2010年11月18日

ミレニアム2&3、連続上映!

 以前『ミレニアム』を上映した映画館とは全然違うところで、2と3を連続上映!、の告知。 それぞれ一週間限定・一日一回上映のみなのでペア前売券を買った。 
 買っといてよかった・・・レディースデイではまかなえなかった。

火と戯れる女/FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN

  ミレニアム2−1.jpg ポスターイメージ

 1から多少時間がたっておりますが(約一年後?)、リスベットがリゾート先から帰ってくるところから話は始まる。 おっと、彼女の自己治療的休暇は一切カットか!
 メインストーリーのみに特化する大胆な原作の刈り込みは一作目では成功したけど二作目以降はどうなんだろう・・・おまけに初めて画面に出てくる人には「リスベット・サランデル(天才ハッカー)」などと字幕が出る親切ぶり。 親切と言えば聞こえはいいが、つまり多い人物を観客に理解させる描写が少ないということです。
 ボクサーのパオロさんはご本人なのかしら? ハリウッド映画を見慣れた身には思わず歩道を逆走するカーチェイスシーンの予定調和じゃないリアルさにぶっとびましたが、人間同士のアクションシーンはなんかいまひとつ物足りず。 わっ、それ気づくよ!、とかもっと速く動けるよ!、とか(そういう場で自分にそれができるかは棚にあげて)考えてしまいます。
 一作目にあったあの冷たくどこか重苦しい空の色や空気感(それこそスウェーデン独特!)が薄まっているのがなんか残念。 もともと2と3は連続ドラマにすると聞いていたから企画変更やらスタッフや予算やらいろいろあったんでしょうねぇ。
 キャストが全員続投なだけいいのかも。 しかし衝撃の新キャラ・金髪の巨人がこいつか〜、な肩すかし感はなんなんだ(だが彼が生来持たされているある種の鈍感さを考えればこれでよかったのかもしれん)。 ビュルマン(リスベットの後見人弁護士)とビュルク(元公安警察、原作ではビョルクだったのでは?)、名前も似てるが見た目も似ていて紛らわしい!
 そしてついに登場のザラはキモいおっさんだった。
 リスベットが主役のためミカエルの出番は少ないが、そして頼りなさ度も原作より高いのだが、前作よりもジャーナリスト的エゴイスティックさを見せてくれたりします。 時間の都合上話の展開はかなり都合がいいのだが、ブブランスキー警部補側の動きをほぼカットしちゃってるから仕方ないのか。

  ミレニアム2−2.jpg ミカエルとブブランスキー。
    ブブランスキーさん、活躍が中途半端だ・・・。
 文章で読んだものがそのまま映像になっている、という楽しさは頭の中の想像とほぼ同じもしくは映像がそれ以上だった場合に限られるが、血まみれでよみがえるリスベットの姿には「ホラー映画かっ!」と叫びたくなる迫力(?)があり、かなり心の中でどよめきました。
 でも、リスベットと前の後見人パルムグレンとのやりとりは心和むものだった。

  ミレニアム2−3.jpg パムグレンさんリハビリ中。
 彼女に最初からこういう家族がいたら、きっとこんなことにはならなかったんだろうなぁ。 しみじみ。


眠れる女と狂卓の騎士たち/LUFTSLOTTET SOM SPRANGDES 
 2と3は前後編のような扱いだから間をおかずに公開してくれるのはありがたいかも。

  ミレニアム3−1.jpg ポスターイメージ

 病院に収容されたリスベットと、彼女を亡きものにしたい者たちと彼女を守りたい者たちの攻防が最終的に裁判で結実! でも緊迫の法廷劇のようなものを期待してはいけません。 あくまで2のつづきですから。
 なにしろ『騎士たち』ですから、リスベットのために協力し合う人々の姿を期待するわけですが・・・リスベットの元上司アルマンスキーの出番はどうした! あまりに出てこない間が長いので心配になった(勿論語られてないだけで十分仕事はしてるんだが)。
 あたしはアルマンスキーさん、結構好きです。
 どうしてもミカエルと『ミレニアム』編集部、ハッカー仲間プレイグにばかり描写が集中してしまうのが残念。

  ミレニアム3−4.jpg でも病院のドクターは大変いい感じです。
 だいたいが表情なしもしくは仏頂面のリスベットが、3ではなんと二回も笑います。
 どこで笑うか、というのがポイント! 非常にリスベットらしい。
 ただ裁判の展開はすっきり!、というわけにはいかず・・・はっきりいって違法な手段で見つけた証拠の積み重ね。 悪事が白日の下に曝されるのはいいんだけど、そんなことでいいのかよ・・・と思わなくもない。 裁判官側に女性が多いのはいかにもスウェーデンって感じだけど、リスベット提出のDVDに恐れをなしてしまったというのがわかって法律家としての部分が弱いかなぁ。 女性を不当に虐げてきた男たちへの鉄槌の具現がリスベットならば、このシリーズで描かれるべきなのは女性の本質にある強さと賢さだと思うんだけどな・・・なんかそこはぐだぐだになってしまったような。 警察の方たちがすでにいきなり腐敗してない公安の指揮下に入ってたのもびっくりだし。 うーむ、こういう省略って難しい。
 ミカエルという理解者を得、他人を受け入れることをリスベットが知る、という成長物語の部分は描かれていたけれど。

  ミレニアム3−3.jpg これはリスベットの戦闘服。
 ちなみにあたしは『ミレニアム』編集部のクリステルがすごくお茶目&おとぼけ&いい人で気に入った! 原作より楽しいキャラになってた。
 デヴィッド・フィンチャー監督、ナタリー・ポートマン&ダニエル・クレイグでこのシリーズ、ハリウッドリメイクが進行中だそうですが・・・『ぼくのエリ』のリメイクと同様やめておいたほうが・・・北欧の空気感は北欧にしか出せないと思うから(だからケネス・ブラナーもヴァランダー警部のドラマをスウェーデンオールロケにしたんじゃないだろうか)。 ダニエル・クレイグじゃミカエルの情けなさは出るのだろうか。 フィンチャーならば陰鬱な空気感は出せるかもしれないが、脚本次第だな。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

心がすさむ分、スヌーピーに頼る

 残業続きなので心がすさんできたというほかはない。
 何故かこんなものを買ってしまう!

  カーサブルータス.jpg カーサ・ブルータス 『コーヒーとパンの大特集!』
 ・・・コーヒーあんま得意じゃないのに・・・ろくに知識もないのに・・・。
 それもこれもスヌーピー&ウッドストックが表紙だからである(かつてあたしはタンタンが表紙というだけでお金に余裕のある男性向け雑誌を買ってしまったことがある・・・)。 あぁ、この絵、なんかなごむなぁ。
 で、なんか勢いで『ブルータス』のほうまで買ってしまう。 映画監督特集だから・・・でもよく考えたらブルータスの映画特集って結構底が浅いんだよなぁ。 

  ブルータス.jpg 表紙は松山ケンイチ&トラン・アン・ユン
 なんかつまんないことにお金使っちゃった感じ。 まだ『神戸パンとスイーツ』みたいなムックのほうが写真が見られる分だけ楽しかったかも。 まぁ、まだ中身読んでいないのであれですが。

 今回は死刑判決出たようだ。 論告聞けばホラー映画の世界だったもんなぁ、まさに「これを死刑にせずしてなにを死刑にするのか」ではあるんだけど、耳かき店員ストーカー殺人事件との決定的な違いとはなんなのだろう?(というか殺人事件を比較すること自体ナンセンスだと思うんだけどね)
 むしろ、ここで死刑を出しておかなければ裁判員裁判では死刑を出せなくなってしまうのではという無意識のバランスが働いたのでは、と思ってしまう。 これはいいことだ。
 ただ、「控訴を勧めます」の裁判官の発言は理解できない・・・。
 地裁で責任取りたくないってことか。 たとえそれが裁判員の苦悩を軽減させるためだとしても言っていいことと悪いことがあるし。 やはり裁判官と裁判員がどのような結論を出したのかのプロセスもある程度公開すべきだ。 それができないんだったら、裁判員制度なんて、やめちまえ。

 イトカワの微粒子、運んできてくれてありがとう、はやぶさ!
 はやぶさの偉業に隠れがちだが、このような取り扱いの極めて難しい微粒子を自国内で分析できる、ということも実はたいしたことなんです。 それなのに、はやぶさもスプリング8もさっさと仕分けられた・・・民主党にはアホしかいない(少なくとも世界における科学というものの意味を理解していない)のはもうわかったから、ほんとに早く解散してほしい。 衆議院だけじゃないぞ、党自体を解体してほしいよ、まったく!!
 自分が頭が悪いと自覚していないやつほど始末に負えない。
 『無知の知』のくだりを読め!

 尖閣ビデオの海上保安官が逮捕されないことに官房長官は大変ご立腹だそうですが・・・すでに逮捕もされる前から(実際は逮捕もされてないが)犯罪者呼ばわりでしたね。 小沢一郎のときは「確定するまで推定無罪」と言っていた人が、中国相手には敬語で話す人が。 ほんとにこの人弁護士なの? 普通にダブルスタンダードですが。
 結局、オレの言うとおりに何故ならない!、という憤りなんでしょうね。
 何故ならば日本は法治国家で、独裁者を認めないんですよ。 この国をどう変えていこうとしてるのか知りませんがね、あんたの態度は大変見苦しい。
 そもそもの原因は政府側がビデオを全面公開しないことに尽きる。
 件の保安官は庁内の処分が妥当なんじゃないの。 それを無理やり国権発動で逮捕となればそれこそ民主党お嫌いの『国策捜査』なんじゃないですか。
 おかげで神戸海上保安庁の周辺はものすごいことになってますよ。
 マスコミ、邪魔だ・・・。 鳥越さん、昔はわりと好きだったんだけどなぁ、現場の人って感じがして。 でも最近は言ってることが明らかにおかしい。 がん細胞が頭にまわっちゃったんじゃないの? それとももとからこういう人だったのをあたしが気付かなかったのか・・・。
 あーあ、いいニュースがあっても他はめんどくさいニュースばっかり・・・。
 ますます心がすさむわ〜。

posted by かしこん at 02:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月16日

引き続き、登山について考える

ドキュメント道迷い遭難/羽根田治
 引き続きこのシリーズ。 今回は「道迷い」がテーマです。 山に入ったことがある人ならば必ずといっていいほど経験のある道迷い。 たいていは自力で軌道修正できるため大事にはならないが、遭難するきっかけはこれだったりすることが多いようだ。 大事にならないために、実際に道に迷って遭難した人々の体験談8例をまとめている。

  道迷い遭難.jpg すでに迷いそうな場所だ・・・。
 というわけでみなさん「帰ってこれた人」なので最悪の状況にはならないという安心感が読者側にもあり、結構気が楽な状態で読めました。
 あたしは山には登りませんが、なにせ自然豊かなといえば聞こえがいいが、単に未開発地が多い北東北出身、子供の頃から「たけのことり」などで山に連れて行かれた(たいそうな山ではないのだが、毎年必ず何人もがたけのこ・山菜とりなどで行方不明になったりしている)。 だから「スタートの場所から離れすぎてはいけない」・「迷ったら音をよく聞け(車の場所にラジカセを大きめ音響でかけてあるから。 勿論クマ対策でもある。 ヤブに入り込んだら音を鳴らして歩けとか言われたので自分の背丈以上のヤブには踏み込まないようにした)」・「絶対に沢には下りてはならない」などの鉄則は小さい頃から理由不明でたたきこまれる。 それでも迷う人がいるのは、たけのこをとるという目的に夢中になりすぎるんだろうなぁ。
 その上、町内会や子供会で企画する山歩きツアーのようなものにも参加させられ、山の植物やら道の読み方などガイドさんから教わる。 だからあたしはもう山に行こうと思わないのかな・・・行ったら行ったで面白いのはわかっているが、わざわざ行くほどのことでもない、って感じで。
 そんなことを思い出したのは、事例の中に「ハイキング気分で来たが、思わぬところで道に迷い遭難」というパターンがあったから。 悪いほうへ悪いほうへと進んでしまう映画のような流れである。 自分の勘などあてにならず、つい楽なほうへ行こうとしてしまう人間の気持ちが最悪の状況を引き起こす、冷静でいるつもりでも決して冷静ではないのに本人はそのことには気づかない。
 「道に迷ったら元の道を引き返す」が鉄則だけど、「ここまできたんだから」とか「今まで来た道を戻るのはしんどい」という理由で「この先をちょっと行けば目的地に違いない」という根拠のない思い込みにすがってしまうものらしいから・・・。
 地図・コンパスは必須! 地図も読めない・コンパスも使えない人は山に行ってはいけませんよ。 山ガールをファッションアイコンにする動きとか馬鹿げてるからね。


トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか 低体温症と事故の教訓/羽根田治・飯田肇・金田正樹・山本正嘉

 2009年7月に起こった大量遭難についての一般向け検証書、というところでしょうか(羽根田氏以外は実際に事故調査特別委員会のメンバー)。 事故の様子をルポにまとめたものと、原因である気象・低体温症・ツアー登山について科学的・論理的に検証したもの。

  トムラウシ山.jpg 天気がよければ穏やかな山なんだろうけど。
 まず、これまで「疲労凍死」とされていたものはほとんど「低体温症」と考えたほうがいいという記述・・・低体温症自体があまり知られていないというか重要視されてきていなかったということがわかります。 あたしは基本的に体温低いのであるが(平熱35℃近辺)、それでも34.0℃とかになると動きが鈍くなったりする自覚があるので、平熱が普通の人が一気に34℃まで下がったら、そりゃ行動に支障をきたすよね。 夏山しか登らないという人でも昼と夜の寒暖差を把握してから行くべきです(北東北や北海道の一日の寒暖差はかなりのものだぞ! それに、風は体感温度をぐっと下げるしね)。
 ツアー参加者のみなさんは遭難の状態に遭遇する前だけど、山小屋での雑談で「好きな山で死ぬなら本望だよねぇ」的なことを語っておられたようだ。 それは登山をする人誰もが持つ気持ちなのかもしれないが、実際にその場で自分が遭難するとは思っていないからこそ言えるんだろうし、まして探す側の気持ちにはなってるのかとかいざというときの対策はしているのかと聞きたくなる。 そもそも登山は自己責任の世界と山岳会の人がよく言うんだけれど、「連れて行ってもらう」というツアー登山の形態ってそれと真逆なのでは。
 いろいろと納得できないことが渦を巻く。
 このときの事故は“本来引き返すべきだったが、出発してしまった以上予測を上回る悪天候の前になすすべがなかった”、ということになるのだろうか。 引き返すべきだった、というのも後知恵だと言われたら返す言葉もないが、だが撤退を決断できない人は山に行ってはいかんだろ・・・。 ただ、同じ日に同じルートを通ったパーティーがどうにか無事に温泉地に辿り着いたというのもあるのだから(これも本来判断ミスである)、被害者が出る出ないが批判の分かれ目、結局それは運なのか・・・と思わざるを得ない。
 やっぱりあたしには登山がわからないな〜。

posted by かしこん at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

マザーウォーター

 もうこの流れを“『かもめ食堂』のスタッフが贈る!”みたいなコピーにするの、やめません? 『プール』以降はそもそも監督も脚本も違うんだしさ。 ということを『かもめ食堂』の荻上監督の新作『トイレット』がすごく面白かったので余計に感じました。 失礼ですよ、いつまでも昔の名前を利用するのは。
 というのは、この映画、ほんとに何も起こらないからだ・・・。
 後ろの席で10分もしないうちに爆睡してる人がいた・・・気持ちはわかる。
 舞台は京都。 ウイスキーしか出さないバーのセツコ(小林聡美)、注文が入ってから豆をひく珈琲屋さんタカコ(小泉今日子)、すべて手作りのお豆腐屋さんハツミ(市川実日子)は街を闊歩するマコトさん(もたいまさこ)を介して知り合っていく。彼女たちはそれぞれの事情を持ちながらこの町に辿り着いたのだった。

  マザーウォーター1.jpg あまりの生活感のなさにひきそうです。
 まぁ、「何も起こりません!」的なことはチラシでも断ってますよ。 だけどなんの工夫も感じられないカメラワークにカット割り、会話劇にすらならない脚本(『ヤギと男と男と壁と』の面白さを見習ってくれ!)、新たにキョンキョン出せば済むと思ってんのか! もたいまさこにあやしげな雰囲気のあるばーちゃんをやらせればそれでもつと思ってんのか!(まぁもってしまうんですけどね、これが)
 あたしは貧乏よりも貧乏くささを憎むが、根拠のない裕福さというのにも胡散臭さを感じてしまうようだとこれを見てわかった。 バーもコーヒー屋も豆腐屋も、とても採算が取れているとは思えないんですよね。 ファンタジーなんだからそれは追及するなということかもしれないけれど、少なくとも『かもめ食堂』では客の入りを気にしてた、受け入れてもらえるようなメニューづくりをしてた。 だから話も盛り上がったし、料理のおいしそうな感じも大事だったのに。

  マザーウォーター3.jpg この二人が何を食べているのか最後までわからなかった。
 役者が悪いわけじゃないんだけど・・・なんというんでしょう・・・たとえば、親戚一同が久しぶりに集まった席で小さい子供が一人いたら場がなごむというかその場がもつというか、そんな子供頼りの映画でしたよ。 そしてその赤ん坊の名前は“ポプラ”。 ふざけてんのか。
 小林聡美は好きだけど・・・あたしはもういいかな、このシリーズ。

  マザーウォーター4.jpg 会話は基本、二人で。
 バーの常連で家具職人のヤマノハさん(加瀬亮)はセツコさんのことがちょっと好きな感じですが、セツコさんはそういう雰囲気をあっさりシャットアウトでなんかかわいそうになったり。 せっかく飯島奈美がフードコーディネーターなのに料理をはっきり映すことはしなくなり、ヤマノハさんがはしゃいでいるサンドイッチがいったい何なのかあたしにはよくわからなかった(エンディングの画像でビフカツ?と判明。 ホットドッグなのかもと思ったし)。

  マザーウォーター6.jpg やはり食パンは超熟なのか?
 初めて店に来たハツミに出した水割りはヤマノハさんよりはるかに薄く、でも来店回数が増えるたびに濃くなっていくのはどういうわけだ。 お客さんのことを考えてというより目分量っぽく見えるのはあたしが意地悪な目で見てるから?
 うーん、それに子供の世話を気がついた人が見るっていうのもなんだか・・・町が子供を育てているとでも? でも誰が責任取るのか? 登場人物はみな好き勝手に生活の苦労を感じさせず自由にのほほんと暮らしているのに、何故赤ちゃんの母親だけ最後まで出てこないくらいにいそがしくなきゃいけないのか?
 そう、自由を謳歌する人々を支えている底辺の人々の存在がここでは軽視され、のみならずそういう人たちを自由人たちはサポートしてあげてるんですよ的な無意識的な善意の押し売りが、腹立たしい。
 そもそもほんとに京都なのか? 誰一人京都弁喋らないし(銭湯のお客としてエキストラっぽいおばあちゃんが出てくるけど、彼女が登場することでもたいまさこのおばあちゃんがつくりもの・ただの老け役であることがわかってしまうので逆効果である)。 京都というか関西であることが感じられたのはカツがビーフなことと、サンドイッチの卵が細かく切ってマヨネーズで和えたものじゃなくて卵焼きだったことぐらい(それを映画内では普通に赤ちゃんに食べさせてて、「最近の子は卵アレルギー多いんだぞ! 大丈夫か!」とはらはらしたあたし)。
 全体的に、気配りが足りません。

  マザーウォーター2.jpg それが「癒し」だというの・・・?
 ただこれが「死者たちの日常」ということならば納得のいかないことはないのだが・・・しかしだったら赤ちゃんの母親の登場はいらないしなぁ。
 まぁ『トイレット』のあとなので喋りまくるもたいまさこはちょっと新鮮に感じてしまったけれど、それでも「浮世離れ系のちょっと変わった人」ばかりやらせるのはどうなのかと・・・キャスティングというか役者に丸投げというのは日本映画が本質的に抱える欠点だと思うので、早いところ意識改革しないと邦画バブルがはじけたあと何も残らない・・・ということになっちゃうぞ。
 むしろ『すいか』の続編のほうが見たいなぁ、とストレスがたまったあたし。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月14日

ぼくのエリ 200歳の少女/LAT DEN RATTE KOMMA IN

 休日出勤なのだから定時でガツンと帰るぞ!、と思ってはいてもなかなかそうはいかないもので。 なのでシネ・リーブル神戸まで走る走る(いや、時間に間に合うことはわかっていたけどここは整理券番号順の入場なので)。 なのに息を切らして映画館に到着すれば、なんか静かだし、人少ないし!
 上映20分前なのに8番ってどういうこと?
 「・・・意外にも、空いてるんですか?」
 「はい、本日初日なのですが、朝から空いておりまして・・・」
 カウンターのおにーさんとそんなしみじみした受け答え。 東京では連日満席と聞いていたのだけれどなぁ、だいぶ遅れての公開だから観たい人はすでにどこかで観てしまったのだろうか、それともここでの上映は急遽決まったから宣伝告知が十分じゃなかったとか? もったいないなぁ、レディースデイに込むこと期待しよう(あ、15日がリーブルの日で1000円だからかな?)。

 12歳のオスカーは母親と二人暮らし。 学校では性質の悪いグループに狙われていて、毎晩アパートの中庭でひとりの時間を過ごす孤独な少年。 ある日、エリと名乗る同年代に見える少女と出会う。 彼女はオスカーの隣の部屋に越してきたのだ。 こうしてオスカーの人生を変える初恋は始まり、同時に町では不可解な殺人事件が続発する。

  ぼくのエリ1.jpg カットによっては少女のようなオスカー。
 最近絶好調というか次々に日本に入ってくるスウェーデン映画、凍てついた透明な空気感と陰鬱な空がとにかく美しいです(デジタル上映と銘打っていたせいもあるかもしれない)。 音もなく雪が降り続くシーンから始まるし(でも最初は音声トラブルがあった気配なのよね・・・)。
 まず結論、あたしはかなりこの映画にやられました!
 これはすごい、ほんとにすごい。
 実は原作の『モールス』をずっと前に買っていたんだけど、まだ読んでいない・・・でも結果的に先に映画を観てよかったと思った。 なにしろ説明的なシーンや台詞が一切ないので、さりげないようでいて実はものすごく意味がある場面に出くわすたびにぞくっとなった。
 たとえば、オスカーが父親の家に泊まった日。 訪ねてきたある人物を映すだけで何故オスカーの両親が離婚したのか、何故オスカーは大人という存在に心を開かないのかがわかる!(あたしはもっとひどい想像をしてしまい、いい男風の父親に激しい怒りを抱いた)。
 見る人によっては「説明不足」と取られかねないですが、逆に多様に解釈可能な余地があるのですよ。
 なのになんでこんな邦題つけたんだ・・・せめて『ぼくのエリ』だけでやめておいてくれれば。 特にエリを“少女”と限定してしまうのはミスリードでは・・・。

  ぼくのエリ4.jpg エキゾチック美人、エリ。
 とにかくオスカーとエリ役の子たちが素晴らしいのです。 特にエリ、状況に応じて大人びたを通り越した「老い」を表情に出したり・・・ワンカット明らかに成人女性の顔になってたところがあったので何人かで演じてるのか?、と思うほど(エンドクレジットではひとりの名前しかなかったので演技力とメイクなのか?)。
 二人とも本国でも無名の子役だそうですが末恐ろしい感じがします。
 ラジオからブレジネフ書記長の名前が出てきたので1980年ぐらいなのかな?
 携帯やネットのない時代だからこそ成り立つ雰囲気もまたいとおしい。
 白い雪、暗くなるのが早い空、だからこそ映える光、『サスぺリア2』のようなリアルにダークな血の赤、子供たちの白い肌の美しさ。 映像的な美は数限りなく、北欧への憧れをかきたてられます〜。
 それにしても、人間には団体行動は向いていないのだろうか? いじめという名の理不尽な暴力・権力の行使が現実にも一向に減らない事実にそう感じる。 だから否応なく社会性を学ばなければならないのか?

  ぼくのエリ2.jpg 基本は『小さな恋のメロディ』的でありながら、全体的に背徳の空気が漂うのは妙に色気の漂うショットが多いから。

 ラスト前は恐ろしい殺戮なのにもかかわらず、直接的描写は少なめかつ美しい!
 ある種の爽快感さえ漂い、すべてを吸い込んでしまいそうな美しさをたたえたエリの目に感嘆しつつ戦慄する。 こんなの見ちゃったら、そりゃオスカーはエリのそばを離れられないだろうなぁ。
 ここにいて死ぬくらいならば、なにもかも捨ててどこか別の場所へ。 生きることが、生き延びることが人生の目標になるなんて、どれだけ彼らは苦しんだんだろう。
 この感覚は多分、自分を否定されたことがある人ならば理解できるはず。
 帰り道、ぽろぽろと涙がこぼれた。 オスカーを、エリを、そしてかつての自分を含めた抑圧されてるすべての12歳を思って。
 いつまでも引きずる映画にまた出会った。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月13日

やっと・・・(いろいろ、感慨)。

 ようやっとセンター街のジュンク堂に行った〜。
 とはいえ閉店時間まで30分を切っている。 急がねば!
 金曜の夜のせいでしょうか、買い物かごをさげて無造作に本を放り込むオジサンたちを何人も見た。 なんか・・・うらやましい。 あたしも大人買いはしますが、基本、自分の両手で持てる範囲で収めることが鉄則です。 だってそれを持って家まで帰らなければならないのだぞ! 疲れちゃうよ。 この人たちは車で来てるのかなぁ、それとも重さにびくともしない腕力自慢なのか。 ただ、かごを抱えた人と書棚の間をすれ違うのは結構大変です。
 そして急激に増えた本は収納に困る・・・読んでないのにしまえないし、一応と片付けると確実に読むタイミングを外す。 読もうと思ってもすぐに見つからないこと多々あり! だからあたしはちまちま買いますが、整理はできていません。
 とはいえ、牧薩次(と同時に辻真先)新作は、やはり買っておきたいのです。
 あ、あった〜! やっぱり大きい本屋さんはいいねぇ。

   郷愁という名の密室.jpg 郷愁という名の密室/牧薩次
 しかし、明日も仕事であるあたし、すぐに読み始めることができません(というか明日も来るからと少し早くに帰ってこれたのである)。 ほんとは美しい元素図鑑もほしいが、保管場所が見つからないよ〜。
 あっという間に仕事は終わりのない時期に突入してる〜。
 でも明日は(もう今日だが)17時そこそこに帰るんだ〜。 そして18:05上映開始の『ぼくのエリ 200歳の少女』を観に行くのだ〜。
 そのためにも、早く寝なければ。
 しかし家のHDDもヤバい、録画可能時間が少なすぎ。
 週に一日だけの休みでは、すべてに手が回らないよ〜。

 そして素朴な疑問。
 今回の尖閣ビデオ流出の件で海上保安庁長官が更迭されるなら、警察のテロ情報漏洩の件で国家公安委員長がおとがめなしなのはなんで?

ラベル:新刊
posted by かしこん at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月12日

ノーマークの痛手

 FMで、ロビー・ウィリアムスのベスト盤が出ましたよ、ということで軽く特集をしてくれていた。
 「どうなんでしょうねぇ、彼のこれまでのキャリアを考えたら、日本でもっとブレイクしてもいいと思うんですけどねぇ」とパーソナリティの方が言う。
 そうですね。 というかテイク・ザット時代からのロビーファンは今も熱いですけども。 ていうかそれ以上にゲイリーの評価が低いのはどうしてくれるわけ?、とゲイリーファンとしては悲しい思いですが。
 まぁ、そういうことを差し引いても・・・ロビーはクスリに手を出しちゃうのがイメージよくないんじゃないですかね(そういうのとか反抗的な態度というかオレ様振りがテイク・ザットをクビになった原因でもあるが)。 そのあとイギリスで頂点に立ったのに、結局リハビリ施設に入って活動休止を余儀なくされるし、そういう不安定な人を支えるのは大変ですよ〜(ま、でも結婚もしたそうだし、今は安定期なんでしょうな)。

   ロビーベスト.jpg IN AND OUT OF CONSCIOUSNESS /ROBBIE WILLIAMS
 まさに“集大成”という言葉にふさわしい選曲。 あたしが気に入ってる曲は全部入ってる!
 で、今回のベスト盤には新曲としてゲイリーとつくった曲をゲイリーとデュエットという形で収録。 あたしはこの曲のためにこのアルバムを買ったといっても過言ではない! かつてロビーをクビにすることに毅然とした態度で臨んだゲイリーだけど(そしてそんなゲイリーをロビーは口汚く罵っていたけれど)、リハビリを終えたロビーに救いの手を差し伸べたのもまたゲイリーだった、ということです。
 テイク・ザットにまた加入することも決まったしね、アルバム楽しみ〜。

 ベン・フォールズがニック・ホーンビィとユニット組んだ!、と聞かされて「はい?」と思ったけれど、実は二人は気の合う友人というのはウェス・アンダーソンとマーク・ジェイコブスが親友というのと同じぐらい納得のいく話でした。

   ベンフォールズ&ニックホーンビィ.jpg LONELY AVENUE/BEN FOLDS & NICK HORNBY
 『ハイ・フィディリティ』だけじゃなくニック・ホーンビィの小説には音楽が欠かせないもんねぇ。
 一聴目、これをベン・フォールズのアルバムだと思っているとすごい違和感。
 メロディーは彼が書いているけれど、歌詞はホーンビィ。 それだけでこんなに違うものなのか! 衝撃です。 言葉は人を表します。
 けれど繰り返し聴くごとに「やっぱりベン・フォールズだなぁ」と思えてくるメロディーライン。 リリックは散文的で短編小説的世界観。 なんか完成しちゃってる?、という感じが作品として完結してしまっているように感じないわけじゃないんだけど、興味本位のお遊び的なレベルなんか完全に抜け出ていると思う。
 大変かっこいいです。

 そして・・・全然知らなかったのであるが、月曜日の『HEY!HEY!HEY!』に楠瀬誠志郎が出て『ほっとけないよ』を歌ったらしいじゃないか!
 うわーっ、ヘイヘイなんかまったくノーマークだったよ・・・。
 うぇーん、せいちゃんを久し振りに直に(?)見るチャンスだったのに・・・(涙)。
 立ち直れない・・・。
 今後アーティスト活動を再開してくれるのだろうか・・・ほのかな期待と希望はこれからも持ち続けるよ!

ラベル:洋楽 邦楽
posted by かしこん at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月11日

パタリロに救われた日

 連日の残業疲れか、うっかり寝過ごす。
 急がねばならないのに、目がコンタクトレンズを拒否する。 これじゃ間に合わない、とフレックスを適用し、蒸しタオル的なもので目の周辺をマッサージ。 逆に時間に余裕ができたので、出社途中で郵便局に寄って奨学金返済用のお金を口座に入金することに。 ちょうど通帳が終わるので新しいのに替えてくれることになる。
 ふと、待ってる間に冬のグリーティング切手を買おうと思いつく。
 「もう80円のはなくなっちゃって・・・50円しかないですが」
 「50円のがほしいので大丈夫です」
 切手シートを見たら発行は11月8日です。 そんなに売れてんの? それとも発行部数が少ないの?
 そうこうするうちに通帳が出来上がるが・・・ぱ・る・るじゃない!
 緑色のそっけないビジュアルになった通帳・・・物足りない。
 「ほんまごめんなさいね、民営化になってデザインこないに変わってしまって。 かわいくないねん、ほんと」
 神戸弁でフレンドリーな職員さんはよくわかっているようなので、あー、それじゃ仕方ないですねー、と同意しておいとまする。 そうか、キャラクター的デザインは経費削減対象ということか。 あたしがかつて地元で使っていた銀行のキャラクターはピーナッツというかスヌーピーだったので(今でもそうなのだろうか?)、そういうものにはなんらかのキュートなデザインが必ず付くのだと思い込んでいたということに気づく。
 ちなみにその銀行が年末に出すカレンダーは毎年あっという間になくなった(油断するともらいそびれる)。 それ故、そこのライバル(?)銀行は対抗してトム&ジェリーをキャラクターにすえていた。 貧乏県なのに何やっているのやら。
 一時間遅れて仕事に行くと、お昼休みまでが早い。
 そこで、「第五保安区の職員が尖閣ビデオ流出を認める」と聞く。
 神戸じゃん!
 まぁ、本人がそう言ってることと、言ってる本人がアップロードした人と同一人物かどうかはまた別の話になるが、まぁ同一人物であると仮定して。
 政府側は「機密漏洩」の線で罪に問いたいようだが・・・まず、このビデオはそもそも国家機密なのか? 公務員には内部告発に伴う「情報提供者保護」は適応されないのかもしれないが、国が悪事を働かないとは限らないので内部告発の道は残しておかねばならないと思う(官房長官は厳罰化したいようですが)。 勿論、ご本人も法に触れるのは覚悟の上であえて流出させたのだろうし、日本は法治国家なのだから「罪に問うな」とは言いませんよ。 でも、仮に逮捕したとして起訴できるのかなぁ。仮に起訴したとして、公判を維持できるのかなぁ。
 そんなこんなで昼休みは終わり、遅れてきた分、結局帰る時間が遅くなる・・・本末転倒。 今日も大きな本屋に行けなかったので、歩いていける遅くまでやっている本屋に行くが、お目当ての牧薩次(辻真先)新刊は見つからず・・・代わりにこれが。

  パタリロ!85.jpg パタリロ! 85巻/魔夜峰夫
 もはや何巻が最新巻なのかわからなくなっております・・・表紙見てもわからない。
 一本目、『相棒』。 このタイトル、今使うのは賢明ではないだろうと思わせつつ内容はパタリロとグルメ警部の推理合戦と思いきやぐっとくる人情話でしめる。 うまい!
 他にもあの警察長官の息子が登場したり、なんと氷のミハイルが帰ってきたりと衝撃&懐かしの展開にあたしはどよめく。
 なんか初期〜中期ぐらいのパワーがまた戻ってくるのか?、の予感。
 この先がすごく楽しみになってきた。 ただ・・・あの警察長官はダメダメに見えるがメガネをはずすとロマンスグレーの美中年でキレ者だったのでは? なんかダメダメな部分だけがクローズアップされてますが、これもこの先の伏線ですか?
 今日はあえて地上波のニュースを見たけど・・・出頭したのはいったいどんな人物か、罪に問えるのか、ということに終始しているようだ。 国会でも情報漏洩の責任問題ばかり野党が追及しているように見える(違うことも言っているのだろうがそう編集されている)。
 勿論、責任をとって内閣総辞職もしくは衆議院解散は願ってもないことだが、それは「公務員の情報漏洩」のためではない。 罪になることがわかった上でそういうことをさせた、つまり「国民の知る権利」を隠匿していることに対して、その結果外交上の危機を招きいれてしまったことに対して(それはそもそも普天間問題からの続きなのだが)の責任をとってもらいたい。
 とりあえず官房長官が悪役を一気に引き受けているが、この人に対する強硬な批判が党内から出てないように見えるんですけどね・・・ということは民主党もまた同じ穴のムジナということです。
 領土問題に関して自民党も何もやってこなかった、と言われるけれど、解決しなければ何もやっていないように見えてしまうし実際あたしもそう思っていたが、「現状維持」を保つことも努力なしではなしえないことだったとわかった。 見えないところで仕事をしてくれていたのだろうと思う(ただ自民にも媚中派がいるのでそこははっきりしてほしい)。
 そして問題はマスコミにもある。 ビデオを公開しろ!、とは本来マスコミから出なければならない言葉。 言うだけじゃなく、そのために身体を張ってビデオを入手するのが仕事。 彼らがそうしていれば、「ニュースソースは明かせない」と海保側の人間が表に出る必要もなかった。 つまりはそれだけ日本のマスコミは信用されてないんですよ。 そのことについてもっと考えてもらいたいね!
 スポンサーの顔色をうかがうものがジャーナリストを名乗れるのか?
 あぁ、またむかむかしてしまって消耗してしまった。
 もう一回、『相棒』、読もうっと。

posted by かしこん at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月10日

なんとなく、冬支度

 着るものに困る最近。 というか日々のばたばたと、暑さが意味不明に続いた後遺症でまだ本格的に衣替えをしていません。 どうしよう。
 寒くなってきた、とはいえ神戸はそれほどでも。
 しかし朝、いつもの公園のそばを通ってハッとする。
 下草や木の枝などがごっそりとりのぞかれてる!

  朝の公園.JPG すっきり・・・。

 こんな、広かったんですね・・・。
 というか、本格的に冬になって落ちた葉っぱを片付けるのは大変だから、その前に全部刈っちゃえ、ということなのかもしれないけれど・・・寒々しいわ、見た目が。
 いつものネコがぽつんと、所在なげに普段はあまり近づかないすべり台のそばにいたりして、声をかけても落ち着かない風情。 奥のハトたちもいつもより心なしか固まりがち。
 そうよね・・・これはちょっと、落ち着かないね〜。
 こっちは雪が降るわけじゃないのに、なんでここまでするんだろう?
 しかし思い出せば去年もそうだったような。 夏前と冬前の年2回、ここの公園にはそういう手が入る、ということなのであろう。
 それにしても鳥やネコたちには多少の生活感が必要だと思うが・・・。
 まぁ、こう見晴らしがよくなったら、ゴミを捨てる人はいなくなるかなぁ。
 ハロウィンが終わって街のディスプレイも一気にクリスマス一色だし、なんだか追い立てられるように、冬。

ラベル:季節もの
posted by かしこん at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 季節のこと/街の中の自然 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

ヤギと男と男と壁と/THE MEN WHO STARE AT GOATS

 本編始まる前の予告放映時、『さらば愛しの大統領』で客席は爆笑で包まれて、あたしは唖然とする。 ナレーションの遠藤憲一さん同様、「(東京生まれの私には)何が面白いのかさっぱりわかりません」だったからである。 関西の笑いに対する空気をこんなところで実感するとは・・・。
 おかげで、ちょっとしたコメディの『ヤギと男と男と壁と』、ものすごいゲラ青年が一人いたおかげで笑いの渦が起こります。 でもあたしとはツボが違うのね・・・あまりに笑いすぎる人が近くにいると、なんだか醒めてしまうあたしなのだった。
 ジャーナリストのボブ(ユアン・マクレガー)は妻に捨てられたことで自暴自棄になりイラクに。 途中でリン(ジョージ・クルーニー)という男と出会い行動を共にするが、実は彼は米軍の極秘任務を帯びた超能力部隊の一員で・・・という話。
 冒頭からすごい目力の持ち主のアップで、あたしはおかしくてしょうがない。 
 その人物が次にしでかすことがおかしいのではなく、真剣で大真面目な佇まいがおかしいのです(しかもよく見たらそれはスティーヴン・ラング氏で、『アバター』のときとはまったく違うし)。 ユアン、ジョージ、ジェフ・ブリッジス、ケビン・スペイシーなどなどビッグネームが揃いも揃って大真面目にこんなおバカをやっている、というのが本作の肝です。

  ヤギと男と6.jpg それ、超能力?
 ジェダイ計画について熱く語るジョージをぽかんと見詰めるユアン、という構図も笑っちゃうね!(ジェダイの騎士本人の前で言うのか、的な)
 そして基本的に会話劇なので、台詞がすごく面白い。 また間がかなり活かされているのでなかなか楽しいのだ、ちょっとユルめだけど。 一応実話ということでドラマティックさには少々欠けているかもしれないけれど、そのテンポは捨てがたい。
 けれど、超能力でイヌやネコは殺すのに忍びないけれどヤギならばOKって・・・それもなんだかなぁですが、欧米キリスト教では家畜は持ち主の財産として捉えられるので、日本人の「確かに日本人はクジラを食べるが、あななたちだって牛を食べるじゃないか」という主張は理解してもらえないらしい。 牛は家畜だから所有物、所有物は食べるのが当たり前だけどクジラは天が遣わした海の恩寵だから、ということらしい。 海産資源を海の恵みとしてありがたく頂いてきた日本とは根本の考え方が違うのね・・・わかりあえるのかしら。

  ヤギと男と1.jpg 何故か追われてる。
 とはいえただおバカなだけかといえばそれは違って。 時代的にラブ&ピースのヒッピー文化やニューエイジ思想を扱ってはいるけれど、「自分たちの価値観が正しいもしくは善である」という発想の恐ろしさについて堂々と告発した作品。
 洗脳 = ダークサイド。 どんだけアメリカ人はスターウォーズが好きなのか。

  ヤギと男と3.jpg 若き日の半端な髪の長さが妙にキュートですよ〜。
  ヤギと男と4.jpg もう、なにがなんだか・・・。
 ただ、あまりにつくりがユルいために、LSDがピースなヤクであるかのように感じてしまいそう(勿論、それで身を滅ぼすと描かれてもいるのだが)。 そういう意味でもとても毒にあふれた話だなぁ。
 ちなみにあたしにいちばんツボだった台詞は、「アンジェラ・ランズベリーに聞け」。
 エンドロールでボストンの曲が流れたのにはダメ押しで笑ったし。
 いささか結末が「ありがち」に流れたけれど、でもなんかキライになれないのよねぇ。よく考えたらひどい話なんだけど。 それもまた、力ある役者たちの化学反応?

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 01:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月08日

かたすかしmeals もしくはオーダーミス

 タリーズにて、ジンジャーミルクティーを飲む。
 ショウガ苦手ですが、冷えを防ぐため・・・でもやっぱり味が好きじゃないんだなぁ、だいぶミルクティーに助けられてはいるんだけど。 しかしトールサイズにしてしまう。
 というわけで(?)、おともにチョコレートシューを。

  タリーズチョコシュー.JPG シューの包み方が親切。
 光の加減で微妙ですが、一応生地にチョコレートまじってます。 クリームの中にチョコソースが入ってますよ。 シュー皮にクッキー生地が重なって食感はいいのだけれど、やはりナッツがこぼれる・・・。 でもまぁまぁクリームは中にぎっしりで、結構おなかいっぱいになります。
 しかし普通にシュークリームと考えると¥250−はちょっと高い?

 映画前に食事を〜、とミント神戸のうどん屋さんへ。
 あ、なんか珍しい、と思って“野菜たっぷり白湯うどん”というのをオーダー。

  白湯うどん.JPG 器が黒いので白が目立つ。
 映画の半券で5%OFFになります。
 ほんとに白湯スープ!、でした。 うどんに合うのか・・・まぁうどんだからなんでも合うのか。 思ったよりも野菜が少なかったんですけど(ほぼキャベツじゃん・・・)、これで“野菜たっぷり”って言われてもさみしいんですが。
 ワカメが生じゃなくて乾燥ワカメをもどしたものだよ〜。 うーむ、こっちでは簡単に生ワカメが手に入らないのだろうか(コストの問題?)。 北東北出身者は海産物の口はおごっているのですよ、普段意識してないんですが(だってワカメといったら生か、塩漬けのしかないもの。 乾燥ワカメはインスタントのイメージ)。
 スープがさめていくとどんどんしょっぱく感じるのもまたさびしい。 うどん自体はコシを感じるなめらかさなのでいいんですけど。
 ううむ、普通のうどんのほうがよかったか・・・。
 次の機会があれば丼ものを食べようかなぁ。

posted by かしこん at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月07日

ソウ ファイナル 3D/SAW 3D

 前作で「これで『SAW』シリーズ卒業します!」と宣言したあたしですが・・・これで終わりっていうからさぁ(去年の段階では「あと3部作ある」って恐ろしいこと聞いたから)。
 SAWを3Dで見る意味もわからんのだが・・・とはいえこれで落とし前(?)がつくと思って、行っちゃいました。
 なんと『スタートレック』以来の「英語を喋る観客」多し。
 あたしのうしろの列の方々は上映前の待ち時間に5・6人そろってi-Podから漏れ聴こえるレディガガ&ビヨンセの『テレフォン』を声合わせて歌ってたからね・・・上映中もにぎやかになるのは覚悟せねばなるまい(実際にぎやかでした)。
 例によって本編前には『SAW集編』が流れるわけだが・・・なんか6作目までのネタバレを避けようとしてかえってファイナルのネタバレになってないか・・・。 それに、日本語ナレーションのみなので外国人のお客にはより不親切かも。

  ソウファイナル2.jpg とりあえずジグソウといえばこれ。
 本編始まっていやな予感、的中。 最初のカットでもうネタばれしてますよ!
 というか、全部想定の範囲内なんですよね・・・意外性のカケラもない。
 すでにシリーズ7作目、1作目の果実をもうすでにさんざんジューサーで絞ったあとの残りかすしかないような状態でそれでも一本の映画をつくっちゃったのだからそれはそれですごいことなのか?
 しかしこれまでにさんざんジグソウとホフマンとの仕掛け舞台裏を見せられているので、予告CMで流れている冒頭の衆人環視のゲームにも「わー、こんな仕掛けいちいち準備するの大変だったろうなぁ」とその手間のめんどさのほうに気持ちが行ってしまい、参加者3名の死のゲームが全然怖くないという・・・ただ痛いだけの話になっちゃってるのよね。 6にあった社会派テイストはどうした!
 そして今回ひどい目に遭うのはショーン・パトリック・フラナリー。

  ソウファイナル3.jpg あなたのキャラ設定がいかにも「被害者にしてくれ」というようなもの。

 『処刑人』のイケメン兄弟の兄かつ、古くは『インディ・ジョーンズ若き日の大冒険』のインディ(そしてちょっと前ではTV版『デッド・ゾーン』のグレッグ・スティルソン)。 スター街道をひた走るものと思われながら微妙にくすぶってしまっている彼、これでまたB級作品が増える・・・と心配になったよあたしは。
 あ、より心配なのはジグソウ役のトビン・ベルさんですけどね。
 それにしても、あたしにはこのシリーズの時間軸がわからない・・・。
 1から2の間はそれなりに時間がたっていそうだけど、それ以降は同時進行だったりかなり短期間に起こってるんじゃないのかなぁ? だったらあんなに準備できるのかなぁ? とにかく疑問だ・・・。

  ソウファイナル1.jpg これもどんな大がかりな仕掛けだよ。
 特になんらかの期待はしてなかったけど、ジルがあまりに普通でびっくり。6で見せた得体の知れなさはなんだったんだ! そして3D効果はない、と思う・・・(先端恐怖症の人には拷問のようなシーンあり)。
 いつも以上に登場人物がどんどん死んでいくのは完結編だからということだけではなく、ホフマンという人物の欠陥故だということはわかっていますが気分のいいものではないのです。 あの人登場でオチがついたのかと思っても、なんであの人がその道を選んだのかの理由は不明だし、その横の二人は誰?!、って謎がまだ残ってるじゃないか! まさか、まだ、やるのか???
 上映後、映画館のお手洗いで女子二人が、
 「あんなことしてたらジグソウ怒るの当たり前やん?」
 「あれはあかんなぁ」
 「あかんよー、理由ないやん」と語り合っており・・・おいおい、理由あったらいいのかいなと心の中でつっこんでいた。
 どうやら観客にはジグソウ哲学、伝わってるみたいですよ。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月06日

みんなで現場の人を守りましょう

 尖閣のビデオが流出したと、あたしは金曜日に携帯のニュースで知った。
 国会で一部議員が見たばっかりだったので、「流出したってどうせ編集済みのだろ。 そんなので国民のガス抜きを図るとは、ここは中国か」と思った。
 家に帰り、ネットに出たすべての映像を見た。 44分って、国会に出たのより長いんだ、と知る。 衝突のシーンは確かに映っていたが、石原慎太郎が言っていた「海に落とされた海保職員がモリで突かれている」というシーンはない。
 折しも条件なしで朝鮮高校無料化が決まり、国会にはヤバい法案が提出され、完全に目くらましの意味では・・・という疑念を払拭することができなかった。
 それにしてもまず第一が犯人探しとは・・・どこまで仕事できないのだろう、政府は。
 流出してしまったものはどうにもならない、ならばそれを使っていかに国際社会を動かすのか、でしょう(中国側は「それでも悪いのは日本」と言い続けてますよ)。
 建前上情報漏洩について調べますよとポーズをつけつつ外交で何かするというならともかく、ほんとに犯人捜ししかしてないみたいなんだけど。
 どこまで外交感覚ないのか!
 ハトヤマアニに至っては「これは情報クーデター」とか。 クーデターされる側だって自覚、あるんですね〜。
 しかし映像を見てわかったことがある。 ほんとに海上保安庁の仕事は大変だ。
 中国漁船との睨み合いの空気は大変重く、しかも、仮に何かされても彼らには反撃ができるのかどうかわからないという緊張感。 陸の見えない洋上で、まったく大きくもない巡視船で(中国漁船といわれるものとあまり大きさ変わらないのだから)すっごく危険な仕事なのに、それは報われているのだろうか。
 海保の人から、今監査が入ってるけど、ビデオ流出は自分がやりましたと全員が言っている、というツイッタ―が流れたようで、本当かなぁと思いつつも泣きそうになってしまった。 もし存在するならば本来いちばん流したいのは海保殉職と噂される部分なんだろうけど・・・けれど地検とかにデータを送った後はマスターデータは消去されたみたいだからな(それもどうかと思いますよ)。
 なんで警察から流出した対テロ情報データの犯人探しはされないのに、こっちはされるのか? 技術的に可能か不可能かとかは議論対象外だろう。
 日本の法律解釈、おかしくない? 政府与党は今も流出は訴訟手続き上不当みたいなことでごまかそうとしてるけど、釈放して国に帰らせちゃって船長を再逮捕する気があるのか?
 せっかく流出したのにまったく活かせないタイミング・・・。
 うーん、現場の人の怒りなのかなぁ。 公務員とはいえ、現場の人たちはいざというとき国が守ってくれないこと、自分が切り捨てられることよく知ってるからな。 少し前にも「トラスト・ミーでは軍事同盟は維持できない」と首相の失態を現場でカバーしてくれたのに降格させられてたもんね・・・あれはひどかった。
 それがわかってるから、海保の方々も「やったのは自分」とみんなが言うのだろう。
 なんか、『スパルタカス』みたいだな〜。
 ならば国民は、それを擁護しなければなるまい。

posted by かしこん at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

剣嵐の大地<氷と炎の歌3>/ジョージ・R・R・マーティン

 やっと、読み終わった・・・。
 長いことかかってしまったけれど、実は読んでいない時間のほうがはるかに長かった。 あまりに重い内容なので途中でやめるとなかなか本を持つことすらできなくなるんだけど、開いて読み始めればすぐにその世界に入ってしまい、そしてまた手ひどい展開にしんどくなって読むのをやめ・・・の繰り返し。
 下手すると一カ月以上間があいたりもしたんだけど、前どうだったっけ?、とページを戻ることもなく読み始めればこれまでの物語がありありと浮かんでくる。
 最近記憶力に衰えを感じてきているあたしですらそうとは、なんておそろしい物語だろう! 中学生の頃とかに読んでいたら人生観変わったかも・・・。

   剣嵐の大地1.jpg剣嵐の大地2.jpg それでもまだ第3部なんです。

 第3部になってやっと、第1部で「悪の権化」のようなイメージで登場したジェイム・ラニスターが、実はただ単に自分に正直なだけのおバカ男だった、というのにはちょっと笑っちゃったんですけど(おかげでサーセイの印象がより悪くなる)。
 そしてブリエンヌを応援したいあたし。 ティリオンにはますます同情心がわいてくるけど、サンサはあれだけ痛い目に遭っておきながら成長してないよ・・・と悲しくなる。 人間の本質とはたやすく変わらないということなのか。

   剣嵐の大地3.jpg サムが表紙を飾るとは!
 しかし運命のタペストリーはますます苛酷さと複雑さを織り込み、「なんてことを!」と叫び疲れるほどの怒濤の展開へ。 死んでほしくない人が死に、こいつ死んだらいいのにというやつが死ぬときは周囲に迷惑が及んでしまう。 そしてこの作者はほんとに容赦がないとこれまでで十分学習したはずなのに、3巻目の終わりには「え!」・「えっ!」・「ええっ!」とまさに目を疑う驚愕の出来事にたたみかけられtr、絶句。 ぐったりと、疲れました・・・。
 うーむ、カトリック的価値観(?)はおそろしい。 そしてなんだかこの物語がどこかの世界のほんとの歴史のように思えてきて、登場人物たちの身の上に降りかかる出来事に、名もなき民たちの苦しみに、胸が詰まりそうだ。
 とはいえ、第4部も入手(まだ怖くて開いてないけど)。
 全7部完結の予定みたいだけど現時点で邦訳はここまでしか出ていないので、できればこれを読んでいる間に第5部が刊行されてほしい。

ラベル:ファンタジー
posted by かしこん at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月05日

エクスペンダブルズ/THE EXPENDABLES

 どうしようかなぁ、と悩んだのだが・・・この前『ユニヴァーサル・ソルジャー:リ・ジェネレーション』も見ちゃったんでもうなんでもありかな、と思ってきたから。

  エクスペンダブルズポップ.JPG 映画館にこんなでかいポップも出ちゃってるしね。
 B級(?)アクションスター勢ぞろい、という今作、「CGに頼るアクション映画はつまらない」と感じたスタローンが肉体派アクションをつくるために立ち上がり、賛同したスターが集まった、という話ですが、なんとヴァン・ダム氏は出演を断ったらしい。 で、その代わりにドルフ・ラングレンが参加したらしい・・・この二人はセットなのか?
 でもドルフ・ラングレンの役はちょっと狂気をはらんだタイプだったので、ヴァン・ダムよりは似合ってたと思う(役者のイメージに合わせてキャラクターを変えているんでしょうが)。
 ちなみにヴァン・ダムさん、地元紙に「断ってる場合か!」と怒られてましたね・・・。
 えーっと、あたしの目当てはジェット・リーの美しいアクションです。

  エクスペンダブルス2.jpg 結果は、「でした」。

 エクスペンダブルズは金次第で何でもやる傭兵軍団。 その名も「使い捨て・消耗品」。
 リーダーのロス(シルヴェスタ・スタローン)は昔の傭兵仲間(アーノルド・シュワルツェネガー)に競り勝ち、チャーチと名乗る男(ブルース・ウィリス)から仕事を得る。
 いやー、この三者会談はなかなか味がありました。 言ってる台詞がご本人たちへのジョークに完全になってるし。 しかしエクスペンダブルズ同士の会話は、まったく中身がない・・・それが男同士ってことなのか。
 さて映画ですが、とりあえずストーリーは特にありません! 絵にかいたような独裁者とか、とってつけたような悪役とか、それっぽさにはあふれているがよく考えたらおかしな話ばかりで・・・でもそんなことは考えちゃいけない!
 楽しみなのはアクションなのだから。
 けれど・・・あれ?、なのだ。 あのー、あまり細かくカット割られてはせっかくのアクションが楽しめないんですが・・・。 あのー、ジェット・リーをもっと使ってくれませんかね(でもやたらと金が必要だと言い続けるヤンというキャラはだんだん憎めないのですが前半はちょっとばかにされてる気にもなるけど)。 ジェイソン・ステイサムは『トランスポーター』とどこ違うんでしょう。 なんだ、ミッキー・ロークは実戦メンバーじゃないんだ〜。
 肉体派アクションじゃなかったのかよ〜、なんでこんなに銃・火器類が使われてんだよ〜。 わー、敵が容赦なく死んでますねぇ。

  エクスペンダブルス5.jpg スタローンが身体を張って印象的なのはここだけ。
 ストーリーにはまったく期待してないからいいんだけど、アクションが期待にこたえてくれないとはいかに? 銃や爆薬を使ったアクションならば別に彼らじゃなくてもいいのでは? むむむ、不完全燃焼・・・。
 まぁあたしはアクション映画に造詣や愛着が深いわけでもないし、格闘技に詳しいわけでもないので「わかるひとにはわかる」のかもしれないけど、なんかまったく新しいものか無骨なまでにまっすぐなものを見せてくれるのかなと思ったので、そのどっちでもなかったというのがちょっと残念。 ただスタローンとミッキー・ロークの仲良しぶり(?)とか、スタローンとジェイソン・ステイサムのコンビとしての相性のよさとか、まぁコメディもやれるよのジェット・リーとか、やっぱりこれ一作で終わるのはもったいないキャラクターはできてるんだよなぁ。

  エクスペンダブルス1.jpg 見せ場はあるけど物足りない。
 シリーズ化するなら次はもうちょっと話を練っていただければ。
 ただなんとエンドロール、途中から日本語の歌に変わったのである! びっくり!
 しかしなんというか・・・いつの歌だこれは、現役で音楽やってる人の歌じゃないなー、と感じて・・・てっきりあたしは歌っているのは石橋凌だと思い込んだのであった(確か昔バンドやってたと聞いたことがあるので、てっきりこの映画の趣旨に賛同して再結成とかしたのかな〜、と)。 そういう事情(ブランクありの音楽活動復活)じゃ仕方ないな、と納得しかけてたら、テロップが長渕剛だと教えてくれた。
 ・・・マジですか。
 現役ミュージシャンかよ! それじゃOKだせねぇな!
 帰り際、「なんで長渕・・・」と呆然としていた人が結構いた。 多分その気持ちは、みんな一緒だ!

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 01:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする