2010年11月30日

刑事ヴァランダー・白夜の戦慄2

 BBCのヴァランダー警部シリーズが帰ってきた!、ということで第二弾三作。

  ヴァランダー2.JPG 今月の目玉です、一応。

殺人者の顔/FACELESS KILLERS
 オリジナルの一作目を4作目に持ってくるという荒業ですが、ドラマはドラマで独自の時間軸と世界観を構成した、と思う。 スウェーデン版のドラマの改変ぶり(特にヴァランダー警部の女関係)を考えれば、原作の本質を大事にしてるのはこっちのほうなのかな、と感じる。
 スウェーデンの空気を映し撮った風景にわくわくするし。
 イースタ郊外の農家で老夫婦が惨殺され、金を奪われていた。 いったい誰がこんな残忍なことを? 事件自体は原作にかなり忠実(記憶力抜群の銀行員さんが出てこないのが残念)。 「何故このような恐ろしい犯罪が起こるのか、新しい時代の犯罪に警察組織は従来のままで対応できるのか」という原作での大事な問いかけはドラマ版一話『目くらましの道』に転用されているので、ここでは「誰しもの中にある『外国人』というものに対する少なからぬ偏見・恐怖」がクローズアップ。 『リガの犬たち』と『白い雌ライオン』のドラマ化を潔く諦めたらしく、その二つの事件がヴァランダーに与える衝撃をうまくこの話の中に組み込んでますよ!


笑う男/THE MAN WHO SMILED
 というわけで傷心(というかPTSDで神経症的症状)のヴァランダー警部のもとを父親の不審な死を調べてほしいと旧友が訪れるところからスタート。
 そんなにも彼の心の動きを細かな描写で積み重ねてて大丈夫なのか、時間が足りるのか!、とハラハラするほど丁寧にヴァランダーの再起動過程を描いていく。
 多少事件の筋書きは飛ばしてもそっちに重点を置くことで見る側は完全にヴァランダーの気持ちに寄り添ってしまうのよね〜。
 確信的証拠をすっ飛ばしても勘で犯人ににじりよる姿勢はミステリとしてはちょっと邪道ではあるものの、90分という時間では致し方ないかも。 スウェーデン社会の闇もちょっと弱いかな、『ミレニアム』シリーズに比べると(原作の書かれた時代のせいかもしれないけど、ドラマの設定は現代に置き換えられています)。
 “笑う男”の不気味さよりも“刑事として生きた男たち”のほうが印象的な話になっていた。

  ヴァランダー.jpg 誰よりも苦悩するのは彼ですが。


五番目の女/THE FIFTH WOMAN
 意図的連続殺人、という意味ではいちばん海外ミステリ的だが、『笑う男』とはまた別の意味でお悩みヴァランダー度が高い! そしてドラマの流れも原作ともまた合流(ただ壮大になる原作のプロローグはカットになってしまうのは仕方ないのか)。 ちゃんと「残酷な殺し」をそれなりに再現してるのがさすがBBC!
 でも展開早い・・・。
 惚れっぽいヴァランダーさん、今回もある女性にふらっとしてますが、でもそれ以上には踏み込まないのでよろしい。 それよりもニーベリがフーグルンドと付き合っているのか?!的展開に驚愕! いや、ドラマのニーベリはほんといいやつなので(原作のニーベリもいいやつだが、癇癪持ち的気質もまた面白いんだけどそれはドラマには引き継がれず)。
 これではヴァランダーの喪失感を犯人への共感にしちゃった流れが強引だが・・・これも90分のせい?
 けれど、ケネス・ブラナーがこんなに力を入れて「普通のおっさん」(実際は普通ではないが)をやってるの、他にはないような気がする・・・それだけで、なんだかこのシリーズの格調があがる、と思う。
 今回の3作品は全部原作の日本語訳刊行済みなので、どこがどう変わりどこが変わっていないのかを確認することができてその作業(?)も楽しかった。
 あぁ、原作の続きも読みたい。
 スコーネ地方、素敵だなぁ、としみじみ思うドラマ版。
 オープニングの音楽もすごく雰囲気あるんだけど、エンドロールがいつも早いので読み取れなかった。 今回はコマ送りで見ましたとも。
 音楽をエミリー・ベイカー&なんとかピップスさんが担当とあったので、そこから検索したら“Emily Barker The Red Clay Halo”というバンドがあり、そのアルバムの中に“Nostalgia (Main Theme For Wallander)” という曲を発見!
 これだ!
 アルバム、探します。

ラベル:ドラマ
posted by かしこん at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | WOWOW・CATV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月29日

アルバムはいつも大人買い

 自分が「いいなぁ」と思ったアーティストが売れるのはうれしいものです。
 たとえば、最近ならばUKニューカマーのhurtsとか。 でも、日本盤が出るのが遅すぎるんです・・・音楽不況のせいなんでしょうけど、輸入盤から火がついたやつを何カ月も遅れて日本盤出すのやめてくれないですかね(それでもhurtsは早いほうだが)。 いいなぁと思ったときに買いたいのですよ、ボーナストラックつけられても改めて日本盤も買う余裕はあたしにはない!
 が、近頃は幸か不幸かCDショップにも行ってる時間のない日々が続き、気づけば日本盤で出てくれてるので大人買い。

   Taylar Swift Speak Now.jpg Speak Now/Taylar Swift
 旬のテイラー・スウィフトでさえ2週間強遅れる・・・日本のレコード会社は洋楽を売る気あるのか?(まぁ本国との契約の問題もあるのでしょうが、それでも前作よりインターバルが短くなってるだけまし?)
 前作がカントリーであるかどうかよくわからなかったのですが(でもライヴではかなりカントリー寄りのアレンジでやっていたので納得したけど)、今作はさらにポップな感じに・・・中には「これ、アヴリル・ラヴィーンやベッカが歌ってもいいんじゃない?」というロックチューンもあり。
 この若さでこのソングライティング力、すごいです。 カントリーというジャンルの裾野の広さをしみじみと感じる。 よく、「アメリカのカントリーは日本でいう演歌」と説明されたりするけれど、違うわ。 あくまで歌謡曲というカテゴリーだと思う。

   ジャミロクワイ7.jpg rock dust light star/Jamiroquai
 さすがにジャミロは同時発売かな。 しかも日本盤は「収録楽曲数世界bP!」、売れるってわかってると態度違いますね(まぁ、ジェイ・ケイは日本に好意的だし)。
 前作から5年だそうですが、そんなに長く待たされた感じもしない・・・一曲目から確かにジャミロクワイです。 でもジェイ・ケイ、ヴォーカルトレーニング怠ってんじゃないの?、と言いたくなるヴォーカルのインパクトの弱さに悲しくなり、前作“DYNAMITE”を聴いてみたけど同じくらいだった・・・。
 “ヴァーチャル・インサニティ”のイメージが強すぎるのでしょうか?
 リピートでかけたら一日そのままでも大丈夫、な感じはさすがです。

   ジェイムスブラント.jpg SOME KIND OF TROUBLE/JAMES BLUNT
 “You're Beautiful”の呪縛から解放された快作!、と評判のこれ、あたしはファーストシングルの“STAY THE NIGHT”の軽快さにひかれて買ってみた。
 ハスキーヴォイスの方、好きです。
 でも改めてアルバム通して聴いてみると、ポップなのに癒し、癒しなのにどこか虚無的なものが漂い、一見無邪気なように見えながら実は腹をくくった開き直りのようなものを感じる。 流して聴ける爽快さを持ちながら、かなり骨太な一枚である。
 かっこいい。 “You're Beautiful”の大ヒットのことなんて忘れます。
 これもリピートでずっと聴いてしまうなぁ。

   デヴィッドアーチュレッタ2.jpg THE OTHER SIDE OF DOWN/DAVID ARCHULETA
 え、もうセカンドアルバムですか!、と驚いちゃったよ。 しかしアメリカンアイドル出身はコンスタントに新作を出さねばならないのだろう、まして彼は若いのだから。
 驚いたのはもうひとつ、「え、声変わりした?」。 そんなわけはない、さすがに19歳なんだから。 でもなんというか、歌い方? 前作よりもしかしたらのびのび歌っているのかな?
 そしてこれってもしかしてクリスチャンアルバムですか?、と思ってしまうほど、彼の歌声には讃美歌的な響きというか・・・こういうととても安っぽいんですが、「天使の歌声」と呼ばれる意味がわかるなぁ、と思ったり。
 今回買った4枚はどれもあたりでした!(いや、基本あたしはハズレ少ないけど)
 とはいえ、聴いているとまた寝る時間がどんどん遅くなる罠・・・。

ラベル:洋楽
posted by かしこん at 02:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Music! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月28日

乱鴉の饗宴<氷と炎の歌4>/ジョージ・R・R・マーティン

 うわーん、読んじゃったよ! こんなに早く読み終わるつもりはなかったのに!
 それもこれも、誰かが上巻に予約を入れたからである! 延滞できずに二週間で返さなければならなくなって、つまり上巻を二週間で読まなければならなくなったのである。 すごいプレッシャー。 が、読み始めて早々に違和感。
 はっ、訳者が変わってる!
 なんでも前任の訳者岡部氏はご高齢のため、このシリーズを訳すのにもう疲れたそうである。 気持ちは、わかる。 読者として読むだけでもぐったりのこのシリーズ、訳すのにはさらに体力・気力が必要だろう。

    乱鴉の饗宴上.jpg乱鴉の饗宴下.jpg ハードカバー、重い。

 で、新訳者の酒井氏はどう引き継いだのかと言えば、原著者の意向を優先してオーディオブックの発音を採用したため登場人物の名前が一変し、「これ、誰?」なこと続出。 これまではヨーロッパ全般っぽいネーミングだったのが、いきなり英語チックになった・・・「これ=誰」という対訳一覧がほしい。 
 いちばん影響が大きいのが、ジェイム・ラニスターがジェイミー・ラニスターになったこと。 なんか子供っぽい? キャラ性格すら変更しかねない名前になったじゃないか(しかもサーセイのほうが妹だと思っていたら、この巻から彼女のほうが姉だと判明)。
 更にあたしの応援する女騎士ブリエンヌはブライエニーになっており、ますます誰?
 他にも「こんな名前だった?」というのが多々あり、ただでさえ多い登場人物をまた覚えなおしか! そんな名称変更は人名だけではなく土地の名前や役職やらにも広範囲に及ぶのであるが(たとえば夜警団<ナイツウォッチ> → 冥府の守人<ナイツウォッチ>とか)・・・ここまで変えて大丈夫なのか? 熱心なファンから怒られはしなかったのかと心配になる。
 そのせいもあるだろうか、それともこの物語の世界観に慣れてしまったのか、もう何が起こっても驚かなくなっている自分がいる・・・結構恐ろしい。
 第4部で初めてサーセイ・ラニスターが視点人物になるが、彼女の気持ちがわかっても同情などは生まれないのであった(むしろ視点人物になるということは王や実質トップではないという意味なので、彼女がしがみつく権力の座から引きずり降ろされるのは間もないことだとわかるし)。 というか、さすがジョフリー(ジェフリー)はあんたの息子だったよ、と納得であった。 まぁ彼女も望まぬ結婚を強いられたりラニスターという家に犠牲になった一人ではあるのだが、途中でいくらでも引き返すこともできたのにそうしなかったのだから因果応報という感じである(むしろ愚かで哀れだなぁ、という気持ちが強いですよ。 でも近くにこんな人いたらヤダ)。
 おまけに愛してくれてた弟の心を無残にも踏みにじっておきながらまだその愛情を期待し続けるとは・・・ほんとにバカだこの人は。
 途中で気付いてよかったね、ジェイム! じゃなかったジェイミー!
 しかし、第3部から半分くらい出てこない人がいる・・・著者あとがきにもあったが、この続きは第5部だそうである・・・いつ出るんだろう。
 あぁ、これであたしも、このシリーズを待つ人々に加わったわけだ。

ラベル:ファンタジー
posted by かしこん at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月27日

フェアウェル さらば、哀しみのスパイ/L'AFFAIRE FAREWELL

 実話物に弱いあたし、特に現代史となると「是非!」ととびつくのはほんとによく知らないので、とっかかりとなるきっかけがほしいから。 あー、『バーダー・マインホフ』なんで上映中止になったんだろうか・・・早くWOWOWやって〜。
 20世紀最大のスパイ事件“フェアウェル事件”だそうですが知らず・・・それがソ連崩壊のきっかけなそうな。 1980年代始め頃の話。
 冒頭、凍てついた雪原が映る。 美しさよりも厳しさが先に立つ、それがつまりソビエトそのものであるかのように。

  フェアウェル3.jpg この背景、どこですか?

 グリゴリエフ大佐(エミール・クストリッツァ)は自分の立場で知りうる機密情報を西側に流すことに決め、あるフランス人エンジニア・ピエール(ギョーム・カネ)を連絡役として狙いを定める。 何故KGB幹部がスパイとなって祖国を裏切るのか? それは国を愛するが故、息子をはじめとした若者たちに自分の生まれた国で自由を感じてほしいからだった(大佐はフランス側から再三「亡命すべきだ」と乞われているがいつも断っていた)。

  フェアウェル1.jpg 右:大佐  左:ピエール
 エミール・クストリッツァって、『ウェディングベルを鳴らせ!』とかの監督ですよね・・・役者もやってたんですか、それとも今回くどき落とされたんですか?
 しかしそれも納得の風貌。 もう見た目で説得力抜群! はじめのほうは「もしかして、ちょっと棒読み?」と危惧しましたがどうしてどうして、繊細な演技を次々繰り出して最後まで! かっこよすぎだ!
 が、映画のほうは残念ながら大佐の存在感にのっかりすぎというか、主役が彼じゃなかったらここまで見られるものだったかどうか心配になる出来というか・・・かなしいかな、「なんか普通」でした。 重厚なつくりではあるんですけどね。
 もったいないな・・・ここまでの題材なのに(でも彼を主役に据えたことに価値があるからいいのか)。 ギョーム・カネってこんなんだっけ?、とピエールのどんくささ振りにイライラさせられましたがもともと素人なのだから仕方ないんだけど、それでも海外赴任先がよりにもよってソ連だということにもうちょっと緊張感を持ってほしい、と思った(後半、持たざるを得なくなりますが)。

  フェアウェル6.jpg 非常に微笑ましくいいシーンでしたが・・・目立つことをすると憲兵に呼び止められます。

 が、大佐とピエールの立場を超えた友情、大佐と息子との関係という二点に絞れば非常にいいシーンあり! ただ女性が誰ひとり役立たずだってのがかなしい・・・。
 息子がほしがってたのがウォークマンでクイーンを聴く、というのが時代です。 ちなみに息子がしてる時計はGショックっぽかったんだけど・・・あの頃から海外物ありだったの? 日本製品は共産圏の憧れだったのか。
 ほんのちょっとしか描かれないけど、世界に散らばる“名もなきスパイたち”の最期もまた悲しい・・・スパイとはそういうものということか。
 ただ・・・80年代って今に比べたら平和だったよなぁ、って思ってたんだけど、冷戦時代まっただ中で実は全然平和じゃなかったんですね・・・(あたしがただ子供で何も知らなかっただけだということでした)。 そしてこの映画から受ける印象ではレーガンはなんだかイヤな奴だし(スターウォーズ計画ってハッタリだったのかい!)、ミッテランはどうも姑息だし、ゴルバチョフはちょっと臆病。 勿論それは一面的なものだとわかっているけど、そういう時代の人々もこうやって映画の中で語られるようになってきたということに時間の流れを感じますなぁ。

  フェアウェル4.jpg フランス映画ですが・・・ウィレム・デフォー出ました! CIA長官でしたよ、めちゃびっくり!

 ただ、その時代を生きる普通の人々(たとえばピエールの妻とか)にはやはりそんな危機感はなく、それはいつの時代にも共通してしまう感覚なんだろうなぁ。 
 それに当時のソ連内部はそれなりに平穏というか(ちょっと逸脱しているような者はすぐに排除される雰囲気はあるが)、理想の実践を信じていたみたいだし。
 だがソ連の科学技術は自国開発のためにかかる時間と資金を節約するため、世界各国にスパイ情報網をつくり、そこから得たものを利用してるだけにすぎない。
 このままではソ連の基礎化学など張り子の虎、この先の国家の発展など望めないというのが大佐の「裏切り」の動機でしたが・・・なんかそんな国、今もあるのでは。
 内部から良心が目覚めるだけ、ソ連はまだましなのでは?(だがその後のロシアはそんな先人の勇気と努力を活かしているのか−日本も人のこと言えないけど)
 ふと、思う。 北朝鮮や中国もいつかこういう形で崩壊するのだろうか。
 そしてあたしはそれを目撃することができるだろうか。
 結局一人で貧乏籤をひかされる(もしくは責任を押しつけられる)大佐の生き方は、それでもやっぱり祖国にとっては裏切り者なのだろうか。
 かなしい、とても、かなしい。
 上映後「よくわからなかったよ」と言っている観客がいて、どうやら入り乱れる組織名と誰がどこの所属なのかがわかりにくかったらしい。 え、あたしはまったく問題なしでしたが・・・それもこれも、長年『エロイカより愛をこめて』の愛読者であるおかげです。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月26日

2010年秋ドラマ見始め その2

 えっと、見ている地上波ドラマのつづきです。

医龍3
 なんでエンケンさんまで金髪なの?! 阿部サダヲとかぶるじゃん!
 あと、岸部一徳さんキモすぎます・・・。 まだ3話ぐらいまでしか見てないのでそれしか感想が出てきません・・・。
 海外含めて医療ドラマ乱立の今、このレベルでは対抗は難しいかと。 『医龍』のブランドイメージ下がっちゃいましたね。 役者は濃くていいんだけどな。

検事・鬼島平八郎
 テレ朝刑事ドラマのコネと浜ちゃんの個人的なつながり全部引っ張ってきたようなキャスティング・・・と思ったのはあたしだけ? 西村雅彦、なんでその年でヒラ巡査? 濱田岳くん面白すぎ。 そして大爆笑なのは、弁護士バッジをつけたたけちゃんがまったく弁護士に見えないことだ(むしろ『アウトレイジ』以上にヤクザだった)。
 えっと、これもまだ3話ぐらいでして・・・(比較的オンタイムで見てるのは『モリのアサガオ』ぐらいなので、だいたい他は2・3話周辺です)。
 連続モノにしつつ単発事件をからませ、やたらキャストを豪華にする気概は買うけど、がんばってる検察官と不正方向にがんばってる検察官の対比はタイムリーだけど、なんだかかなしくなりますね・・・。

SPEC
 『ケイゾク』の続編として最初発表されたけどあまりにコアなファンの方々の反対にあったのか宣伝からこのコピーは消えましたね。 そしてむしろ話的にはかなり『トリック』に寄っちゃってるような・・・。 加瀬亮、連続ドラマはやっぱり大変だったって言っていたのに、こんなに早く戻ってくるとは〜。

  スペック.jpg オフィシャル画像これしか拾えない〜。
 第一話は上川隆也をゲストに迎えておきながらあまりのグズグズ度に倒れそうになった(かつて『ケイゾク』のときはえらくスタイリッシュに見えたものだが、それが今となってはこんなにダサいか、と)。 小ネタも三木聡的なものが普通になってしまったので小手先のものに思えたり(このへんは好みの問題ですが)、なにより神木龍之介を出しておけば意味不明的な部分も納得してもらえるだろ的な使い方にはちょっとがっかり。
 でも二話目からはちょっと持ち直して安心したけど・・・これまた「国家の陰謀」がバックにありそうですなぁ。 露骨な政権批判は結構楽しいですが。
 安田顕さんの気持ち悪さも相まって、これもキャスティングに助けられてるドラマだと思う。 でも戸田恵理香の役は中谷美紀のよりかわいげがないな〜(多分それは“ニノマエ”との確執に起因してるんでしょうけどね)。
 でも、これってある意味、『七瀬ふたたび』の逆の立場ってこととも言えるわけで・・・気持ちがわかればどっちにも肩入れしたくなるのだろうなぁ。
 桃太郎くんかどうかはわかんないけど、生瀬にもちょこっと出てほしいかなぁ。

秘密
 映画やってから結構時間がたつのか〜。 連ドラにすることで、事故被害者遺族側のほうも力を入れて描くのかな、と思った。
 志田未来、作品に恵まれる人ですね(ときどきどきっとさせられて、この人も末恐ろしい女優かも、と思った)。 
 それにしても「二人だけの秘密」と言いながら隙が甘いよ!

  秘密2.jpg まぁ、佐々木蔵之介のキュートさを十分に堪能できますけど〜。
 これまた好きな役者さん多いのでうれしい。
 それにしても直子の切り替えの早さというかなんというか・・・こわい。
 東野圭吾は女嫌いなんじゃないかなぁ、やっぱり。

蒼穹の昴
 浅田次郎の原作を日中共同制作、この時期に放送とはなんかタイミングがよろしくないですな〜。 NHKは中国にパイプをお持ちのようだが、それはあくまで文化レベルなのかそれともこういうことをうまくやるために中国共産党にもご機嫌伺いをしているのか。 海保のビデオを流出前につかんでいたが放送しなかったと聞いて、余計その疑念が深まるんですけど。
 ならば何故見るのかといえば、田中裕子が西太后をやっているからである(これにも裏の意味を取ろうと思えば取れるが、きりがないのでもうやめよう)。
 口の動きと台詞が合っていないということは、現場では中国語で演じてたということだよな・・・すごいなー。
 『さらば、わが愛〜覇王別姫』にかつて感銘を受けて以来京劇が出てくると弱いのであるが、一応ビルディングロマンスと思っていていいのだろうか。
 でもこのシリーズ、原作上ではまだ続いてますよね・・・どこまでやる気なのかなぁ。

ラベル:ドラマ
posted by かしこん at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月25日

2010年秋ドラマ見始め その1

 今シーズンのドラマ、だいたい何を見るか確定!

モリのアサガオ
 タイムリーな企画と豪華キャストが期待大。 ARATAが「僕、最近犯罪者の役が多いんですよね」と言っていたがこれもですか・・・でも単純アホな犯罪者ではないからいいんじゃない?

  モリのアサガオ.jpg というかARATAに普通の役を求めないよね。
 加害者、被害者遺族、刑務官、マスコミなどなど、回を追うごとに様々な立場の人たちが登場するのも良心的。 特殊な世界で何も知らない新人が主人公の場合、イライラさせられたりすることも多いのだけれど伊藤淳史くんはバカではない素朴な実直さを表現しているのでそれもよいかと(でも新聞記者麻美・香椎由宇を「彼女」と紹介されたのにはビビった。 ただの幼馴染とかでそういう関係ではないと勝手に思っていたので・・・)。
 相変わらず塩見さんはかっこいいなぁ!
 そして柄本明はここでは邪悪さ爆発だ! 舞台出身の方々が死刑囚として人間の醜さと弱さを体現してくれているのはさすがだなぁ。 企画もだけど、このキャスティングは素晴らしい。 やるじゃん、テレ東!


ギルティ〜悪魔に魂を売った女
 その玉木宏の髪型はなんとかならんのか・・・と思ったが、やり過ぎの唐沢寿明に比べたらまだましかも(いや、千秋先輩とか他のキャラとの違いを出すためだと思いますけどね。 唐沢寿明も舞台でやってることをテレビに持ち込んだだけですが)。
 モロ師岡をこういう役で使うのもいいなぁ〜。
 これまたいろんな人たちの思惑が様々に絡み合う話ですが・・・ただわからないのは野上芽衣子(菅野美穂)があれだけの計画を実行に移しながら自分が途中で反撃される可能性を考えないのか?、ということ。 自分の身は自分で守れるくらいのことしないと(合気道習っとくとか)。 しかし、「陰謀ネタ」のドラマは昔からあったけど、最近とみに多い気がする・・・それも権力や国家が黒幕ってやつ。
 これもご時世?
 吉田鋼太郎さん、テレビドラマでこれだけキーパーソンの役って珍しいかも。 
 でもオープニングの「罪悪感を覚えるのは人間だけ〜」のモノローグ、いちばんかっこよかったのはこの人です! さすがシェイクスピア俳優!


相棒 Season9
 シーズン9ですよ、びっくりですね。 土ワイ時代から数えるともう10年とか・・・。
 亀山くん大好きの妹がしみじみ、「なんか亀がいなくても違和感なくなってきた」と呟いており、ミッチーがんばったね!、とその苦労をねぎらいたくなる。 まぁ、でも、携帯電話で右京さんが「僕です」と名乗るのは亀ちゃんだけですから、全国には亀山ファンであるが故に彼がいなくなったあとの『相棒』を否定される向きもおられるようですが、そういうディテールの積み重ねこそを視聴者は大事にしていかねばならないのでは、と思います。

  相棒9−2.jpg それもまた、チームワーク。
 米沢さんが普通に花の里で飲んでいたり、捜査一課相手にちょっと強気に出ていたり、芹沢くんのボケが明らかに意図的なものになってきたりとレギュラーの関係性もそれなりに変化を見せており、そういう楽しみも期待したい。
 ただあたしは社会派テーマよりも本格古典ミステリへのオマージュっぽい話が好きなので、そっちもお願いします(次の劇場版も「でかい話」っぽいからなぁ)。
 ちなみに最近、この前の『9係』の最終回見ましたが・・・事件が『相棒』化しているぞ、とちょっと感じました。
 テレ朝の刑事ドラマはこのままではすべて『相棒』の影響下だぞ!


黄金の豚
 『ハケンの品格』キャスト再び(とはいえ篠原涼子と大泉さんだけか)。 確かにこのコンビは面白いが、篠原涼子のキャラがあまりにつくられ過ぎというか、知識や教育はないが野生の勘だけは抜群みたいな役だといつも同じに見えちゃって・・・なんかキムタクみたくなってませんか?
 やっと年相応の役の岡田将生、『オカンの嫁入り』とは180°違うエリートの桐谷健太、老け具合が板に付いてきちゃった生瀬勝久、やっと浮世離れしてないもたいまさこと大変素敵なキャスティングが揃っているのに、主人公は元詐欺師というトンデモ設定のために現実味ゼロだよ・・・(『ハケンの品格』のときは同じくリアリティなしでも社会的弱者の派遣社員という立場が共感を呼んだんだが)。
 「金返せ!」と言われても・・・あなたこそ詐欺した相手にお金返しなさいよ、になってしまうのですが。 終盤に向けて改心していくんでしょうけど、でももともと好きで始めたわけじゃない、追いつめられて・・・みたいな感じだからこのままかもしれないな〜。

ラベル:ドラマ
posted by かしこん at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ・テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

またしても怒りにまかせて言いたい放題の夜

 へー、今日になって「政府対策本部を設置」ですか、“「許しがたい蛮行」と北を非難”、ですか。
 ふーん、それって昨日の出来事だけどな・・・政治家は24時間オンタイムだと思ってたけど民主党員は日曜祝日はきっちりお休みになるみたいですな(アメリカは昨日というか深夜のうちに声明出してますけど〜)。 それでも民主党にしては動きが早いほうだと褒めてあげればいいわけですか? たとえどんな場合においても野党のほうが動きが早いのはいなめないんですけどね(おまけに仮にも総理大臣が「報道で知った」って言っちゃうのはどうなんだ・・・危機管理的情報網、まだ構築してないのか! 何日か前の世論調査で77歳のジジイが「もうちょっと様子を見てあげたら」なんて言ってたが、老い先短い故に時間の感覚がおかしくなってるあんたと違ってまだ多少若いこっちには危機感がリアルに感じられるんだよ!)。
 おまけに北朝鮮にはさっさと非難できるわけね・・・なんで中国には言えないのかねぇ(しかも北朝鮮が攻撃した先は韓国、中国が攻撃してきた先は日本なのに)。
 きみらにとって日本より韓国のほうが大事なのかい。
 ふーん、そうなんだ。
 海保の船がぶつけられたときは「冷静に」って言ってたくせに、一応関係ない外国同士のぶつかり合いについてなんでそんなに必死になってるの?
 そりゃこっちにかかる火の粉は振り払わねばならないが、それこそ「冷静に対処」すべきことなんじゃないの? 韓国に協力するなら竹島カードを切らせるとか、在日韓国人を引き取らせるとか、なんかしたらどうよ。
 しかし実際は韓国のほうが今回冷静だ・・・他国に隙を与えないことは勿論だが、これが北朝鮮の内部統制のとれてなさだと、近々訪れるであろう崩壊の足音だと思っているのではないか? だったら確かに焦る必要はない。 この先に思いをはせるだけだ。
 なのに日本ときたらどうよ。 素人のあたしが思いつくことを思いついているようには見えず、そう思っているのかもしれないがそれに準じた対応が出てきませんよ。
 おまけに党首会談をずっと断ってきたくせに今更「与野党協力を」かい。
 要は「自分たちじゃわからないので前与党の方々教えてください」なんでしょ。
 なのにこれで官房長官の問責問題が棚上げになったからと「神風だ」とよろこぶヤカラ・・・死ね。
 神風とはそんなにたやすく使っていい言葉ではない!
 どこに元寇ほどの間近な脅威が迫っている! 困ってたけど助かっちゃった〜、的低レベルに引用するな!
 そんなんだから民主党員は日本人じゃないといわれるのだ・・・発想が日本人的じゃなさすぎるからな! なんでこんな恥知らずばっかり議員にいるんだ!
 おのれ、前回の衆院選に、更に言うならこの前の参院選でも民主に投票したやつ、そしてそのことを今になって恥じているやつは責任を取れ! 次の選挙で絶対に民主に入れるな! それが有権者としてのまっとうな責任の取り方だぞ!
 というか、こういう状況だからこそ危機管理担当が現官房長官ってことが問題だと思うのはあたしだけか? 問責は棚上げにしても、責任者変えてくれよ。 もしくは超党派で事に当たるというのなら石破さんを責任者にするとかだなぁ。
 しかもこの事態になって「朝鮮高校無償化停止」ですか・・・。
 こういう事態でも起きないとわからないのか・・・というよりも、どういう事態まで想定して無償化を決めたのかまずはそれを公表してもらいたいんだけどね(無償化を決めたという有識者会議とやらは誰が出席したかも不明なんだけど・・・そもそもそんな会議あったのか?、という疑惑もわくけど)。
 反対派はこういう事態だけじゃなくさまざまなことを踏まえて反対しているわけで(というかあたし個人は高校無償化自体反対です)、逆にこんなことで停止になるとはその判断過程も信用できないわけです(また「廃止」じゃないあたりむかつく)。
 ほんとにぐだぐだというか場当たりというか泥縄というか・・・。
 あなたたちに似合いの言葉を贈るよ。
 無能! ど素人! 早く解散しろ!
 あなたたちにできることはもうそれだけですよ。
 しかも空気を読まないことに、二日前「外国人参政権、努力する」って公明党の代表が韓国の大統領に約束してきちゃったらしいですね。
 在外国韓国人は韓国での選挙権を行使できるようになるんじゃないの?(この前、模擬選挙してたじゃん。 まぁ、その分今まで免除されてた兵役も課されるらしいですがね) 二重に選挙権を与える必要がどこにある!
 それにあえて言うが、在日外国人は中国人が圧倒的に多いのだぞ。
 中国と韓国の利害が対立したとき、日本ですらも韓国は中国に駆逐されることにもなるけどそれでもいいのかな?
 だが、日本人としてはどっちもお断りだ!
 公明党はそんなことしてるからそこの支持母体の名誉会長は朝鮮人だなどと噂を流されるのだぞ(その噂の真偽は知らん。 仮に真実だとしたらそれはそれで許しがたい事態だと思うけどな。 宗教団体のトップが他国の工作員 → 信者は結局スパイとして働かされる、ということだから)。
 12月5日に神戸でデモがあるらしいな! 見に行っちゃうぞ! 
 場合によっては参加しちゃうぞ!!!

posted by かしこん at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月24日

革手袋、デビュー!!

 行くのはとても危険な店ATAOであるが、手袋はほしかったので閉店時間ぎりぎりに滑り込む。 前にサンプルを見せてもらったとき、手触りがやわらか・なめらかでよかったのよねぇ。

  アタオ手袋.JPG 黒・茶・青・アイボリー・赤の全五色。
    光の加減でピンクがかって見えますが、アイボリーです。

 が、実は色をまだ絞り込んでいなかったの。 最初は青(ピーコックブルー)にひかれていたが、モード度がいちばん高いのがこの青である。 冬にちゃんとコートを着ないあたしには、さらにファッションのカジュアル化が著しいあたしにはこの青が浮いてしまう。 おまけにコート代わりの上着としてはおるもの・マフラー類やカバンの色合いを考えると、むしろ青より緑がほしいのでは・・・と気付く。
 でも緑の手袋って『緑衣の鬼』(by江戸川乱歩)のイメージだわ。
 というわけでオレンジっぽい赤かピンクがかったアイボリーのどちらかということに(だって黒やブラウンならばどこでもありそうなんだもの)。
 アイボリーは万能である、どんな服にも合う。 しかし汚れたら目立ちそう・・・。
 どうせならばやはり、インパクトのあるさし色を選ぶべきか?
 決定! 赤で!(お店的には「ソフラン」という色の名前らしい)
 そしたら在庫が全部出てきた。 一個一個職人さんの手縫いなので大きさが微妙に違うらしく、全部はめてみて自分に合うのを選んでください、とのこと。 革は伸びるので最初は少しぐらいきつめのほうがいいかも、という話なれど、二番目に手に取ったやつがするりと手にはまる。 勿論きつめに感じるところもあるのだが、なんかすごく、自然です。
 これってあたしのため、みたいな。
 わーい、とそれを選んでお支払い。
 これにて革手袋デビュー!

 が、家に帰ってきたらCOACHからクリスマスカタログが届いており・・・例年よりもグローブの種類とカラーバリエーション増やしましたみたいな主張が見え隠れ・・・残念、一歩遅かったね(しかも値段はATAOの倍以上だ・・・)。 
 でも緑っぽい色があったら見てみたいなぁ。 と、まったく懲りていないあたしなのだった。

ラベル:革小物
posted by かしこん at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月23日

パーソナルスペースとパブリックスペース

 朝、会社に行くと、文字通り仕事が山積みである。
 こ、これを今日中に終わらせないと明日が休みにならないということか・・・。
 最近映画館終わるの早いから(シネコンは別)、レディースデイがちょうど休みで今のうちにまとめて見ようと思っていたのに・・・もしくは家のHDDを消化するか。
 とにかく、絶対、終わらせてやる!、と意気込む。
 昼休み以外休憩も取らず、お茶を飲むのもお手洗いに行く時間も惜しんだ結果、19時半頃には任務完了! ばんざーい!
 実は本屋にも行きたかったので、ちょっとでも早く帰りたかったのだ。
 お先に失礼しまーす!、と雨の中走って、最寄りの地下からできるだけ地上に出ないですむ多少規模の大きめな本屋に行く。
 お目当ては、これだ。

   とりぱん10.jpg とりぱん 10/とりのなん子

 このまま帰るのもあれだなぁ、とふと見れば、タリーズコーヒーがガラガラである。
 ラッキー、とソファ席を取り、シーズン商品“ブルーベリークレムラテ”を注文。 ここのストロベリーラテは結構好きなのでそれに似てるのかなぁ、と思って一口飲めば、ブルーベリーの酸味がガツンと来て、ホイップクリームとの組み合わせも相まってエスプレッソの味がわからない。 後半その味は逆転していくんですけどね、うーん、これは大きいサイズで飲むのは途中で飽きるかも。

  タリーズホリデーカップ2.JPG ホリデーカップだよん。

 この前、オイスターバーのあとにも行ったけど、カップの絵がそのときと違ってる。
 そのときはサイズの違いが模様の違いだと思っていたけど、どうやら何種類もあるらしい。 なんかこういうの、集めたくなるな・・・(実際は集めたからってどうというわけではないのですが)。
 で、『とりぱん』読みつつにやにやしているあたしのうしろから、無視しきれない大きな声の会話が聞こえてくる。 あまりにすごい話をしていたので思わず聞いてしまったじゃないか。
 そのお客はおばさま方お二人で、一人が「大学(高校?)の同窓会で夫婦で来た人がいる」ということに大変ご立腹で。 その夫婦が同級生同士だったら問題にはならなかったのでしょうが、片方はその同窓会にはまったく関係のない方だったらしい。 つまり、最近は同窓会でヤバい関係になってしまう人がいたりするから、それを見張りというか牽制というかそういう意味だったのではないかという話。
 「だったら来なきゃいいのよ!」
 まぁ、でも定年退職したら妻の行く先々どこにもついていきたがる夫もいるといいますからねぇ、とあたしが思っていると、話し相手の方は予想外の会話に展開。
 「でもねぇ、思い出は思い出でそっとしておいた方がいいと思うのよ。 再会は新鮮かもしれないけど、結局それも最初だけだから」
 えっ! “同窓会不倫”アリ前提で話してますか!
 その後も続く会話に「なんかすごいな・・・」と動揺するあたしだが、お二人は通りがかりの人にも普通に聞こえる声の大きさで話しているので当たり前の会話なんだろうなぁ。 その後、お怒りの方が韓流スター大好きでジャニーズも大好きだということまでわかっちゃった。 ・・・ていうか、そういう人ほんとにいるんだ〜(あたしのまわりで韓国人俳優に夢中な人が誰もいないからさ・・・)、とびっくりする。
 そうか、こういう人がばんばんそっちにお金を落としているのか。
 だんだん聞こえてくるのが苦痛になってきたので本に集中することにするが、ふと横の二人組から含蓄のある言葉が飛び出す。
 「なんかねぇ、30すぎるとなんでも知ってると思われるのよねぇ」
 どうやら会社勤めの女性お二人のようである。 後輩がなんでもかんでも訊けばいいと思っている人らしく、その相手で自分の時間もとられるしいくら先輩だからってなんでも知ってるわけじゃないし、仕事の手続きや流れはその都度変化していくものだし、臨機応変というかどう判断するのかを自分で決めていくことが大事なんだけど、それを教えるのが難しい、という話をしていて、「うわーっ、なんかわかるわー」と思ってしまったり。
 30歳という線引き、なんかあるのよねぇ。 しみじみ。
 まぁ年齢に限らず新しく入ってきた人を指導するというのは大変ですが、若い人から「30代だから」という理由で色眼鏡(?)で見られるのはなんだかイヤなものです。
 がんばれ!、と心の中で声援を送り、またも『とりぱん』に没頭するが、店員さんの動きが後片付けモードに入っており、よく考えたらここは21時閉店なのだった。 あたしが来たの、もう20時過ぎてたもんね・・・そりゃ空いてるはずですわ。
 作者が夜店で買った二匹の金魚が(えさを調子よく食べすぎて)“巨大化”した、というところまで読んで、席を立つ。
 ううむ、聞かれても構わないから大きな声で喋るのだろうか。 それとも都会のカフェの座席の距離では普通の声で話していても聞こえてしまう。 これは聞こえない振りをするのが礼儀なのか、みんなお互いの話を聞いていませんというのが大都市の(お互い知らない者同士の集まりという)結果なのか。
 うむ、あたしは地方人の気持ちを捨てられない礼儀知らずだな〜。
 でも、一日働いただけでまた休みってうれしいなぁ、という開放感を大事にして、悩みすぎないことにして家に帰る。
 『とりぱん』の続きを読むのだ。

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2010年11月22日

七瀬ふたたび

 これまででいちばん七瀬らしい、と筒井康隆が芦名星を絶賛!、とチラシに書いてあったので気になって。 しかも脚本:伊藤和典・監督:小中和哉って日本の映像ファンタジーSF界B級の雄!じゃないですか(これ、褒めてるのか?)。
 たぶんダメなんだよなぁ、でもきっとキライにはなれないんだろうなぁ、とたまったポイントでタダ見した。

  七瀬ふたたび1.jpg その冷たげな美しさは買います。

 火田七瀬(芦名星)はテレパスであることを隠しひっそりと生きていようとしていたが、同じような特殊能力を持つ仲間たちと出会うことで能力者を排除しようとする組織に狙われる。
 しかしそんな緊迫したシーンでも、「きみら、どこから帰ってきた!」、といういつの時代かわからない派手服に身を包んで登場されたのにはビビりました(のちにモナコのカジノ帰りだとわかりますが・・・だとしても。 ファッションも安い、スタイリストつけてたらいいのに)。
 原作を読んだのは中学生ぐらいだったかもなので記憶が曖昧ですが、映画はわりと原作通りではあるけど時系列を変えてきた(『桜田門外ノ変』方式ですね)。 
 印象深い列車の場面も回想シーン。 七瀬はすでに仲間たちと出会っており、冒頭ですでに彼女は命を狙われている。 このあたり、原作既読が条件ですか?、というほど説明がなく(あとあと続く回想シーンで補足はされますが)、一見さん大丈夫か?

  七瀬ふたたび5.jpg この先、事故に遭う列車から降りた3人。

 なんとも実は豪華キャストで、自殺に見せかけられた殺人事件ではないかという疑いを持つ刑事が平泉成、署長が大杉漣、公安ですか?と思わせておきながら謎の組織の一員が吉田栄作という三者揃い踏みから映画はスタート。
 全然知らなかったので、このキャスティングにはニヤリでしたわ。 最初に死んでるのが池田成志で、組織の手先のあやしいやつが河原雅彦で、更に爆笑。 ただノリオ役の子が『JOKER』伊達さんの子供時代の子だったので驚愕し、やっと名前がわかりました。 今井悠貴くんというのね・・・『光とともに・・・』の子とは関係なかったのね。 しかし彼は売れっ子です。 このままいい役者の道を進んでほしいわ。
 テレパスが読み取る他人の思考が声や音ではなく映像や文字だったりするのがすっきり見せられてよかったかな。 若い女性に対して「桃」って妄想が出てきたり、『家族八景』も踏襲されていて、シリーズへの愛情を感じる。
 しかし本当に残念な低予算ぶり。
 河原雅彦の死にざまなど、『スキャナーズ』にも負けているのではないかというしょぼさ(実際に比較したらそうでもないのかもしれないんだけど、インパクトでは圧倒的に勝負になってない)。 七瀬が湖を渡るシーンなど頭をかかえてしまいたくなった。 あんな表現するくらいなら省略したほうがよかったよ・・・バビュンと瞬間移動しちゃうとかね。

  七瀬ふたたび4.jpg 平泉成、かっこよかったぞ〜。
    「日本は法治国家だ、こんなことは許されん」
 とはいえ、映画としてはノンシリーズである作品にあえて『七瀬ふたたび』というタイトルにした意味がわかるところでは、原作とはまったく異なる展開ではあるものの製作者側のこの物語に対する愛情、もしくは滅びゆく者たちなのかもしれない能力者たちへの想いを希望に託したかったという気持ちが伝わり、ちょっとジーンときました(SF的に「それは禁じ手だ!」と言われれば返す言葉がないが)。
 いいんです、原作を愛する者ならばその気持ちはわかるから。
 というわけで、やはり「ダメダメだけどキライになれない」映画でしたよ。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

インシテミル 〜7日間のデス・ゲーム〜

 だいぶ前だが、この映画の予告を見たときあっけにとられた。 北大路欣也がやるような役、あったっけ!?
 うーん、結城くんも藤原竜也とはイメージ違うんだけど・・・『デスノート』『カイジ』といい、非日常にぶち込まれる役が多いなぁ(そもそも『バトルロワイヤル』以来か?)。 彼も役柄が固定されちゃわないかしら。
 最初に、ホリプロ50周年記念作品という文字が出た。 え?
 てことはプロダクションがらみのキャスティングありきなわけ?・・・がっかりだ、と途端に真剣に見る気をなくした。
 そうだよなぁ、そもそも“7日間のデス・ゲーム”なんてサブタイトルがついた段階で原作を活かすことを放棄してるもんな〜。 “INしてみる”の意味にタイトルを限定してしまった罪は大きい。

  インシテミル2.jpg こういう感じ、多いよね。

 が、さすがだと思ったのは北大路欣也。 カメラがとらえた瞬間に「アル中のおやじ」だとわかる! しかし語り始めちゃうとその声の説得力でダメな人とは感じられなくなっちゃうのだが・・・。 そんな感じで役者さんの技量の差があまりに出過ぎていて、つらいなぁと思う人も何人かいましたけどね(石原さとみは鬼気迫っててよかったです)。
 まぁ多分、『SAW』っぽいことがしたかったんだろうなぁと思うのですが・・・レーティングなしなんで所詮手ぬるいです。 さすがにホラー的演出に冴えは見られるのですが、原作にある「ミステリ要素」が排除されちゃってるんですけど・・・なんでもかんでもボーナスポイントは一律二倍かよ、それで“心理戦”とか言われても・・・(探偵役になるか犯人役になるか、ただ生き残るかどれをとってもボーナスの割合が変わり、それぞれの目標金額になるためにはどの作戦をとったほうが有利なのか・・・という心理的駆け引きが原作では重要ポイントだったような記憶が)。

  インシテミル3.jpg ヒゲは剃った方がよかったのでは。

 ただうれしかったのは、娯楽室の書棚の文庫がほとんど創元推理文庫だったことですかね!(ミステリの古典作品がモチーフになっているということもあろうが、『インシテミル』は文芸春秋から出てるけど、作家としての米沢穂信を救ったのは東京創元社だし)。 でもなんでそういうことがわかっていながらミステリ部分を一切活かさないのだろう・・・。
 しかもとってつけたような「物見高いが無関心な社会そのもの」ってのも中途半端に描かれてもダサいだけなんですけど。 やるならもっと一歩踏み込め!
 これまた「残念だよ、とても残念だよ」じゃないか〜。

  インシテミル1.jpg 須和名さん(綾瀬はるか)はぶっとびのお嬢様ではなかったし。

 『リング』の監督の最高傑作はやはり『リング』のままなんですかねぇ。
 しかし映画館にはティーンエイジャーが多く・・・結構みなさん息を呑んでいたり、上映終了後には緊張が解けたみたいなため息と笑いが起こっていたり・・・あぁ、薄汚れた大人でごめんね、という気持ちになってしまった。
 そうか、あたしが観客としてふさわしくなかったのか・・・。

ラベル:映画館 日本映画
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2010年11月21日

雷桜

 蒼井優と岡田将生で日本のロミオとジュリエットをつくる!、という意気込みだったようですが・・・あたしは「若殿が心の病って、どのくらい?」という興味本位と、蒼井優の「リアルもののけ姫」が見たくてきました。
 将軍秀斉の十七男・斉道(岡田将生)は父に捨てられて気が狂った母親の恐ろしい顔が忘れられず、心を病んでいた。 忠臣榎戸(柄本明)は瀬田村に静養にいかせることを思いつくが、そこで森で暮らす少女・雷(蒼井優)と斉道は運命的な出会いをする。
 最初のシーンから、どこかはずしたペース。 名もなき村人として高良健吾と柄本佑が出てくるのだが、この二人こんなに下手だった?と感じるのは何故?
 そしてこれは別の話ですが、特に共演シーンもないのに親子で同じ映画に出るのはコネ全開という感じがしてあまりいい印象を持てません(村人の役で柄本弟くんも出てましたし)。 サービスだと割り切れるときもあるんだけれど、この映画ではそうは感じられなかったなー。

  雷桜2.jpg ほら、『リアルもののけ姫』。

 どすをきかせて喋る蒼井優にドッキリ! このぶっきらぼうさ加減は演技が一本調子とも思われかねないところだが、幼少の頃から連れ去られ、山でひとりの人間だけに育てられたという生い立ちからきているものだと納得。 馬や山にいる動物たちとは直接会話する必要ないもんね。
 さて、「若君の心の病」ですが・・・ううむ、微妙。 当時としても原因は推測できるものだし、対処の仕様はもっとあったと思うので・・・「殿、いけません!」と身を挺していさめる助次郎(小出恵介)はいいんだけど、厳密な時代なら殿に逆らったと斬られてしまうレベル。 誰も助次郎を止めない、でも助けもしない・・・殿として斉道がまったく認められていないのか、それともその他大勢に演技をつけていないのかどっちだ?、というさみしさ。
 まぁ、時代劇というよりも時代劇の姿を借りたラブファンタジーですかねぇ。

  雷桜1.jpg 美しい映像はありますけど。
 でもごめんなさい、この「ロマンティック」はあたしには合わない感じ・・・。

 見る前の、もし泣いちゃったらどうしよう!、という心配は杞憂でした。
 しかし出ている役者さんはみなさんいい仕事をしているのですよ。 これまたどすをきかせる声の池畑慎之介と何故か時任三郎が因縁の関係だったり、将軍だけど斉道のダメ父上が坂東三津五郎だったり、宮崎良子の弱いながらも強い母親ぶりにはちょっと目頭熱くなっちゃったし、なによりも柄本明が場をかっさらう!
 それやったら完全に岡田将生食われちゃうよ、ということをやっちゃってます。 若手役者への気遣い・手心一切なし(まぁそれこそ役者の本領ですが)。 そういえばこの二人、『悪人』でも共演してたな〜。 それプラス『桜田門外ノ変』と柄本明も出演作が集中しちゃったな〜。 合わせ技で助演男優賞とか獲ってしまいそうな勢いだ。
 序盤から中盤にかけて展開がだるいのに、ラストはいきなり18年後に飛ぶ(老け役の岡田くんに無理あり・・・)。 唐突過ぎて感動するどころではなく、その後の展開も「まさかそうではないだろうな」という想像通りでへこむ。
 岡田将生も蒼井優もほぼ出ずっぱりでがんばっていたし、スタンドインなしの乗馬シーンにはどれほどの努力があったのか思うと「すごいねー」なんだけど、ラストに至って、映画では描かれない18年間をどういう思いでいたのかを一瞬の表情で見せた小出恵介が全部を持って行ってしまった!
 完全に小出恵介の映画だった・・・。 まぁ、それはそれでよし。

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posted by かしこん at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月20日

生ガキを食べよう!@オイスターバー

 Rのつく月には気をつけよう!、ということで生ガキを食べに行く。
 ミント神戸8階のこちら、事前予約をすれば「牡蠣食べ放題コース」などもあるのだが今回はみなさん仕事でどうなるかわからず、まぁ普通に店を訪れるわけです。
 あたしは以前ここにランチに来たことがあるのだが、夜はさすがメニューも増え、選べる生ガキの種類も増え、メニューを見たら絶対どつぼにはまると思ったのでコースを選びました。
 実は外食久し振りのため、写真をとるタイミングを忘れ・・・。
 お通しにクラッカーとペーストが出て、それもおいしかったのですが。

  オイスターバー1.JPG まずは生でしょ!
 向かって右側の大きい方が北海道産、左のが兵庫県産。
 北海道産のほうが海の香りが強くて味も結構自己主張。 兵庫県産のほうはほんのり甘い後味。 あー、やっぱり違うなぁ。 どちらも軽くレモンを絞りましたがレモンがなくてもくさみは感じないし、食べてるときは風味が強くても食べてしまえば後味さっぱり。 おいしい!
 えーっと、そのあとスモーク鴨と牛蒡のサラダが来ましたが写真を撮る前に食べてしまった。 ひとりごはんのときは写真を撮りやすいことが判明。

  オイスターバー2.JPG カキフライ〜♪
 下の黄色いソースはかぼちゃクリーム。 何故? タルタルソースだとありきたりだから? うーん、かぼちゃのクリームコロッケに牡蠣が入ってる、って感じ? まぁおいしいけど。 というか、牡蠣が新鮮だから特にソースにこだわらなくてもおいしい、ということなんでしょう。 ただいろいろ沢山食べる人の場合、味の変化がほしくなるということなのかも。 だって、厨房に走る店員さん、多分食べ放題グループのオーダーで「生8ピースお願いします」とか「フライ10ピースお願いします」みたいなこと言ってるの何度も聞いたから。

  オイスターバー3.JPG 焼きカキ。
 右側のはカニみそをかけて焼いてくれてますが・・・カニみそが強すぎて牡蠣が弱まるのではという予感。 そしてあたしはあまりカニみそが好きではないのだが、お互いがお互いのくどいところを消しあって本質の味だけ楽しめる感じ。あたしは結構OKでしたが、多分カニみそ好きな人は物足りないかも。
 あと、キノコが山ほど入ったホイル焼き(湯気のため写真断念)とカキとカジキマグロのパスタ(ちょっとペペロンチーノ風味、写真忘れ)が来て、あとバゲットという名のスライスやわらかパンもあり、最後はオレンジシャーベットでしめでした。
 しかし食べながらの話題は「日本はどうなるのか・どうしたいのか・とりあえずこのままではいかん」に類することであり・・・でも明るい話にならないのだから困ったものである。
 とりあえず、カキはおいしいよ!

posted by かしこん at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月19日

SP 野望編

 なんか見るつもりは全然なかったんですけどね・・・21時以降に上映になってたのはこれだけだったのだ(そこまでして映画を見るのか?、と自問しているが、どうもあたしはどんどん映画館で映画を見ることにとりつかれているようだ)。
 『SP』のドラマは見ていましたが・・・どうも『24』っぽいというのと、陰謀の陰には某国あり、悲しいかな日本国内にも某国のスパイ・洗脳された者が沢山入り込んでいる、という日本国内の現状を思うと洒落にならないことを描いていたので見ていて気持ちが沈んだのよね・・・だからあまり入り込めなかったというか、距離を置いていた。
 フィクションだというのにね。 いや、一見荒唐無稽なフィクションだからこそ、なんか痛々しかったのだ。
 さて、劇場版であるが・・・前後編かいっ!
 岡田准一くんはドラマ終了後もワークアウトを続けていたとのことで、キレのあるアクションを披露してくれますが・・・臨場感を生みたいカメラワークがその動きを撮ることを微妙に邪魔しているように感じてしまったり。 
 しかし冒頭の井上薫(岡田准一)がすごいというならスーツ・メガネの男(丸山智己)もすごいのでは・・・丸山くんも相当のワークアウトをしたのでしょうか?
 むしろ岡田くんよりも丸山くんすげー、と思ってしまったあたし。
 そして新キャラクターは、この人さえ出しておけば間違いないと思われているに違いない、香川照之。 二世でもなく個人の人気のみで勝ち上がってきた政治家、しかも与党幹事長を例によって怖い感じでやっております(またその無口な秘書が堀部くんで、やりすぎぎりぎりの空気を保ってるのがおかしくてしょうがない)。
 すごいなぁ、香川照之、仕事を選ばないなぁ(実写版『あしたのジョー』の丹下さんもやるんでしょう・・・)。

  SP野望編2.jpg 『ゴールデンスランバー』の役にも通じる。
    岡田くんは主演ですがジャニーズなので画像がありません。

 そうかぁ、ウリはアクションなのかぁ、と思っていたら、ちょっとした爆破シーンなどCGがしょぼすぎて目を疑う。 国家的一大事に官邸に向かう官房長官を警護するSPの行動も微妙(何故相手が銃や刃物を出しているのに素手で戦うのか? SPって拳銃携帯許可出ないんだっけ?、と困惑した)。
 移動を歩いて3キロって・・・何かあったときのために、そういう職に就いている方々は官邸の近くに(それこそ歩いて行くのに支障がない程度の距離に)住んでるんじゃないの? 高い議員宿舎は何のためなの? なんかよくわからないんだけど。
 そしていろいろ複雑な状況にいることがわかっていながら相変わらず手錠を持ってくるのを忘れる井上くん、それはギャグですか?(ここまで来てそれだとちょっといらっとしてくるぜ)
 「大義のため」と危険な刺客を送ってくるやつらもかなりイタいが、刺客もまた相当イタい(ギャグかこれは・・・)。 ボウガンの矢で肩を打ち抜かれたSPさん、刺さったところと抜けたところがずれてますよ!
 と、大変緊張感のない仕上がりです。

  SP野望編1.jpg 彼には期待したのに。
 尾形さん(堤真一)も思ったほど出番は多くないし・・・はっきり彼の気持ちがわかるわけでもないし。
 そう、なにがびっくりって、結局この前編では二人(井上と尾形)の対立軸がはっきりしただけだという・・・あのう、それはテレビシリーズの最終回でもうわかっていることなんですが・・・。
 2時間半になっていいから、一本にまとめるべきだったんじゃないのかなぁ。 内容が薄くて何も残らない。
 また、尾形さんが言う。 ドラマの最終回とはニュアンスが変わっているが。
 「残念だよ。 とても、残念だよ」
 その台詞、この映画にそのままそっくりお返ししたいわ〜。
 テレビシリーズとまったく同じテーマソングを使ったのはすごくいいことだが、だったら余計テレビのスペシャルドラマでよかったのでは・・・疑惑が、拭えない。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あの〜、もしかして、クーデターしてほしいんですか?

 あたしがパソコンを開いてネットに接続するのはだいたい夜中である。
 仕事で遅くなったり、映画で遅くなったり、たまに早く帰ってきてもたまりにたまったHDDから海外ドラマなどを見なければならないのでTVはあくまでDVDモニターと変わらない。
 なので、ニュースに触れるのはネットを開いてから(もしくは携帯電話の待ち受け画面に電光ニュースが流れるのを見たとき)。 何度も言ってますが、あたしはいちいち政治やら事件やらに心を乱されたくないのである。 なのに、なんでこんなに毎日毎日いろいろ起こるのか。
 なんかもう、怒りを通り越してペンを放り投げたい気持ち。
 今日はもう「おわび」・「陳謝」の文字が並びまくりで・・・どの記事から読んでいいかわからなかったじゃないか。
 とりあえず、「法務大臣が国会を軽視する軽はずみな発言をしたことによりお詫び → 問責決議案が提出」
 そうかと思えばその法務大臣を厳重注意したという官房長官が「自衛隊は暴力装置」と発言、自民党議員の抗議を受け撤回・謝罪。 自衛隊の最高司令官は総理大臣だぞ、ということで総理大臣もまたおわび。
 なんというか・・・民主党の「おわび」ってほんとに「口だけ」って感じなのよね〜。
 いったいどこから「自衛隊は暴力装置」などという言葉が出てくるのか? 赤い人に真剣に反論しても意味ないが、自衛隊は人助けしかしてないだろう・・・。
 くそー、今度の休みに国会TVで確認してやる。 しかしこの失言ともいえないレベルの低い発言ばかりで、自民党時代だったらマスコミから袋叩きじゃないの? なんで追求が(産経以外)手ぬるいの?
 で、msn産経ニュースからこんな記事を見つける。
 「暴力装置」コメントのきっかけはこの件らしい。

 防衛省は18日午前、自民党が党本部で開いた国防部会で、自衛隊が主催する行事で参加者に政治的発言をしないよう要請させる事務次官通達を出していたことを正式に認めた。
 自衛隊主催の行事での来賓ら部外者の発言について概要を記録し、防衛省に報告するよう指示する防衛省文書課長名の「事務連絡」も明らかにされた。
 通達はいずれも10日付。事務次官通達では、3日に航空自衛隊基地で開かれた航空祭で民間団体会長が尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で政府を批判したことについて「(自衛)隊員の政治的行為の制限に違反したとの誤解を招くような極めて不適切な発言を行った」と指摘。
 自衛隊主催の行事について、参加者に「隊員が政治的行為をしていると誤解を招くようなことを行わないよう要請」し、誤解を招く恐れがある場合には「参加を控えてもらうこと」を指示している。隊員が部外団体が主催する行事に参加する場合にも内容を確認し、確認できない場合は参加を禁じている。
 来賓の発言を記録するよう求めた通達では、自衛隊施設内で開催される行事を対象に「(参加者が)挨拶を述べた場合には、当分の間その概要を作成し、文書化に提出していただきたい」と求めている。
 これに対し、出席議員からは「言論統制だ」「憲法が禁じる検閲だ」との批判が相次いだ。
<2010.11.18 11:50 配信>

 ちなみに、その「通達」のきっかけとなったと思われるのがこれである。

 民主党の松崎哲久衆院議員(60)=埼玉10区=が今年7月、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で行われた納涼祭で秘書が運転する車を呼び寄せる際、空自側の規則どおりの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っているのか」と“恫喝(どうかつ)”ともとれる発言をしていたことが17日、分かった。防衛省幹部や、自衛隊を後援する民間団体「航友会」関係者が明らかにした。
 入間基地では今月3日の航空祭で、航友会の会長が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と発言。これを受け、防衛省は自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求める事務次官通達を出した。松崎氏は会場で会長の発言も聞いており、周囲に強い不快感を示していたため、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達につながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ている。
 松崎氏は7月27日の納涼祭に来賓として出席。帰る際に駐車場から約30メートル離れた場所に自分の車を呼び寄せるよう、車両誘導担当の隊員に要求した。だが、歩行者の安全確保策として片側通行にしていた道路を逆走させることになるため、隊員は松崎氏に駐車場まで歩くよう求めた。
 ところが、松崎氏は歩行者はいないとして車を寄せるよう指示。隊員が拒否したところ、「おれをだれだと思っているのか」「お前では話にならない」などと発言した。
 別の隊員が松崎氏の秘書が運転する車を逆走させる形で寄せると、「やればできるじゃないか」という趣旨の発言もした。誘導担当の隊員が「二度と来るな」とつぶやくと、松崎氏は「もう一度、言ってみろ」と迫ったとされる。こうした過程で、松崎氏が誘導担当の胸をわしづかみにする場面もあったという。
 松崎氏は産経新聞の取材に一連の発言をすべて否定し、「(隊員の)体には触れていない」と述べた。一方、「(受付を通り越して)駐車場でしか車を降りられないなど誘導システムが不適切だと指摘はした」と説明し、「隊員に二度と来るなと言われたことも事実。(自分は)何も言っていない」と話している。
<2010.11.18. 7:57 配信>

 あのですね、常識で考えて、何もしてないのに、何も言ってないのに「二度と来るな」と言われることはないでしょうよ。
 しかも車までの距離はたかだか30メートル!(300メートルじゃありませんよ! そして300メートルだとしても大した距離ではない)
 そんくらい歩け!
 うわーっ、民主党の議員のレベルの低さがあっさり露呈してますな〜。 「俺を誰だと思ってる!」的なことをいう奴は小物であると世間では判断するんですけど知らないんですか?
 なんかあたし、中国の最近のエピソード思い出しちゃったわ(酒酔い運転で大学構内を走り回り、女子学生二人をはねた運転手は「俺の親父は○○○(政府の高官)だぞ!」と怒鳴って開き直った、という話)。
 そしてこれが問題視されたという自衛隊を後援する民間団体「航友会」の会長が話した一部である。

 「領土問題がこじれたのは、民主党の責任である。 菅政権は冷静だと言われているが、何もしないだけである。 柳腰外交、中国になめられている等の現状に対する対応がなされていない。 このままでは、尖閣諸島と北方領土が危ない。 こんな内閣は間違っている。 まだ、自民党政権の内閣の方がまともだった。 現政権の顔ぶれは、左翼ばかりである。 みんなで、一刻も早く菅政権をぶっつぶして、昔の自民党政権に戻しましょう。 皆さんそうでしょう。 民主党政権では国がもたない。」

 ・・・別に、特に間違ったこと言ってないけど・・・。
 すくなくともちょっと政治に興味がある普通の人は、だいたいがそう思ってると思います。
 なんなんですか今年、「売国奴」とか「アカ」とか「言論統制」とか、もう死語だと思っていた言葉が次々蘇ってくるのは。

   本家ゴーマニズム宣言.jpg とりあえずあたしは、これを読んで勉強しますわ。
 まだまだ知らないことが多すぎる〜。

posted by かしこん at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする