2010年11月06日

みんなで現場の人を守りましょう

 尖閣のビデオが流出したと、あたしは金曜日に携帯のニュースで知った。
 国会で一部議員が見たばっかりだったので、「流出したってどうせ編集済みのだろ。 そんなので国民のガス抜きを図るとは、ここは中国か」と思った。
 家に帰り、ネットに出たすべての映像を見た。 44分って、国会に出たのより長いんだ、と知る。 衝突のシーンは確かに映っていたが、石原慎太郎が言っていた「海に落とされた海保職員がモリで突かれている」というシーンはない。
 折しも条件なしで朝鮮高校無料化が決まり、国会にはヤバい法案が提出され、完全に目くらましの意味では・・・という疑念を払拭することができなかった。
 それにしてもまず第一が犯人探しとは・・・どこまで仕事できないのだろう、政府は。
 流出してしまったものはどうにもならない、ならばそれを使っていかに国際社会を動かすのか、でしょう(中国側は「それでも悪いのは日本」と言い続けてますよ)。
 建前上情報漏洩について調べますよとポーズをつけつつ外交で何かするというならともかく、ほんとに犯人捜ししかしてないみたいなんだけど。
 どこまで外交感覚ないのか!
 ハトヤマアニに至っては「これは情報クーデター」とか。 クーデターされる側だって自覚、あるんですね〜。
 しかし映像を見てわかったことがある。 ほんとに海上保安庁の仕事は大変だ。
 中国漁船との睨み合いの空気は大変重く、しかも、仮に何かされても彼らには反撃ができるのかどうかわからないという緊張感。 陸の見えない洋上で、まったく大きくもない巡視船で(中国漁船といわれるものとあまり大きさ変わらないのだから)すっごく危険な仕事なのに、それは報われているのだろうか。
 海保の人から、今監査が入ってるけど、ビデオ流出は自分がやりましたと全員が言っている、というツイッタ―が流れたようで、本当かなぁと思いつつも泣きそうになってしまった。 もし存在するならば本来いちばん流したいのは海保殉職と噂される部分なんだろうけど・・・けれど地検とかにデータを送った後はマスターデータは消去されたみたいだからな(それもどうかと思いますよ)。
 なんで警察から流出した対テロ情報データの犯人探しはされないのに、こっちはされるのか? 技術的に可能か不可能かとかは議論対象外だろう。
 日本の法律解釈、おかしくない? 政府与党は今も流出は訴訟手続き上不当みたいなことでごまかそうとしてるけど、釈放して国に帰らせちゃって船長を再逮捕する気があるのか?
 せっかく流出したのにまったく活かせないタイミング・・・。
 うーん、現場の人の怒りなのかなぁ。 公務員とはいえ、現場の人たちはいざというとき国が守ってくれないこと、自分が切り捨てられることよく知ってるからな。 少し前にも「トラスト・ミーでは軍事同盟は維持できない」と首相の失態を現場でカバーしてくれたのに降格させられてたもんね・・・あれはひどかった。
 それがわかってるから、海保の方々も「やったのは自分」とみんなが言うのだろう。
 なんか、『スパルタカス』みたいだな〜。
 ならば国民は、それを擁護しなければなるまい。

posted by かしこん at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

剣嵐の大地<氷と炎の歌3>/ジョージ・R・R・マーティン

 やっと、読み終わった・・・。
 長いことかかってしまったけれど、実は読んでいない時間のほうがはるかに長かった。 あまりに重い内容なので途中でやめるとなかなか本を持つことすらできなくなるんだけど、開いて読み始めればすぐにその世界に入ってしまい、そしてまた手ひどい展開にしんどくなって読むのをやめ・・・の繰り返し。
 下手すると一カ月以上間があいたりもしたんだけど、前どうだったっけ?、とページを戻ることもなく読み始めればこれまでの物語がありありと浮かんでくる。
 最近記憶力に衰えを感じてきているあたしですらそうとは、なんておそろしい物語だろう! 中学生の頃とかに読んでいたら人生観変わったかも・・・。

   剣嵐の大地1.jpg剣嵐の大地2.jpg それでもまだ第3部なんです。

 第3部になってやっと、第1部で「悪の権化」のようなイメージで登場したジェイム・ラニスターが、実はただ単に自分に正直なだけのおバカ男だった、というのにはちょっと笑っちゃったんですけど(おかげでサーセイの印象がより悪くなる)。
 そしてブリエンヌを応援したいあたし。 ティリオンにはますます同情心がわいてくるけど、サンサはあれだけ痛い目に遭っておきながら成長してないよ・・・と悲しくなる。 人間の本質とはたやすく変わらないということなのか。

   剣嵐の大地3.jpg サムが表紙を飾るとは!
 しかし運命のタペストリーはますます苛酷さと複雑さを織り込み、「なんてことを!」と叫び疲れるほどの怒濤の展開へ。 死んでほしくない人が死に、こいつ死んだらいいのにというやつが死ぬときは周囲に迷惑が及んでしまう。 そしてこの作者はほんとに容赦がないとこれまでで十分学習したはずなのに、3巻目の終わりには「え!」・「えっ!」・「ええっ!」とまさに目を疑う驚愕の出来事にたたみかけられtr、絶句。 ぐったりと、疲れました・・・。
 うーむ、カトリック的価値観(?)はおそろしい。 そしてなんだかこの物語がどこかの世界のほんとの歴史のように思えてきて、登場人物たちの身の上に降りかかる出来事に、名もなき民たちの苦しみに、胸が詰まりそうだ。
 とはいえ、第4部も入手(まだ怖くて開いてないけど)。
 全7部完結の予定みたいだけど現時点で邦訳はここまでしか出ていないので、できればこれを読んでいる間に第5部が刊行されてほしい。

ラベル:ファンタジー
posted by かしこん at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする