2010年10月31日

気になっていたお店 @ K,sキッチン

 通り道にあった喫茶店が閉店したと思ったら、カジュアルフレンチに生まれ変わっていた。 結構前のことでずっと気になっていたのだけれどなかなか行く機会がなく(夜ならば行けるときもあったのだがいきなり一人で夜ってどうよと思い)、やっとランチタイムに行けました。
 メニューは日替わりランチ、チーズハンバーグ、チキンソテー、オムカレー、おまかせサンドイッチ、という感じ。 +¥400で前菜つけられますというのにもひかれたけれど、そのあと名古屋行くしと思ってやめて、でもデザート付きにしてしまったあたしは根本的に間違っている。
 日替わり、その日のメニューはマグロほほ肉のグリルだったかな? うーん、どうしよう、と悩み、チーズハンバーグにしてしまいました。
 サラダが来て、スープもついた。 ちゃんとコース仕立てです。

  Kキッチンランチ2.JPG ハンバーグ見えない・・・。
 ハンバーグの上にフライド(ドライ?)オニオンがばっさりのってます。 なんでこんなに?、と思う量ですがカリカリ触感とソースを全部絡ませるために必要十分な量だったと食べ終わる頃気づく。 ところで付け合わせのお野菜が温かくない・・・ニンジンのグラッセはむしろひんやりしてるのは冷たいほうがおいしいからなのか? でも青物が青梗菜(じゃないのか?)なのはどうなんだろ・・・ちょっと水っぽいんですけど(それだけ食べたらおいしいんだけど、菜っ葉が吐き出す水気にデミグラスソースが負けてしまう)。 付け合わせとは箸休めとして単独で食べるものなのか、と今更ながら考え込んだりして。
 ハンバーグはいかにも「手ごね」という感じで、チーズがちょうどいい量です。
 ソースが結構サラッとしてるんだけど、このたまねぎと一緒になることで粘度とコクが出ると考えられているみたい。 ごはんが進みます〜。
 しまった、おなかいっぱいになってきたよと思ってもデザートは食べる!

  Kキッチンランチ3.JPG サツマイモのケーキ。
 オレンジの飾り切りが美しい。 添えられてある梨を一口食べたらレモンの味がして、次にはそれがオレンジに変わる。 あ、色が変わらないようにレモン汁で処理したのかな? それを目立たせないようにオレンジを添えているのかしら? それともあたしの舌がおかしい?
 とはいえちょっとぽってりとしたサツマイモケーキにフルーツのみずみずしさはいい感じ。 あまり大きくないサイズなのもよかった。
 ごちそうさまでした。
 夜のほうがメニュー多いですよ、と教えていただく。 夜に一人で来ても全然大丈夫だということなので、またそのうち、ゆっくりできそうな日に行こうかなぁ。
 しかし、そんな日はいつだ・・・。

posted by かしこん at 07:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

10月突然大豆のごとく @ 名鉄ホール

 なんだか一年は早いなぁ、と思ったらこの前彼らを見たのは今年の5月・・・。
 すんなり思い出せるのだが、ずいぶん前のことのような気もするし。 去年の『そこで黄金のキッス』もまた結構前のような、でもそんなに過去のことではないような。 学生じゃなくなってから一年を表す基準がなくなったなぁ。
 だから毎年一回あるものにそれを託すのであろうか?
 たとえば、アカデミー賞やグラミー賞であったり、シティボーイズライヴであったり。
 で、2010年を表す今回のステージですが・・・斉木さんの面白オープニングはなかった。

  10月ポスター.JPG 当日券、あったのか・・・。

 冒頭はアフリカ行きの船を待つ男(きたろう)から。 だが船はまだ来ない。
 テロップの文字とともに斉木さんの「10月突然!」っていうナレーションが切り替えになるショートコント集が続き、なんとなく、三木聡テイストが戻ってきたような感じが。
 が、次のくだりから、一気に「時事ネタ」に突入。

   有 志  「もう一度、逮捕してください」
   斉 木  「いいのか、船長」
   有 志  「はい!」
   斉 木  「領土問題が大変なことになってるんだぞ」
   有 志  「ほんとうに、申し訳ございませんでした」
   斉 木  「中国が、謝罪したぞぉ〜」

 大爆笑に拍手喝采ですが、こんなにもストレートに時事ネタを入れてくることにびっくりしたよ。 とはいえ、全部放送できるんだろうか・・・編集? ピー音?
 オープニング映像は明らかにフィルムノアール意識。 『突然炎のごとく』のイメージでしょうか。 スタイリッシュですが、映像コントは今回なかった。
 以下、コントのタイトルはあたしが勝手につけました。

<脳内のハードディスクを整理してください>
 「最近頭の中がぐちゃぐちゃなので、整理してくれるところがあると聞いて」と患者(きたろう)が。 では、と医師がヘッドギアをつけさせれば脳内ハードディスクがMacで表現される。 記憶がそれぞれフォルダに入っていて・・・「ドストエフスキー」や「エリックサティ」ってフォルダがあるんだけど、「エリックサティ」のフォルダの中身は「マイカルサティ」だったり、「ニーチェ」のフォルダの中には「フルーチェ」全種類が・・・。
いろんなところに脈絡なく「イチロー」が入っていて、「もうイチローのフォルダ作ったらどうですか」と医者に怒られたり・・・『非常識な青空』の現実感のない患者・きたろうと精神科医・いとうせいこうの図をちょっと思い出す。

<ミスター・カトウ>
 父親が出ていき、残された母親と子供たちだけで暮らす一家は下宿人のミスター・カトウ(中村有志)にどんどん頼って生きていくことになる。 お人よしを見抜かれ、利用されているだけなのによかれと思って自分の首を絞めていくミスター・カトウ。
 うわぁ、これって世界における日本の立場と評価(?)みたいなもんだよなぁ、と痛々しくて見ていられない・・・わ、笑えねー。

<重厚>
 地元の大物政治家(きたろう)のもとに結婚式でもらった祝儀袋にお金が入ってなかったと言いに来た青年(ザ・ギース尾関)が、思わぬ展開で「日本を裏で仕切っている人たち」に会いに行かされる。
 重厚な演技が披露されるときには舞台上手の「重厚」ランプが点滅。
 きたろうさんの大物演技が結構それっぽくてよかった。 ドラマなんかで悪徳政治家とかやればいいのに。
 大物たちが次々と謎のボタンを青年に差し出すけれど、あたしが好きなのは「2011年の7月になればわかるぞ」でした。 このネタ結構面白かった。

<年上女房の会>
 新婚の会社の後輩の家に遊びに行ったら、奥さんはすごく年上で、年上女房仲間が集まっていた。 恥じらう新婚だけど老年な妻たちをシティボーイズがやっていて、笑っちゃうけどちょっと気持ち悪かったです!

<叱りバー>
 お店の若者たちを好きなだけ説教できるバーにお客(大竹まこと)がやってきた。 が、ウェイター(斉木しげる)はやりたい放題で、若者たちが出てくる前に客は説教を始めたくなるのだった。
 ツッコミまくる大竹さんは好きですが、音響の関係なのかいまいち台詞が全部細かいところまで聞き取れなくてちょっといらいら。 大竹さんのマイクだけちょっと音が膨張していたのだ。 最初から最後まで直らなかったので、あたしの耳がおかしいのかそれとも座った場所のせいだったのかもしれないが。
 斉木さんの暴走によりオチがめちゃくちゃになった模様。

<さておきクラブ>
 とっさの行動で窮地に追い込まれ、けれどそれをさておくことで現実から逃避する人々の姿。 親の死を隠し年金を不正受給とか、言うことをきかない相手に逆上して角材ふるったりとブラック度高し。 アナログテレビに出るテロップを「邪魔だ!」と一刀両断し、朝鮮高校の存在を俎上にあげてたなざらし。 是非WOWOWにはカットせずに放送してもらいたい!

<コロス>
 古代ギリシア劇のコロス(観客に対して劇の内容を説明し、理解を深めるために存在するもの)を使って「なんとなくの顔見知りと思わず電車で会ってしまったが、会話が続かない」という若者二人の姿を描写。 コロスたちは舞台を縦横無尽に動き回り、誇張された発声を繰り出し・・・ジジイたちは明らかに体力を消耗。 お約束のように大竹さんは息切れして倒れる。 有ちゃんはさすがですが、他のみなさんはどんどん動きがばらばらになっていくのだけれど、それでも踊り・動き続けるのがよいのですよ! 今回いちばんのネタかなぁ。

<アフリカ行きの船>
 船を待つ人が三人に増えている。 そしてとうとう船がやってきたが・・・。

 ゲストのザ・ギースとラバーガールは若手でもなかなか実力派のようで、前に出過ぎず空気を壊すことなく、うまく世界観にはまってる感じだった。
 普段からシュールなコントをしているのかもしれない(すみません、どっちもあたしは知らないというか見たことあるんだろうけど認識してなかったコンビなので)。
 今後は注目していきたいと思います。
 相変わらずのエンディングトークも、若い人たちと一緒にやっておじさんたちは楽しかったみたいで、よかったですなぁと思ってしまう。
 今年は長台詞がなかったのできたろうさんは怒られずにすんだけど、その分、斉木さんが怒られたなぁ。
 また大竹さんは有ちゃんの女の見る目のなさをこきおろし、「大竹さんがそんなこと言うからこの前週刊誌に出ちゃったんですよ」とぼやかれる。
 「だって二回も三回も結婚してんのは事実だろう。 ほうぼうに子供はいるし」
 「まぁ、それはね〜。 だから大変ですよ、いつまでも仕送り人生」(会場爆笑)
 「不幸だな〜。 ま、そうだな、不幸なやつが輝くために舞台はあるんだからな。 普段の生活が輝いてる人は舞台に立つ必要なんかないんだよ」
 なんかそれ、今日でいちばん深い言葉かも!
 ダメ出しされたザ・ギースの尾関くんに、相方の高佐くんは「確かに尾関はダメなんですが、斉木さんよりはましだと思うんですけど」と擁護する。
 「いや、尾関。 お前は若いときの斉木そっくりだ!」
 そう大竹さんが断言したので、今後の尾関くんに注目だなぁとあらためて思いました。

posted by かしこん at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | シティーボーイズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月29日

名古屋日帰り顛末記

 かなしいかな、雨である。
 あたしは雨女ではないはずなのだが・・・体質(?)変わったのであろうか、ショック。
 しかし名古屋へ行くのである、シティボーイズを観るために。
 会社を早退、気になっていたお店でランチをとり、地下鉄で新神戸駅へ。 平日の昼間だし、新幹線のチケットもあっさりとれたし、とのんきにしていたあたしは駅で早々に不自然なものに気づく。 それは引率の教師・・・修学旅行生とかち合ったのであった。 しまった、修学旅行の時期だったか。
 勢いに押されてあたしはじりじりと壁のほうに後退。 ふと見ると、ホームを囲むアーチのいたるところに隙間があいているよ! 写真を撮ってみたはいいけれど、ちょっと手を滑らせたら携帯電話まっさかさまになるよ!、と気づいてドキドキした。

  新神戸駅2.JPG新神戸駅1.JPG 新神戸駅の裏は、山です。
 ホームは大混雑であったが、高校生たちは次の新幹線であるようだ。 しかしあたしの乗る車両に大量の全く違う修学旅行生が乗っており、新神戸でみなさん降りるのだった・・・いつまでも降り続ける人が続き、出発のベルはもう鳴り響いているのにいつまでたっても乗り込めない。 また高校生たちはのんきに一定のペースで歩いてきてて、車掌さんが「ちょっと、急いで」みたいにせき立てる。
 やっぱり新幹線、なんか苦手だ。
 一時間ぐらいで降りるから通路側の席を取った。 正解だった。 しかし、乗ってる間ずっと耳がきーんとしている。 耳管解放症が再発するかも、という予感に一瞬おびえる。
 だが思っていたよりもあっというまに名古屋に着く。 新幹線改札を抜けると、切符が返ってこない(指定席券はとられても乗車券は吐き出されるはずである)。 しばらく新幹線に乗ってないからな〜、変わったのかな〜、としばらく改札機を見つめるが、出てきた切符は次の人の物だった。 えーっ、いいのかなぁ、と広小路方面に向かえばもう一つ改札口があるではないか! 出られない!、とあわてて引き返し、最寄りの駅員さんに「切符出てこなかったんですけど」と訴えれば、 「どちらからお乗りになりました?」と改札機のどこかを開く。
 「新神戸です」
 「ではこちらですかね」、と切符を出してくれた。
 「ICカードを読みとるときに時間がかかって処理が遅れてうまくいかなかったのではないかと」ということでした。
 無事もうひとつの改札口を通ってふと左を見たら、もうそこに名鉄百貨店があった・・・(会場の名鉄ホールは名鉄百貨店10階)。
 こんなに近いのか〜。 帰りの新幹線、もっと早くてもよかったな、と思う。
 しかし雨は降っており・・・どうせ時間なくて名古屋の下調べしてないから、名鉄百貨店と周辺地下街で過ごすことに。 まずは向かいのミッドランドスクエアへ行き、ピエール・マルコリーニへ。 しかしエクレアなどは軒並み品切れしており、頼みのショコラもばらで買える種類が少ない。 カフェは込んでいる。 納得いかん!
 でもまぁ、周辺をみた印象では、名古屋は洋菓子より和菓子の方が強いのかなという感じ。 神戸が洋菓子多すぎるのかな? とりあえずサツマイモとエビが多いな、と、芋けんぴをお皿に山のように積み上げているお店で甘いのと塩味を買ってみる。
 名鉄百貨店はなんとなく、昔ながらのデパートという感じだ。 エスカレーターは短く狭めだし、ところどころ古さが見える。 駅とつながっている都合上、エスカレーターは分断されており、地下から上の階に行くには一度外に出なければならない(ひとつだけ建物内部につながっている階段を発見)。
 たまたまここだけかもしれないが、知ってるお店ばっかりだなぁ、でした。 神戸になくても梅田にはあるなぁ、名古屋より大阪の方が規模が大きいからそりゃそうか。
 が、ここで愕然とした事実が。 あたしは無意識にエスカレーターに乗るとき、関西ルールを適用していました。 前に立っている人を見て、「わっ、反対側に立ってる!」と気づいて名古屋は東京ルールだったことを思い出す。
 やばい、あたし関西的なことが身についてきちゃった!
 またそこでは偶然大北海道展をやっており、六花亭の板チョコを買っちゃった。
 名古屋に来てまでなにしてんのか・・・。
 そんなふうにうろうろしつつ食べ歩き、いつしか開場時間が近づく。
 10階に行ってみれば、呉服売場の前に行列が・・・なんか微妙に迷惑なつくりだなぁ。
 そんなホールはデパート同様、かなり古い。 客席を扇形にたとえるならば、ドラマシティより中心角が少なめ。 収容人数はドラマシティの8割ぐらいかな〜。 椅子ちっちゃい! 前の席までの空間が狭い! 荷物が椅子の下に入りきらない・・・カバンにはあたしの靴の上にのってもらう。 でも腰から背中に当たる部分のクッションがすごくよくて、キツキツの割りには前の列の人が舞台を見る上で邪魔にならない。
 よくできてるな〜、と思いました。
 そして舞台は始まりましたが・・・初めてのホールだからなのか、声が反響してる感じがして台詞が微妙に聞き取りにくいところが。 え、あたしの耳が悪いのかしら、新幹線で耳がきーんとしたせい? なんか納得いかない。 まぁ、WOWOWで東京公演の収録見ますけど・・・今回かなりストレートに「時事ネタ」です。
 ひねってません! ← (どうしたんですか?)
 どうしたんだ・・・実はあまり時間がなかったのか? なんでゴールデンウィークじゃなくて10月にやることになったんだろう?(5月にフィルムノアールやったのも大阪の会場押さえちゃってたからだと言ってたし・・・)
 なんか大竹さんの目が「きたろうさんのせい」って言ってるように見えたけど。
 5・6分押しでスタートしたのに21時前に終わってるよ!
 帰りの新幹線まで一時間以上ある・・・広小路改札口前にベーカリーカフェがあったので、カフェラテ飲みつつパンフレットを読む。 ちょうどいい感じの時間になる。
 最初の改札を乗車券だけ通して新幹線乗り場に向かう。 そしたら「切符出てこなかったよ〜」と友達に呟いている若い女性が。
 ・・・よくあることなのか。
 名古屋駅の新幹線ホーム、まだ時間があるので端まで歩いてみる・・・どんだけ長いのか。
 そしてもう22時だというのに、ハトが歩き回っている・・・。

  名古屋駅のハト.JPG 何かお探しですか?
 あぁ、意外に名古屋、近かったな〜。

posted by かしこん at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記のようなもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

タンタン&スノーウィーと過ごす2011年

 来年の手帳を選ばなければならない時期である。
 というか、最近の手帳はかなり長い。 前年12月から始まって一年、その次の年の3月まで載っているのが普通。 場合によっては10月始まり・9月始まりなんてのもある。 ダブってる月は2冊の手帳を併用してるぞ、あたしは。
 よって今使っている手帳も2011年3月まで使えるのでそんなに切羽詰まった気持ちではないんだけど、なにしろ早めに動かないと次々売り切れていき、どんどん種類は少なくなるともわかっている。 なので意地でも10月中に売り場をのぞかねばならない。 何軒か歩くこともまた覚悟の上である。
 ほんとは、手帳は『タンタン』がいいのだ。
 しかし何故か神戸では売っているお店が見つからない・・・あたしが探せないだけなのか、出遅れているのか。 この時期に京都のタンタンショップに行ければ確実に入手できるのだが(そしてむしろ種類がありすぎて悩むことに)、今年は行けるかどうかわからないし・・・(通販で買うのはなんか邪道な気がして)。
 タンタンが見つからないときは、『ピーナッツ』が多いかなぁ。 そのときの売り場を見て決めるけど、使い慣れてるからある年は他のを使ったとしても結局ピーナッツに戻ってくる感じ。 ピーナッツであたしがいちばん好きなのはスヌーピーではなくウッドストックなので、彼単独の手帳があったらそれはそれでいいと思う。
 うーん、とさまよう売り場。 すると、ものすごい角に、タンタンの姿が!

  タンタン2011リフィル.jpg  銀がまぶしい!!!
 えっ、ここのお店何年も見てるけど、タンタン置いてるの見たことないけど?!
 しかも、何故、マンスリー&ウィークリーのフルスペックリフィルだけ?
 ・・・選ぶ余地なし。 しかし、その隅にあるタンタンリフィルは3部だけ。 もしや毎年入荷していたけどあたしは見逃していたか、先に買われてたかだったのかな・・・。
 じゃあ、今回はあたしが買わせていただきましょう!
 何年か振りにシステム手帳を復活させることに決め、帰って来てからセットする。
 十数年前に購入したシステム手帳だが牛革なので、よく見たらへたっているが見た目はそんなに悪くないのに、なんであたしはこれを休ませてるのだろう? よくよく調べたら、リフィルを挟む金具が手帳本体とくっつくための場所(本でいえば背表紙にあたる部分)が二か所で止められているはずなのだが一個所はずれている・・・とりあえず使えるのだが、使っているうちにもうひとつの留め金もはずれちゃうかも。
 だからか。
 でもこれはこれで気に入ってるし・・・。
 ひとまず、危険を意識しながら大事に使おう。 壊れたらそのときはそのときだ。

posted by かしこん at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味・小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月27日

黒ゴマ坦々麺!!!

 基本的に、あたしは辛いのが苦手です。
 お鮨はさび抜きで食べたいし、はやってても「食べるラー油」とか論外だし、ホットドッグにかけるマスタードも最小限の量である。 だから坦々麺ってドキドキする食べ物だ(同じように実はカレーも危険である)。
 でも慣れとはおそろしい。 ここのお店の坦々麺は、おいしくいただけるようになってしまった。 でも「辛口」が限度だけどね(しかも温たまつき)。 激辛とか田舎風とかは怖くて注文できない。 でも、黒ゴマ坦坦麺はねり&すりごまのおかげでより辛さがマイルドになってる感じで、あたしは助かります。 それにコクがあるし。 なので最近は辛味から黒ゴマへと注文が移動している感じ。

  黒ゴマ坦坦麺9月.JPG スープも黒ゴマ色。
 温泉たまごを崩して、できるだけスープに均等に混ぜる。 そうしないとスープを飲んだときにのどの奥が焼けたようになって咳き込むからである。 何故そこまでして食べるのかといえば・・・一日パソコンに張り付いてばかりの仕事でむくみやすく代謝の落ちている身体にカツを与えられるような気がするから。
 汗はすごくかくけど、さらさらした感じであとはすっきりする。 ちょっとした運動をしたあと、みたいな気分になるから(おなかは重くなりますが)。
 なのでクーラーに冷えすぎる時期は結構来て・・・これからは職場の底冷え対策として行くようになるのかもな。 まだちょっとあたしの中では季節的に暑いんですが、多分、あっという間に会社は冷えるようになるであろう・・・あーあ。
 まだ、はっきり衣替えしてないのよね〜。
 18℃〜14℃という気温的にはあたしにはちょうどよい具合だったのだが、台風の影響か風がものすごく強く、体感温度は下がる。 帰り道では枝が沢山落ちていた。
 あぁ、明日から何を着たらいいのやら・・・。 などと考えながら、スープ、一口。
 おいしいなぁ。 ほんとはスープ最後まで全部飲みたいけど、器とレンゲの形が合ってないし、飲み干せるほど自分の胃に余裕がないのでいつもあきらめるけど。
 なんかちょっと青梗菜小さくなってないか? たまたまなのか、野菜高騰がまだ響いているのか(白ネギは増えた気がする)。 ごちそうさまでした。
 今度は、からあげ、食べてみようかな・・・。

追記:最近見た映画の予告
 最高峰 ・・・ ソーシャル・ネットワーク
       音楽のせいだと思いますが、積み重ねられたカットが実に美しい。
       キャスト・スタッフの名前が一切出ないのもこの場合好印象。 煽る
       ナレーションもなし。 なのに、泣きそうになってしまった。
       この映画の影響でFacebookを始める人たち、増えるのかな?
       あたしは、やりません。

posted by かしこん at 01:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

パンドラム/PANDORUM

 タイトルを見て、ポスターを見て、パニック・パラノイア・シンドロームがこの語源だろうか?、と考える。 それともベタにそのままパンドラの箱なのか。
 しかも急遽上映が決まったかのような、隅にチラシ置きました的現れ方で(予告編を見た記憶なし)。

  パンドラムポスター.JPG どう考えてもB級SFのにおいがするんだけど。
 でも『イベント・ホライゾン』みたいな怪作もあるのだから見てみないとわかんないよねぇ、と21:00の回に行く(まずこの時間っつーのがメジャーじゃない証拠。 男性客ばかりだし〜)。
 そもそもあたしはクローネンバーグやジョン・カーペンター、全然キライじゃないんだよなぁ、むしろ好きだ。 だからいいのだ、と自分を納得させる。 こんな時間に一人で見に来てたっておかしくないやい!
 映画のはじめで示される時は西暦2174年。 どうやら宇宙船、待機乗務員がコールドスリープ(実際には「ハイドロスリープ」と発音されていたが)から目覚めるが、彼は何も覚えていない。 自分が入っていたところに書かれている名前らしきものを頼りにロッカーを開けると、長期のコールドスリープは短期的な記憶障害を起こすことがあると注意書きが。

  パンドラム1.jpg バウアー
 というわけで観客も彼・バウアー同様一切説明のない状況に放り出されるのであった。
 そんなスリリングさ、なかなか。 ただ、もうちょっと洗練されたものができるような気もするんだけど・・・とりあえず、ロープ・チューブ・ホースといった細い筒状の物は集まりすぎると気持ち悪い、ということがわかった。
 もう一人(デニス・クエイド)がコールドスリープから目覚め、ひとまず彼がこの場に残りバウアーが船内探検に出かけることに。 ここで映画は二つの方向にわかれます。
 残ったほうが『イベント・ホライゾン』で、進んだほうが『エイリアン』『ディセント』方向に。
 わ・・・微妙に予想通りの展開になってしまいました。
 こうなると序盤の出来がすごくよかったように思えてくる。
 そして宇宙船に巣くう人間を襲う謎の生き物・・・ヴォルデモード?(いや、『ディセント』の地底人のほうが似てるんですけど、予告でハリー・ポッターやってたのでついそう思う)
 というかある意味「走るゾンビ」になってる感じ。 生き残っていた乗務員が『処刑人』のにーちゃんだと思ったけどすぐいなくなり・・・自信がなくなる(何のために出てきたのかよくわからない)。
 ほぼ「初期設定が命」という作品なのであまり説明しちゃダメですな、実際見ないと。 SF好きな方はOKだと思う。

  パンドラム4.jpg 追い込まれるデニス・クエイド
 人間の狂気にせまりつつ、絶望的などんでん返しを用意しておきながらラストシーンではいきなりSF黄金時代のような「希望」が描かれちゃったりして(この明るさがある意味どんでん返しか?)・・・2つのトーンがいまいちうまく混ざらなかったような。
 もはや「人類の未来」や「科学技術がすべてを解決」とかを素直に信じられなくなってるからですかねぇ。 ダークサイドの話に慣れ過ぎてしまいました。
 地味だけど実は最近結構いい仕事選んでいるようなデニス・クエイドがとてもおいしいですが、『イベント・ホライズン』のサム・ニールには勝ててないかも・・・と思うのはあたしだけかしら。

posted by かしこん at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月25日

シュークリームは覗いている/ジョアン・フルーク

 いそいそと、読み終わる。
 最初、ぱらぱらめくって「クッキーのレシピが少ない」と思ったのは間違いでした。 結構クッキー多かった・・・最近の作品がクッキー少なめだったり、ハンナが厨房で働くシーンが少なかったのでその印象のせいかも。
 そういう「ファンの声」が本国でも多かったのか、シリーズ11作目のこれは最初の頃の雰囲気に戻ってきたような。 クッキー・ジャーのキッチンでクッキーを焼きながら事件について考える。

   ハンナ11.jpg クッキーとシュークリーム食べたい。

 というわけで、えむさんからもらったグラモウディーズのクッキーをつまみつつ読んだわけですが。 あたしがこのシリーズを好きなのはおいしそうなお菓子のせいばかりじゃなくて、主人公ハンナの底抜けのお人好しぶりのせいかもしれないと気づく。
 作中でもクッキー・ジャーの共同経営者・リサからハンナは指摘されて気づくのだが、利用しようとする者にはあっさり利用され、損ばかりしてしまうタイプ。 勿論、ハンナは他人を利用したり傷つけたりして平気な人間になるよりは貧乏くじを引いた方がましと考える人だけど、誰だって進んで利用される側になりたいわけじゃない。
 子供の頃からいろいろな目にあって、それでも30半ばを過ぎた今、ハンナが自分の人生にそれなりに満足しているという「強さ」が読んでて安心するのかも。
 仕事に悩み、家族関係に悩み、恋愛や結婚・自立について考え、でも結論に急ぎ過ぎることなくまずは目先のゴタゴタを片付けてから、というあたり、もしかしてハンナはO型ですか?
 そして今回、ハンナをめぐる二人の男性、ノーマンとマイクの明暗がやっとくっきりわかれた感じ。 あたしはノーマン派なので、「マイクがダメダメだってことにやっと気づいてくれた?!」って感じ。 マイクみたいな自己チュー男にはがつんと言ってやらなきゃ本人は永遠に気づかないと思う・・・なんで自分がダメなのか。
 それにしてもモシェはずいぶんおとなしくなった。
 さて、この続きはまた一年後かな!

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月24日

シングルマン/A SINGLE MAN

 ジュリアン・ムーアが出るじゃん!、という理由だけで見ようと思い、特に予備知識なく映画館へ。 そういえばアカデミー賞でコリン・ファースほめられてたなぁ、と思い出し、クレジットの Directed by Tom Ford に「・・・トム・フォードって、あの、トム・フォード?」と遅ればせながらこの映画の実態を知る。
 なるほど、映像がゴージャスなわけだ。
 描かれるのは、ある男の一日。 1962年11月30日、A Day In Your Life。
 ある男が水の中でもがいている、勿論それは比喩というか精神状態なのだとすぐわかるのだが。 が、そのことよりもテロップの Music By Shigeru Umebayashi ってことに驚いちゃいました。 これにびっくりしなければ衝撃的な序盤の余韻をもっと楽しめたように思う。

 大学教授のジョージ(コリン・ファース)は16年連れ添ってきた恋人を突然の事故で亡くして以来、抜け殻の人生を送っていた。 とはいえ彼には独特の美学があり、それが彼に取り乱させることを許さない。 殊に人前ではこれまで通りのジョージを演じているが、限界に近いことはわかっている。
 そして彼も、早く終わらせたがっている。
 そう、彼が決めた「最後の一日」。 なのに、そういう日に限って様々な出会いがあって・・・という話。

  シングルマン3.jpg 大切な写真。
 5・60年代にゲイとして生きることはさぞ大変だっただろうな〜、とまずは感じる(今も大変ではないだろうがそれでも当時より楽になっているのは確かだ)。 勿論、ジョージはゲイであることで世間からの偏見に苦しめられているとかそれをはね返したいとか思っているわけではなく、ただマイノリティの孤独を抱きしめているだけなんですけどね。 声高に権利を叫ばないその覚悟が、ゲイである自分自身の矜持のように思えて。 それはトム・フォード自身の気持ちなのかもしれないけど。
 コリン・ファースに退廃美が似合うとは今まで思ってなかったんだけど(だって彼はそういうハンサムじゃないと思ってたから)、なんの、似合ってるんです!
 ちょっと老け役にしたせいかもしれない、アメリカにいながらもクイーンズイングリッシュを頑なに使い続けてるせいかもしれない、仕立てのよい美しいYシャツのせいかもしれない。 そしてジョージが実はナルシストであるということを嫌味もてらいもなく自然に演じてしまったからだろうか。
 ジョージだけじゃなく、出てくる男たちがみなそれぞれ美しい(美しく撮っている)のはさすが〜。 ゲイの人って男の人をそうやって見てるのね、という視点を見せてくれるのにはやはり驚きがありますが。

  シングルマン2.jpg 『アバウト・ア・ボーイ』のふくれっ面少年がこんなに成長していたとは・・・。

 それに対して女性の描かれ方が微妙に感じてしまったのはあたしが女性の視点を捨てられてないからですかね。 ジョージがまだゲイであると自覚していなかった頃のかつての恋人チャーリー(ジュリアン・ムーア)は女性では彼の唯一の理解者なのだけれど、赤裸々に描かれすぎでは・・・とハラハラしてしまった。 でもそれはあたしがジュリアン・ムーアを好きだからかも(頭からっぽっぽいお色気おねえさんばかりやらないで〜)。
 けれど、ゲイとは知らずに愛してしまった人を今も愛し続けているいとおしいまでの愚かさ、を彼女は演じていたのだと思う。

  シングルマン1.jpg だから、あわれで哀しい。

 それにしても60年代って、「アメリカがいちばん美しかった時代」なんだろうか。 キューバ危機直前だけど。
 うまくまとめましたね、なラストでこの映画の印象がスタイリッシュ&ゴージャスになったものの、うまくまとめすぎでは?、な気持ちも起こる。 2009年の作品とは思えない、まるで昔の映画のようだ(それが「古典っぽい」と思わせる技でもあるけど)。
 初監督だからということもありましょうが、効果を狙ったのであろうカット割りが確かに効いているところと逆に野暮ったいと感じさせるところもありで、それが余計に「古いかも」と思わせてしまうのであろうか。 60年代を直接知っているわけではないのでほんとは正しい時代考証なのかもしれないけれど。
 とはいえ、ファッションはもちろん家や部屋の中の小物ひとつひとつまで選び抜いたのであろうお洒落センスは楽しめるし、効果的なスローモーションに思わずハッとさせられたりと素晴らしいところもたくさんあり、だからこそなんかまとまってしまったのがちょっと残念、といった気持ちになっただけで。 ウェルメイドであることは間違いない。
 ただ、ここまで自分の哲学を入れ込んでしまって、トム・フォードが次につくる映画は大丈夫なんだろうか、と思ってしまったことも事実である。
 余計なお世話ですが。

ラベル:映画館 外国映画
posted by かしこん at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月23日

今年の10月を祝うものは

 自分に贅沢三昧を許す10月、気がつけばもう2/3が過ぎている。 でもなんかまだ暑い・・・。 ほんとに10月か?
 いや、涼しくなってるのはわかるんですけどね。
 というわけで実感が伴わないまま終わってしまいそうな10月に、自分で自分に生誕祝い!(という名の衝動買い許可)
 またやっちゃいましたよ・・・おそるべし神戸ブランド・ATAOにて。

  アタオココア.JPG お店ではこのように飾られ。

 もともと8月末入荷の新製品としてきたものだけれど(事前に「試作品を私物で使っているんですが、この先このようなものが出る予定です」と店長さんに見せてもらったのが始まりだった)、「10月に買いたいのでとっておいてください!」とお願いした。 はっきり「お取り置き」としてしまうと一週間ぐらいしか置いておいてもらえないらしいので、在庫が少なくなってきたら連絡をもらうということで。
 それもこれも、このカバンの肌触りが素晴らしいからなのだ!
 つややか・なめらかで、おまけにしっかりと厚みがある感じ。 スムースマットに加工された牛革、基本的に好きです。 しかしこれは、「ディア調」と名前がついており・・・そう、「鹿」です。 なんと、店員さんも教えてもらえないという職人さんの秘密の技により、「牛革で鹿革の手触りを再現」(実際の鹿革は激しい運動量のため傷が多く、このようなカバンをつくるには向かないらしい)。
 しかもこの色! 茶色といえば黄色がかったブラウン系が多い中、まさに「ココア色」。
 今シーズンのトレンドはキャメル色だそうですが、基本は白いがすぐ赤くなるあたしの肌の色にはココア〜レンガ系の色のほうが合うのです。
 ちなみにこのカバン、黒もありますが神戸店のみなさん全員がこの革に惚れ込んでおられ、その気持ちがお客にも伝染するのかすごくいい売れ行きらしい。 でも、最近はむしろこういうシンプルな革の魅力をストレートに打ち出してくるカバンが少ないから、そういうものを求めていた人たちが群がったのかも・・・(ハイブランドのに比べれば、かなりお得感のあるお値段ですしね)。 パテント加工や特殊素材は確かに手入れが楽だしぱっと見た目が華やかなのでそっち系の商品が増えるのもわかるし、ついほしくもなっちゃうんだけど、結局は原点回帰しちゃうのよねぇ。

  アタオココア1.JPG 自然光だとこんな色にも撮れます。
     セミショルダーハンドルついてます。

 最初に持った瞬間から「くったり感」があり、軽いです。 しかも持ち続けることで更に味わいが出るという、革製品の醍醐味も楽しませてくれるらしい。
 わーい、そういうの、好きだ〜!
 が、買って数日後に満員電車に乗ってしまい、翌朝気がついたらなんかシミが・・・泣きそうになってしまったが、革だもの、シミやキズにいちいち泣いていたら持って歩けない! ムダなキズはつけたくないけど、生きていく上では不可避なものだからそこは仕方ない! むしろシミやキズが、「あたしのカバンという証」になるのだ、と開き直ることが大事かと。 だって、ずっと長く使うつもりだもの。
 手持ちできるボストンタイプですが、金具の向きを変えて持ち手を替えればセミショルダーとして利用可能。 あたしはそれにプラスして、肩から斜めがけ可能なロング紐を別途購入。 手持ちボストンにするとコロンとしたシルエットになり、革に表情が生まれてすごくいい形なんだけど、腕の自由度もまた大事なのでシーンによって使い分けたい感じです。
 お安い買い物ではないけれど、長く使うし、なにしろこの革の魅力にはあらがえませんわ・・・(好きだけど別に革フェチではないんだけどなぁ)。

  アタオココア2.JPG フロントポケットにはサイドジッパーつき。
 シカってこんな革なのか・・・シカの背やおなかをさわってみたくなってしまうじゃないか。

ラベル:カバン
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2010年10月22日

出遅れシアター → どこまで、実話?

 WOWOWなどで録画して、家で見た映画をテーマ(?)ごとにまとめます。

オープン・ウォーター2/ADRIF
 見てびっくりしたんですが、タイトルにどこにも『OPEN WATER2』って表記がなかったんですが・・・今でも「関係ないけど続編っぽく邦題つける」ってことやってんの?
 まぁ、海でひどい目に遭う、というのは『オープン・ウォーター』と同じですけど。
 5年ぶりに再会した友人4人は連れ含め6人で外洋クルーズに出かけた。 酔っぱらって大騒ぎやらいろいろあって、ヨットから全員海に飛びこんで泳いだはいいが、はしごを下ろしていなかったことに気づく・・・。
 なんておばかなの。
 「こんなの見たよ」と友人に話したところ、「それ知ってる! 前に『探偵ナイトスクープ』に依頼きてたよ」と教えてもらう。 はしごなしで海からヨットにほんとに上がれないのか?、を検証実験したらしい・・・そしてほんとに上がれなかったらしい。 海に入る気ならはしごを下ろす、ヨットを停泊させるなら錨を下ろす、やはり基本中の基本ですね。

  ADRIFT.jpg 目の前にヨットがあるのに上れない。
 が、この映画の困ったところは「みなさん、おばか」ということで・・・だから同情できないので見てる側がはらはらしない、ということでしょうか(制作者側もやばさに気づいているのでヨットに赤ちゃんを乗せ、ハンドレシーバーで泣き声だけ聞かせて親の立場の人を恐怖に巻き込もうとする。 しかしあたしからすれば、赤ちゃん連れて外洋に出るほうがおかしいと思ってしまう。 おまけに母親はトラウマ故の水恐怖症だし)。
 で、登場人物の中でもっともバカな男が『グレイズ・アナトミー』のDrマーク・スローン役の人で・・・あぁ、この人っていつもハンサムだが中身が伴ってないみたいな役ばっかりだなぁ、としみじみし、その彼がナンパしたバカ女という役で『LOST』のクレアの人が出てるんですよね・・・まるっきり無名のキャストばかりでもないだけに、そのイタさは格別です。
 まぁ、とにかく「すべてが悪い方向に行く」というのは恐ろしいですね・・・そして酔っ払った勢いでこういうことを多くの人はしてしまいそう、という意味では大変後味の悪い作品かと。 解釈のわかれるだろうラストシーンもその意味はあるのか? なんかあたしは物悲しくなっただけだった・・・。
 これ、「実際に起こった出来事に基づく」ってテロップ出たんだけど、どこまでほんとなの? ただ「2艇のヨットでクルーズに出たが、片方のヨットから全員が海に飛び込んだはいいがはしごをおろし忘れた」 → 「もう片方のヨットの人に救出される」程度のネタ元であってほしい。

ブラック・ウォーター/BLACK WATER
 というわけで引き続き、実話を基にしたパニックもの。
 オーストラリアの川で釣り体験に参加したら、ワニにボートに体当たりされて襲われた、という話。 舞台はマングローブに覆われたドロ河、という低予算でがんばってます感がありありですが、それでも工夫はわかります。
 ワニといえば、子供の頃「昔テレビでやってたのを録画してたテープ」で見た『アリゲーター』を思い出しますが、B級映画のお手本のようなつくりでしたね(後半、ワニというよりモンスターだし)。 それに比べればこちらはワニの生態にせまった(?)リアリズム・ドキュメンタリータッチが売りです。

  ブラックウォーター.jpg 役者たちの恐怖もリアルなのか?
 濁った水ではどこに何がいるのか全然わからない、という恐ろしさは、基本的に水がきれいな日本では実感としてつかみにくいところですが、じわっと水面にあがってくるクロコダイルと目が合う瞬間!、は、さすがに背筋が凍ります。
 なんかこの映画、低予算故にリアルに本物のワニを使ったらしい(そしてカメラ一式食べられたらしい・・・)。
 『オープン・ウォーター2』よりはいくぶん救いのあるラストではあるけれど、なかなかにむちゃくちゃな展開だったり。 しかしオーストラリアはやはり大陸なのね、人間が入ってはいけない場所はあるのだと思わされる。
 あぁ、人間は道具がないとこんなにも弱い存在なんだなぁ。
 自然をなめちゃいけません。 あたしは怖いのわかってるので(というか自分が何もできないことを知っているので、というべきか)、アウトドア活動はしません。
 映画で教訓を得るインドア派です。

ラベル:外国映画
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2010年10月21日

目先のものにとらわれるO型

 今週の月曜日の分の『TVタックル』、ものすごく久し振りにちゃんと録画忘れなかったやつをやっと昨日見たのだが、「大竹さんは舞台でお休みです」と言われ。
 あ、そうか、『10月突然大豆のごとく』の東京公演はもう始まってるんだな。 いや、忘れてたわけではないのです、だって10月だし。 ただ、なんかもっと先のことだと思っていたから(それにしてもたけちゃん、大竹さんがいないのがすごく困った感じに見えたんですが・・・実は結構かなり頼りにしてるんですね)。
 あー、名古屋公演に行くための新幹線のチケットを取らなければ〜。
 それで、仕事のあとでJRの駅に行こうと思っててくてく歩き・・・つい無意識の習慣として本屋に入ってしまう。
 新刊棚で、驚きの声をあげてしまった。

 ハンナ11.jpg シュークリームは覗いている/ジョアン・フルーク
 お菓子探偵ハンナシリーズ第11弾。 だいたい年に一冊出るこのシリーズ、忘れた頃に登場です。
 ミステリとしては大変弱いのではありますが(というか田舎町で毎年殺人が起こり、いつも同じ人物が第一発見者ってもはやコメディである)、おいしそうなお菓子が文章を彩り、ほはやなんだか知ってる人のような気がするレギュラー登場人物たちの近況報告としてあたしは楽しみにしております(ハンナの飼いネコ・モシェも毎回なにか存在を主張する出来事があるしね)。
 なので即座にレジに直行。
 ふっふっふ、とそのままスーパーに入ってしまい、時間が遅めのこともあってはまちのお刺身を半額で買えてラッキー!、午後の紅茶のエスプレッソ缶が¥78−で更にラッキー!、と気分が盛り上がり、近くのカフェに入って本を読んじゃおうかなぁと思ったりして、いやいやお刺身買ったんだから帰らなきゃ、となって・・・あやうくそのまま帰るところだったのであった。
 おいおい、なんのためにここに来たのやら!
 新幹線は、のぞみにしました。
 無事にチケットは取れたので、帰ってからは本をめくる。 いつも以上にあまり役に立たない訳者あとがき、今回はレシピのページが多い気がするけど、もはやクッキーが主ではない(ハンナはクッキー屋の主人なのだが、さすがにクッキーのネタは尽きてきたのか?)。 しかし、読んでいけば確実にアメリカンカントリークッキーが食べたくなるであろう。 西宮の『アンジー』に買いに行こうかなぁ、という気分になってきた。 明日、仕事は何時に終わるのであろうか・・・。

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2010年10月20日

ハンバーグオムカレー

 映画『スープ・オペラ』で鈴木砂羽が食べていたカツカレーがおいしそうだったので、あたしも食べよう!、とカレーの食べられるお店に。
 しかし、そのお店にはカツカレーはなかった・・・しかしオムライスがあり、なんかそっちにもひかれ。 わけがわかんなくなり、結局初志はどこにいった、みたいなオーダーになってしまいました。

  オムカレーハンバーグ.JPG ハンバーグオムカレー。
    ちょっとハンバーグが滑り落ちてます。

 オムライスも食べたいがそもそも目的はカレーなのだから、そしてカツに代わるものは・・・という思考過程がそのまま出た注文です。
 映画ではカツカレーは舟型のいわゆるカレー皿で食べていたので、平皿で出てこられてここでも違い・・・今度は専門店的カレースタンドみたいなところに行くぞ!、と決意する。
 でも味はおいしかったです。 カレールーは欧風で、辛さはマイルドでむしろブイヨンのコクを追究。 卵の火の通り方は8割、といった具合でとろっと感もあり、中身はきちんとケチャップ色のチキンライス。 そうだよね、カレーにトマトは合うんだからチキンライスに合わせても問題ないよね〜。
 ハンバーグは冷凍か?、と思わなくもなかったが・・・まぁ、それもよし。
 おなかがいっぱいになったらカツカレーのことは忘れた。 というかカツカレーではなかったことに対してのがっかり感を忘れたというか。
 ごちそうさまでした!

posted by かしこん at 00:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

ジャーナリズムって、なんですか?

 先日、東京の知り合いから10月2日の渋谷での尖閣問題抗議デモに行く、と連絡があった。 普段は地上波テレビを見ないあたしだが、その日は注意してニュース番組を見た。 報道されていなかった。
 「もしかして、中止になったとか?」とメールすれば「You Tube見て!」と。
 確かにそこにはデモの光景が。 しかも結構な人数で、こじんまりとしたものではない。 これ、報道する価値がないと思われたってこと?(もっと少ない人数のデモでも報道されてた記憶がありますけどね)
 翌日は「何故報道しない!」という批判を踏まえ、マスコミ側は「その日にデモがあることを知らなかった」って言い訳していたようだ。 が、主催者側(田母神さんたち)は前日にはマスコミ各社にFAXを流したと言っているし、そもそも渋谷ってNHKあるとこじゃん! (その人はNHKの横も通ったと言っていた)
 これは「報道したくない」ってことだよな・・・と思っていたら、16日にはもっとデモの規模は大きくなり、中国大使館前でも抗議してたらしいんだけどこれまたほとんど報道されない・・・(されたと思っても右翼団体扱いである)。
 というか、この日本のデモに触発されたらしい中国本土での反日デモのほうがはるかに大きく取り上げられる・・・。
 おかしくない?
 というか、「日本国内でのデモに反発して中国でデモ」って、中国側はどうやって日本でデモがあったこと(もしくはあること)を知ったわけ? 日本のマスコミは流してないのに(しかし海外のメディアは流してるんですけどね。 だとしても、日本のデモと同日にそのデモに反発してデモが起こるって、いくらなんでも行動が早すぎ)。
 ということは日本のネット上の動きを見張ってて、その情報を中国国内に流してたってことでは?(勿論、バックには中国共産党の思惑があるでしょう)
 そして中国政府が知り、国民に伝えるくらいの情報なのにそれを察知できない日本のマスコミは情報を扱う者としては十分すぎるほどアウトですよ。 「知らなかった」なんて言い訳が通用すると思ってるあたり、ダメ度は民主党といい勝負ですね(もしくはそういえば責任取らなくて済むと思っているのならそれもそれでいい勝負)。
 日本国内の反中デモは、少なくともきちんと届け出をし、整然とした行進だったと聞きました。 警察官は出てたけど交通整理をしただけ、中国大使館前では規制がかかって一度に3〜5人ずつしか前に行けなかったとか(めちゃめちゃ時間がかかっただろうなぁ。 それが逆に目立つってこと考えないのかな?)。
 投石なんてもってのほかです。 暴力行為はしてません!
 それを、中国政府は「国際ルールにのっとってやれ」だの「包囲攻撃だ」などと言う・・・あの、十分に法を順守したやり方だったと思いますが。 それに、中国に「ルール守れ」とか言われても片腹痛いんですけど。
 中国での反日デモを見て言えよ、って感じ? あの暴力・破壊行為はもはやデモではなく暴動です。 彼らの標的がたとえ日本企業・日本製品だとしても中国人も働いているでしょう、ひっくり返された日本車の持ち主は中国人なのでは?
 一歩止まって考えられない、感情だけで動いてしまう人々が暴徒化するのは自然の流れです。
 そもそも、香港からの報道では「これは官製デモである」とのこと。
 日本国内では中国のネットで集まった学生たちが中心の自然発生的なデモであるとの報道が多いようですが・・・中国ってネットは見張られてるんでしょ? だったら自然発生的なデモなら抑え込まれるのでは?(そもそも中国の法律では学生の政治的な活動は禁じられている)。 直接的な指示はなくとも、そっちのほうへ誘導・容認されたと考えるのが普通でしょう。 それもこれも中国共産党の利益になるからだというのに、「日本でデモやったからこんなことに」みたいなこと言ってる人ってどんだけバカなのか(もしくはその意図を隠したいのか)。
 ただ、ここまでの暴徒化は望まれてなかったのでは、と感じるし、となると当局の予想以上に中国人民の不満はたまっていて、当局には完全に抑え込めるだけの力はなくなってきている、ということなのかもしれない。 日本での反中デモが中国への怒りを表しているのと同様に民主党への怒りを表しているように(政府が国民感情以上に強気に出てくれればデモなどしないし、やりすぎだったらブレーキをかける方向に働くだろう)、中国もまた反日感情を利用して当局への怒りをあらわにしている、ということなのだろう。
 題材にされた日本はほんと迷惑ですが。
 なのに、日本の反中デモに対して「そんなに敏感に反応しなくても」みたいなことを言った官房長官、バカですか? これは与党への不信任でもあるんですよ。  なんで他人事気分でいられるんですか(しかもこいつは「日本に中国への属国化は今に始まったことではない」とかも言ったらしいな。 中華人民共和国はまだ建国60年そこそこなので古代から続くかつての国々を「中国」と呼ぶのは微妙に違う気もするんだけど、聖徳太子が宣言して以降、日本は属国ではない!)。
 そしてこのように中国との関係が国民感情レベルで悪化しているというのに、総理大臣は中国に対して在留邦人の安全確保を願い出る。
 アホか?
 フジタの社員を強制的に拘束するような国に頼んでどうする! 自分らの国民は自分らで守れないのか! 渡航危険のレベルを上げろ、中国から帰ってきたい人たちのためにチャーター便を仕立てろ、中国人の入国審査を厳しくしろ。
 それくらいしたっていいんじゃないですか?
 そして、このままではもう付き合いきれない。 でも民主化したいのなら応援する、ぐらいのこと言ったっていいんじゃない?
 そのためにも、海上保安庁のビデオは公開するべきです。
 中国全体には正しい情報は伝わらないかもしれないが、少なくとも諸外国にはわかる。 周囲を味方につけなくて、中国のご機嫌をとって何の意味がある?
 その場しのぎじゃなくて、もっと先のことを見ましょうよ。
 そしてマスコミも偏向報道はやめてください。 与党や中国・韓国に都合のいい報道ばかりここ最近流れてきてるんですが・・・なんなんですか?  「新聞が売れない」とかいうけど、あなたたちの姿勢が原因だと気づかないんですか? だからテレビのニュースも視聴率悪いし、多くはネットでニュースを拾うほうに流れるんですよ。 そのほうが多くの情報を手に入れられるし、ひとつの見方を押しつけられなくて済むとわかっているからです。
 だから、あたしはもうMade In Chinaは買いません(前からあまり買わないようにしてたけど)。 中国にお金は落としません、チベットやウイグルなど中国に弾圧されている人々を応援します。
 それが、一市民にまずできること。

posted by かしこん at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題・ニュースに思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月18日

今の私をカバンにつめて @ 大阪ビジネスパーク円形ホール

 普通に三谷幸喜の新作だと思ってチケットをとったら(生誕記念祭は来年ではなかったか?、と疑問にも思ったが)・・・「翻訳・上演台本」とな!
 なんかだまされた気分・・・まぁ、いいけど。 そしてあたしは劇場をIMPホールと勘違いしており、前日確認しておいてよかったよ(円形ホールの使用頻度はそれほど高くないし、ご存知の方はおわかりのようにIMPホール・円形ホール・シアターBRAVA!は極めて近い距離に位置する)。
 当日も「IMPのほうに行っちゃったよ〜」というお客さん結構いたので、そういう誤解はあたしだけではないと思われる。 使用頻度が低いのはこの劇場の特殊性故なのだが、青山円形劇場ほど特殊さをつきつめられていないので使いにくいのかなぁ、と思う。
 重ねられた木の椅子、奥にバンドセット。 舞台は開店前のジャズバーかナイトクラブといった雰囲気で、以前見た『ア・ラ・カルト』を思い出す。
 あたしは今回通路側の席だったのだが、横を通った人がめちゃめちゃ素敵なチェックのパンツをはいていたので「うわっ、それかっこいい!」と目で追ってしまったら、なんと出演者のギタリストさんだったのであった。 そう、開演ベルが鳴るわけでもなく、観客が席に着くのにまじって出演者の方々もこの店にやってきて、準備をするのだ(そして舞台は始まっているのに空気を読まず、堂々とゆったり自分の席を探す客もいる・・・さすが大阪? でもこれって難しいなぁ。遅れてくる客もいるし、板の上の世界:非日常・虚構と観客席:日常・現実との境目をどこで引くのか。 それが気になって、いまいち入り込めない自分がいた)。
 演出はG2だということで、納得。

  今の私をカバンにつめて.JPG ヘザーは長髪でした。

 その日は歌手のヘザー(戸田恵子)の誕生日。 夜に行われる彼女のショーに向けて、マネージャーのジョー(石黒賢)に見せるゲネプロという設定。
 これまでとはまったく違う新しい構成と選曲にしたいというヘザーの気持ちをジョーは受け入れられなくて、そんなにまで自分をさらけ出さなくったって、と言う。
 全然予備知識がなかったのでほんとにびっくりしてしまったのですが・・・これ、ミュージカルでした。 ショーのリハーサル、という形なのでいわゆるミュージカルとはちょっと違うけど(歌うことに理由と必然性があるという『オケピ!』タイプです)、歌がヘザーの心情とリアルにリンクするものなので。
 ただ、更に振りがついたりもするので、あたしのミュージカル苦手な気持ちが刺激される展開になっております。
 ♪ 歌がすべてなの 生きるあかしなの ♪、と冒頭から歌われるので・・・え、そんなこと言われても、それはあなたの気持ちであってあたしの気持ちじゃないんだけどなぁ、と引き気味になってしまったのは、やはり舞台と客席との境界が曖昧だったからだろうか(そしてお客は歌が終わったときに拍手していいのかどうか戸惑っておりました。 あたしは最後まで拍手はしない、だってこのナイトクラブには今客はいないのだから、と割り切りましたが)。 みなさんの衣装や演奏される音楽がいかにも70年代そのもの、というのもちょっと微妙に古いなぁ、と思わされたり。
 話が進むにつれてそもそも時代設定が70年代だとわかるのだが(オリジナルの初演は1978年だそうです)、ジョーの「自分がやりたいことよりお客さんが望むもの」・「自分の持ち歌を大事にしない歌手はダメだよ」的な台詞に同意。 そのあたりの命題はアーティストにとって宿命みたいなもんですけどね、でもジョーの言うことにも一理ありなんです(そのあたり、ヘザーVS.ジョーみたいな単純な対立構造になっていないのでよいです)。
 時代的なことを考えれば「社会的な女性の自立」のための物語なんですが・・・ヘザーの自分探しでもあり、気持ちはわかるんだけどなんか違和感、となってしまうのは、あたしがそれなりにフェミニズムの恩恵を受けて生きてこれたということなのでしょうか。 「時代が違う」という感じがすごくした。
 なんというんでしょうね、「誕生日、これまでの自分を脱ぎ捨てて新しい私に生まれ変わる!」みたいなことに、あたしは同意・共感できなくなっていました。
 今の自分は過去の自分と地続きなのだけれど、一瞬一瞬で別の人間のようなときもあると感じるようになってしまったからでしょうか。 自分さがしなんて悠長なことをしてられなかった世代ということもあるでしょうか。
 とりあえず、「なんか古いぞ」という気持ちは拭いきれませんでした。

 勿論、面白くなかったということではないのですが・・・台本はかなり意訳・口語訳されており十分笑えるようになってますし、笑えました。 現代でも自由に生きようとする女性を脅威に感じる男性はいるし、夫婦間の駆け引きのようなものも当時と同様にあるところもあるでしょう。 50代以上と思しき観客の笑い声がものすごかったです。 うーむ、やはり70年代に青春を過ごした人がいちばん楽しめるのかなぁ。
 最後にもまた♪歌がすべてなの〜♪が歌われる。 ヘザーの半生を見てきたあとではその歌詞の重みがわかってじーんとする。 やはりあたしはこれを見るにはまだ若いのか?(もしくは人生経験が乏しいか)
 “I'M GETTING MY ACT TOGETHER AND TAKING IT ON MY ROAD”を「今の私をカバンにつめて」としたセンスはとても素敵。 そのカバンを持ってヘザーは旅立つのでしょうね。
 小さい劇場故、比較的間近で見た戸田恵子さんに「わ、美人! 顔、ちぃっちゃい!腕、細い! 肌、きれい!」といちいち感嘆。 ヘザーはすごくやりたかった役だそうなのでその思い入れもあってか、内側からの輝きが半端ない。 話し声だけじゃなく歌声の幅広さも見せてくれます。 その情熱に押されてか、石黒賢は数回台詞がしっかり言えてないところがあったりしましたが誠実ないい人オーラが漂っており、あぁやっぱりいい人なんだろうなぁと強く感じたり。 
 二人のコーラスガール、うまいなぁとぼーっとしていたら、カーテンコールのメンバー紹介で入江加奈子と麻生かほ里とわかってびびる(そりゃうまいわけだよ、主役やるだけの力のある人たちだもの)。 バンドマンの割に芸達者だなと思ったらそれはパニクルーの人だったりとどんだけ下調べしてないねん!
 つまり、それだけの人が脇を固める方向にまわる、ということで、この世界における戸田恵子の立ち位置というかリスペクトされまくりぶりがわかってしまうわけで・・・やはりすごいものを見たのかもしれない。
 上演時間は2時間弱。 度重なるアンコールに何度も呼び出され、みなさんげんなりされてた模様。
 すみませんでした。

  大阪城夜景.JPG 帰る頃にもまだ大阪城のライトアップは終わっていなかった。
 思ったよりも早く帰れたなぁ。 というか『ワルシャワの鼻』が長すぎたのだ、これで、普通である。

posted by かしこん at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台・演劇・芸術・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

スープ・オペラ

 あまりにぼーっとしていた。 ポスターを遠目に見て、共演が藤竜也だと知り、タイトルがスープだし、てっきり『しあわせのかおり』のスタッフ再集結だと思い込んだのであった。

   スープ・オペラ1.jpg この写真を遠目に見て。
 映画が始まって、「え、なんで坂井真紀?」と大混乱。 そう、あたしはずっと中谷美紀だと思い込んでいたのであった・・・あたし、疲れてる?
 『スープ・オペラ』が阿川佐和子の原作だというのは知っていたし、<ソープ・オペラ>をもじったタイトルだということも知っていたけれど中身は読んでいなかった。 映画を見て思ったのは・・・なんというか、こんなにもファザコン振りを堂々と認めて受け入れる阿川さんはすごいな、ということだった。
 図書館司書のルイ(坂井真紀)は母親代わりに育ててくれたおばのトバちゃん(加賀まりこ)と二人暮らしでのんきな楽しい日々を送っていたが、突然トバちゃんが結婚宣言して家を出ていく。 一人になったルイは、35歳になって初めてひとりぼっちを突きつけられて落ち込み、孤独という寂しさを知る。 そんな折、何故かたまたま画家のトニー(藤竜也)と出版社アルバイト康介くん(西島隆弘)と同居することになる。

  スープ・オペラ2.jpg でも生活感はなし。

 原作自体がちょっと前の作品なので、携帯電話の使い方などいかにもとってつけたような感がありありで、無理に現代に置き換える必要はあったのか?
 だって、基本はファンタジーなのですもの(三人が同居することになる展開も「ありえない」と言っちゃったらおしまい、な感じだし)。 ただ、冒頭から舞台劇を意識した演出なので、そのファンタジックさは意識されたものなのだけれど。
 近い年齢の者として、実際、こんな35歳女は痛すぎる・・・。 見ていて大変つらかったが(不満があっても「えーっ」・「はぁ」とつぶやくだけで強い自己主張をしない流されキャラ。 その割に自分はしっかりしていると思っていたりする、通勤路途中にある古びたメリーゴーランドを前にして「まわれ!」ってかなり本気で呟く、など不審な行動多し)、「これさえあれば生きていける」というトバちゃん直伝のスープ同様彼女の存在も幻なのだ。 ありえないキャラクター、と思うことでイライラをごまかす。 もう何からつっこんでいいかわからないくらいの話なので、「これはファンタジーだ!」と叫ぶことで了承したい。
 まず、スープ。 「残った野菜くずと鳥ガラをことこと丁寧に煮込んだだけのスープ」というご説明ですが、冒頭でルイはまるまるきれいな玉ねぎを四つ切にして鍋に入れる。 「残った野菜くず」じゃないじゃん! で、布巾で濾して出来上がったスープはコンソメスープ的色合いなれどちっともおいしそうに見えないんだよなぁ。 スープを味わう登場人物がみな、身体を震わせて「おいしい!」と叫ぶほどのものに見えない・・・なんかそれがこの映画の意味合いを象徴しているような気がした。 食べ物の描かれ方があまりにぞんざいで、それ故にそれを食べる人たちの存在感も薄いのだ。
 ご近所の精肉店、厚いハムカツより薄いハムカツのほうがおいしいという。
 ならば「薄いハムカツ」は揚げたてコロッケ同様店を出て歩きがてら食べるものでは? お土産として持ち帰り、冷めきったハムカツをみなさんがうれしそうに食べるのは納得がいかない(そして見た目もそんなにおいしそうに感じない)。 トニーさんが手打ちそばをふるまうけれど、まるでそうめんのように大きな皿に山盛りにする。 あのー、そんなことしたらそばはくっついて食べにくくてしょうがないです。 勿論、一つの皿からみんなでつつきあう、という行為に意味があるのはわかりますけど、だったらそうめんかひやむぎかうどんにしようよ!
 ルイが職場で食べるお弁当も、お店が出してる和風低カロリー弁当のようで、残り物詰めましたとか私は和食系薄味が好きなんです!みたいな主張が感じられない。 むしろその横で友人奈々子(鈴木砂羽)ががっつり食べてるカツカレーがいちばんおいしそう。 そう、「え、なんか太ってませんか?」とびっくりしてしまった鈴木砂羽、流行作家づきの編集者としてバリバリ不健康な生活してます!、という役づくりなのだろうか、顔色もよくないし外食中心です!、みたいな佇まいでふわふわしているルイとは対照的。 彼女は現実に足つけて生きてるって感じがした(だから彼女が食べるものがおいしそうに見えるのだろう)。

  スープ・オペラ3.jpg 康介くん、バイト中。

 とはいえ、やたら豪華キャストなんですよねぇ、これが。
 藤竜也がやたらかっこいいのはともかくとして、図書館長役の塩見さん、中年の危機に襲われているのかかなり壊れてて最高です!(彼をメインに別の物語を見たい) やたらオカマキャラのフランス文学教授・菅原大吉さんも彼にしては珍しい役だけどはまってる! ルイの家のご近所さんが草村礼子さんだったり、バスの出発を告げるだけの人が品川徹さんだったり、髪型が変なアトムになってる流行作家は平泉成だし、肉屋のおやじは田山涼成さんだし、しっかり最後には余貴美子も顔を出すのですよ。 おまけに加賀まりこの結婚相手は萩原聖人だし(監督が『樹の海』の人だとわかったので、納得)。
 しかし、いきなりの結婚宣言、相手は年下男ってこの図、『オカンの嫁入り』とがっちりかぶってますねぇ。 「年上女と年下男のカップル」をあえてまた流行らせたいのかしら?
 「苦労、ちゃんと知ってますよ!」と言いかねないルイだが、ほんとに十分愛されて育ったんだろうなぁというのがわかる(つまり、阿川さんも?)。
 だから彼女が本当に恐れているのはひとりぼっちになることで、ひとりで生きていくための通過儀礼がこの出来事だったのだろう。
 まさに人生はクロスロード。
 長く付き合う人もいればいっとき交差するだけの人もいるけれど、つきあう時間の長さと過ごす時間の濃密さは必ずしも比例しない、ということですね。
 夢から覚めたあと、彼女はどう生きるのか。
 できるなら、書物にもうちょっと愛情を持って図書館勤めをしてほしいなぁ。

ラベル:映画館 日本映画
posted by かしこん at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする