえばデ・ニーロも血ヘドをはいて倒れるシーン、なんか憎めない。
 むしろにーちゃんを助けられないマチェーテに「なにやってんだ!」とツッコミたくなる・・・もはや善悪のなにもかも超越した「なんでもあり」映画、ということで。
 ロバート・ロドリゲス、好き放題やってるな〜、ということで納得のニヤニヤ。
 でも実は移民問題など社会派題材ではあるのだけれど、結局なにひとつ解決してない感もまたかなしい。 現状を笑ってあきらめるのもまた、大人?

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする