2021年01月24日

ラズベリー・デニッシュはざわめく/ジョアン・フルーク

 <お菓子探偵ハンナ>シリーズ21作目。
 あらためてシリーズ巻数を数えるとびっくりだ。 季節は過ぎるが登場人物は齢はとらないイソノ界(29歳から34歳ぐらいにはなってる気はするが)。 ハンナが結婚して新しいステージに入ったのかと思ったけど、そうでもなかった。 いや、次のステージに入ったと言えるのかも。 次に引っ張る力が強くなってる。

  ハンナ21ラズベリーデニッシュはざわめく.jpg Raspberry Danish Murder
 ロスがいなくなってから2週間、ハンナはつらさや悲しみを抱えつつも毎日“クッキー・ジャー”のオーブンに向かっている。 妹のミシェル、親友のノーマンとマイクもハンナを支えようと精いっぱい。 ある日、ロスのアシスタントのPKがロスの車に乗っていて事故に遭ってしまう。  薬物入りのチョコレートバーを食べて心臓発作を起こしたためだ。 このチョコバーはロスにあてられたもの? それともPK? いつものようにハンナは調査を開始するが・・・。

 いつものように、出てきた瞬間に「こいつが犯人だ!」とわかりますが・・・それがメインではないので。
 今回のレシピはバークッキー多め。 バークッキーといってもレシピを読む感じではショートブレッド的というよりもブラウニー的で、あたしの概念では<クッキー>とはちょっと違う気もするけど、ベーシックなレシピはあらかた出尽くしている感あるから仕方ないよね。 でもあたしは自分で作るより、プロが作ったものを買って食べます!
 レイクエデンの町の人々の近況報告を知るこのシリーズ、今回は飲食店で働く方々が証言者として多く出てきて、このご時世でもがんばっているのだろうかと思ってしまった。 レイクエデン・インのブッフェ、食べてみたい。
 あとは、「相変わらずノーマンっていいやつ」って思わされる場面の多いこと! ノーマン再評価への流れづくり?

posted by かしこん at 17:26| 兵庫 ☔| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月23日

回収・交換、かぁ・・・

 和田慎二のホラー系傑作選、『血塗られた恐怖』
 『左の目の悪霊』のカラーページに別の作品のカラー原稿が紛れ込んでいた件、版元から正式回答が。

【個人のお客様へ】

お手元に該当書籍がございましたら、交換をさせていただきます。
大変お手数をおかけいたしますが、下記連絡先まで不良本をヤマト運輸の着払いにてお送りください。
なお、交換の書籍のお届けは、2月中旬ごろとなります。あらかじめご了承ください。
この度はご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

(秋田書店 2021.01.19 プレスリリースより)

  和田慎二傑作選4血塗られた恐怖.jpg 回収して交換・・・それはそれで微妙にめんどくさい。
 こちらとしては、「なんでそういうことになったのか」の事情を知りたいというか、その過程に興味があるんだけど。
 自分の今の仕事にもつながりそうだから、気になる!
 詳細を教えてはくれないものだろうか・・・でも原因の追跡調査ができるくらいなら、こんなことにはならないのかもしれないけど。 「原因は、結局誰にもわからない」ということになってしまうのだろうか。

ラベル:マンガ
posted by かしこん at 04:14| 兵庫 ☔| Comment(0) | 本・読書 reading books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月21日

砂男/ラーシュ・ケプレル

 続編が出たので、読んでみた。 このラストが「衝撃的!」だそうなので・・・「この続きはーっ!」ってところで次のあてがないと寂しいもんね。
 これまたスウェーデンミステリですが、読むのは初めて。 警部ヨーナ・リンナシリーズの4作目だけど(3作目まではハヤカワで出ているが、現在は絶賛絶版中)、ここから読み始めても大丈夫ということなので。

  砂男1 扶桑社ミステリー.jpg砂男2 扶桑社ミステリー.jpg とりあえず、表紙からただごとではなさそうなイメージ。
 ストックホルム郊外、線路沿いで保護された男性は13年前に行方不明となっていた人物だった。 同時に行方不明になっている妹はまだ“砂男”に軟禁されているという。 当時、捜査にあたった国家警察のヨーナ・リンナ警部は、その後逮捕されたシリアルキラー・ユレックの犯行ではないかと感じていたが、証拠がなかったため行方不明として処理されたのだ。 兄が帰ってきたことで捜査は再開、妹を探し出すため、公安警察のサーガ・バウエルが閉鎖病棟に収容されているユレックから話を聞き出そうと潜入捜査を開始する・・・。

 細かめの章立てでなかなかキャラの背景が見えず、序盤は話を把握するのにちょっと骨を折る。 でも把握できてからは加速、下巻は早かった。
 ユレックの存在はハンニバル・レクターっぽいよなぁ、というのは裏表紙あらすじを見たときから思っていたが・・・悪魔のように何でもお見通しな感じが「北欧ミステリはヘニング・マンケルから」なあたしにはちょっとしっくりこない。 このデモーニッシュ感、<刑事ファビアン・リスク>やフランスのスリラー作家フランク・ティリエなんかを思い出させる。
 ミステリというよりはスリラーなのか? 人が死に過ぎる!
 そう考えると『ミレニアム』三部作やピエール・ルメートルはミステリとスリラーをうまいこといいバランスで融合させているから全世界ベストセラーになったんだなぁ、と。
 ヨーナ・リンナも主役としてはキャラが薄いが、ユレックの事件はヨーナにとっても重要だったという部分で厚みが出ていた。 そのおかげで「衝撃のラスト!」はすごく納得のいくものだった・・・1作目から読んでこその衝撃なんだろうなぁ、きっと。
 移民に寛容と言われるスウェーデンだけど、問題はないわけじゃないという悲しさはあるけど、「意識していない自分が犯した罪」を突然突きつけられるのと、「自分の罪を常に意識して生き続ける」のとどちらがつらいのか、みたいな感覚は世界共通なのか。
 これで安心して次の『つけ狙う者』に入れるけど・・・一作目から読んだほうがいいかしら。

posted by かしこん at 15:45| 兵庫 ☁| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月20日

チロルチョコ ピスタチオ味!

 通り道のローソン(しかもちいさめ)で見つけられなかったので、大きめかつ人通りが多そうなところにあるローソンまで足を延ばしたら、あっさり発見できた、ローソン限定・チロルチョコピスタチオ味。

  20210120チロルチョコピスタチオ味.JPG 8個も買っちゃった!
 一個減っているのは食べたから・・・写真撮る前に食べちゃった。

 パッケージを剥けば、まず見た目は抹茶より薄い緑色の四角。
 断面を見ようとかじったら、ピスタチオのソース出てきて焦る!
 「ワッフルコーン入り」って書いてあったけど・・・ワッフルコーン味のチョコも入ってる?
 カリカリするのはワッフルコーンとピスタチオのかけら、かな?
 ピスタチオというか、ピスタチオのソフトクリームをイメージしたチロルチョコだったのかな?
 次はもうちょっと味を確認しながら食べます!

posted by かしこん at 23:59| 兵庫 ☀| Comment(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月19日

汝、鉤十字を背負いて頂を奪え/ハリー・ファージング

 『最後の巡礼者』の帯で紹介されていて、「えっ、こんなの、いつ出てたの?」とびっくりしたやつ。 山モノ好きとしては気になるじゃないですか。
 探したら、2018年5月発売・・・えーっ、全然気づいてなかったじゃないか。 竹書房文庫は新刊情報が出るのがわりとギリギリで、「30日後までの近刊」を見たときに載ってなかったこともあった。 過去にもチェック漏れがあったということよね・・・。

  汝、鉤十字を背負いて頂を奪え1.jpg汝、鉤十字を背負いて頂を奪え2.jpg キワモノっぽい印象だが、実は『北壁の死闘』×『神々の山嶺』!
 山岳ガイドのニールは顧客を連れてエベレスト山頂を目指すがアクシデント発生、下山中にあるピッケルに命を救われる。 よく見るとそのピッケルには鉤十字のマークが。
 時は遡り1938年、ドイツ人のヨーゼフ・ベッカーは山を越えることでユダヤ人の逃亡を助けていたが、ある日ナチスに捕縛されてしまう。 家族の命と引き換えに、ナチスの栄誉のためにエベレスト初登頂を成し遂げろとヒムラーから命令されるベッカー。
 現代ではそのピッケルをめぐってネオナチなどが暗躍、ニールはまたエベレストに戻ることに・・・山頂を目指す二人の運命が時を越えて交差する。

 登山描写がぐいぐい読ませる!
 だから悪役がいささか単純化されすぎでも、バイオレンス場面多すぎでも、結構一気読みでしたよ。
 序盤はニールのエベレスト登頂に引き込まれ、合間に過去を描かれることにもどかしい思いがしたけれど、次第にヨーゼフのほうに引き込まれ(チベットの僧院のあたり特に!)、ニールのことちょっと忘れちゃった。
 多くの人が死ぬしひどい話なんだが、なんだろう、このエンディングのさわやかさは。
 作者は自分で登山をする人らしく、登山への愛がほとばしっている。
 おりしもK2冬季初登頂(ネパールのシェルパ族の方々が中心のパーティ)というニュースも入ってきて、胸アツ。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 23:39| 兵庫 ☀| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月17日

今日は12冊(2021年1月前半分)。

 今月前半の新刊、出揃いました。

  和田慎二傑作選4血塗られた恐怖.jpg 和田慎二傑作選 血塗られた恐怖/和田慎二
 出ました!
 待望の『呪われた孤島』・『朱雀の紋章』・『左の目の悪霊』収録!
 でも『左の目の悪霊』の巻頭カラーページの中に、『夏に来たイブ』2Pがまざってるんですけど・・・。

  ハンナ21ラズベリーデニッシュはざわめく.jpg ラズベリー・デニッシュはざわめく/ジョアン・フルーク
 <お菓子探偵ハンナ>シリーズ21作目。 10月のたのしみだったものが、版元が変わってから年明け発売のペースになったみたいですね。

  平凡すぎる犠牲者 レイフGWペーション.jpg 平凡すぎる犠牲者/レイフ・GW・ペーション
 『見習い警官殺し』に続くベックストレーム警部シリーズ2作目、スウェーデン。 ベックストレームのキャラはマジむかつくのよね・・・ひどい目に遭ってほしいとつい思ってしまうけど。 

  6600万年の革命 ピーター・ワッツ.jpg 6600万年の革命/ピーター・ワッツ
 個人的には「AIが人間を支配」ってことにはならないと思ってますが、<数千年に一度だけ目覚める人間たちと船の全機能を制御するAIの、百万年にも及ぶ攻防>というあらすじに惹かれました。 でも『ブラインドサイト』を読んでからのほうがいいのかなぁ。

  ロックダウン ピーター・メイ.jpg ロックダウン/ピーター・メイ
 致死率の高い感染症が流行し、ロックダウンしたロンドンで、殺人事件を捜査する刑事もの。 「2005年に執筆したがあまりに非現実的だと言われボツになった作品、緊急出版」、というふれこみ。 ピーター・メイって『さよなら、ブラックハウス』の人でしょ、無名の新人でもないのにそういうこともあるんですね。

  刑事失格 ジョン・マクマホン.jpg 刑事失格/ジョン・マクマホン
 アメリカ・ジョージア州が舞台のノンシリーズ作。 南部の問題についてやっと自分の理解・消化が追いついてきた気がするので。 

  ケン・リュウ短編傑作集5生まれ変わり.jpg 生まれ変わり ケン・リュウ短編傑作集5/ケン・リュウ
 『紙の動物園』の著者のハヤカワ銀背の短編集『生まれ変わり』からの分冊一冊目。 なんかずっと買ってる気がしてたけど、前に図書館で銀背の『紙の動物園』と『母の記憶に』を借りて読んでただけだった・・・(『生まれ変わり』をまだ読んでなかっただけ)。

  ラスト・トライアル ロバート・ベイリー.jpg ラスト・トライアル/ロバート・ベイリー
 『ザ・プロフェッサー』の3作目、法廷もの。 「あの人、どうなった?」が関係しているようで、シリーズ物の罠にはめられてしまったようだ。

  咆哮 アンドレアス・フェーア.jpg 咆哮/アンドレアス・フェーア
 『弁護士アイゼンハイム』の著者のデビュー作とのこと、ドイツ。 小学館文庫も確実にヨーロッパミステリを拾っていっている。

  近藤史恵 インフルエンス文庫版.jpg インフルエンス/近藤史恵
 ちょっと前に図書館で借りて読んだやつだが、文庫化されたので購入。 翻訳物に比べるとページ数の少なさが一目瞭然、もっと長くてもよかったけど、この少なさに濃密さを埋め込むことが重要なのだろうなぁ。
 WOWOWでドラマになるそうです。 あの時代が映像に出てくれてたらいいなぁ。

  グレート・インフルエンザ1.jpgグレート・インフルエンザ2.jpg グレート・インフルエンザ ウィルスに立ち向かった科学者たち/ジョン・バリー
 2005年頃に出てた単行本、この機に文庫化。 その当時は『史上最悪のインフルエンザ』のほうを読んでこっちは読んでなかった。 2000年前後って、「新型インフルエンザのパンデミックのきっかけはすぐそこに潜んでる」っていうの、多かったですよね。 だからSARSが出たときは驚きました、コロナウイルスなんだ、インフルエンザじゃないんだって・・・それすらも昔のことになってしまった。

ラベル:新刊 マンガ
posted by かしこん at 17:15| 兵庫 ☔| Comment(0) | ☆ 買っちゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月16日

ひとりで外食 @ ミオール神戸

 なんだか世間的には外食することが<悪>、<非難されること>っぽくなっていますが・・・それは「複数で」・「距離を取らず」・「飛沫を気にしない」のが問題であって、ひとりだったらよくないですか?
 そして家からバスや電車に乗ってわざわざ遠くに外食に、となればあれかもですが、仕事帰りの通り道で、とかだったらよくないですか? 勿論、手指消毒その他、気を付けます。
 というわけで昨日、仕事帰りにさんちかのジュンク堂で本を買ったら、なんかふらふらと誘われて(おなかがすいていたらしい)、同じくさんちかのミオール神戸に。 ここはちょっとしたイートインスペースがありますが、そのときは誰もいなくて・・・「イートインできますか?」と聞けば、「20時までですが」とのこと。 えっ、今何時?、と時間を見れば19時でした。
 オーダーとお会計はショーケースの前で。 ここはやっぱりショートケーキニューヨークカットだよね!
 「お好きなところへどうぞ」とのこと、一人だが4人掛け席に座っちゃえ!

  20210115ショートケーキニューヨークカット2.JPG そしてやってきたケーキは、やっぱりでっかいのです。
 スポンジ生地の間のクリーム層には、いちごがゴロゴロ入っているのです。 旬が近いせいか、いちごがすごく瑞々しい! 甘さはそれほどでもないけど、クリームも多いので甘みよりも瑞々しさのほうが必要。 サイズは大きいけど(アメリカサイズということか)、全体的に軽めの味わい。 ホットの紅茶(ダージリン入ってる?)とともにペロリと・・・以前はいけたのですが、今回はクリームが多く感じた・・・トシか、あたしもトシか?!
 とはいえ結局、きれいに食べましたけどね。 おいしかった!
 紅茶も飲み干し、滞在時間約20分。 ごちそうさまでした!

posted by かしこん at 16:45| 兵庫 ☔| Comment(0) | ごはん・お茶の時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月15日

スマホ体験、一か月・・・

 気がつけばもう1月も半ば。 ケータイをスマホに変えてから約一か月がたちました。
 なんとなくフリック入力に慣れつつある今日此頃ですが、やはり時間がかかります。 片手打ちです。 本体の横幅が少し狭いんだと思ってましたが、縦長なだけでした・・・仕事で使ってるiPhoneよりもちょっとでっかい! ので、落とすのが怖いので左手でしっかりホールド、必然的に右手の人差し指だけでタップなりスワイプなりをしております。
 アプリもちょこちょこ入れたりしていますが、使いこなせているとはまだまだ言えない状態・・・でも便利なのはよくわかりますよ。
 地道に慣れていくしかないなぁ、と思っとります。

 しかし困っているのが、朝起きるときのアラーム。
 これまでのガラケーでは、曲を選んでそれのバイブレーションで起きていたのですが・・・今のスマホのバイブレーションにはあまりバリエーションがないようで、どうも起きるときにすっきりしない。 じゃあ音で、と設定されている音からいろいろ選んでみるものの、なんか「わっ!」っと起こされる感じなのは疲れる・・・かといって静かめの音だと、すんなり二度寝してしまいそうになる。
 程よい感じはないのか! と毎日いろいろ試しているのだが・・・「これだ!」というものがまだ見つからなくて。
 前のガラケーがアラームだけでも動いてくれたならいいのに・・・(しかし、2021年になった途端、ガラケーのカレンダーは2008年1月1日となり、時計も0:00から0:59をずっとぐるぐる回っていて、分の数字もくるっている)。 カウントダウンタイマーとかストップウォッチは使えるんだけど・・・。

 LINEも入れたし、Twitterのアカウントも作っちゃったよ!(まだ何も投稿していないけど。 しかも細かな設定はPC画面のほうから入力しちゃった)
 でもこれらをちゃんとやろうと思ったら、ずっとスマホに張り付いてなきゃいけなくない?
 なんだかむずかしい・・・。

posted by かしこん at 23:59| 兵庫 ☀| Comment(0) | コンピューターとインターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月14日

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編

 今回の緊急事態宣言の発令により、15日(金)から映画館もレイトショー設定がなくなる。 観るなら今のうちだ!
 混雑してるから落ち着いてから・・・他の映画のほうが先に終わっちゃうから・・・と気づけば公開から3カ月がたとうとしておりました。 それでもまだ一日5回以上も上映しているのだから、すごいよ。 そりゃ国内興行収入一位になりますよ。
 アニメテレビシリーズのほうはJ:comオンデマンドで2018年12月から2019年1月ぐらいにかけて観てたんですが・・・なにしろほどほど前なので。 関連特集やNHK『LIFE』の<スーパースター:割引の刃>とかのパロディで記憶を呼び起こしつつ、特に復習はしないままの流れで映画館へ。

  鬼滅の刃無限列車P1.jpg その刃で、悪夢を断ち斬れ
 家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼になり、鬼への復讐を誓う竈門炭治郎は、<鬼殺隊>に入隊して修行を終えた。 初仕事は短期間に40人以上の人間が行方不明になったという“無限列車”を捜索する任務。 禰豆子を連れた炭治郎は鬼殺隊仲間の我妻善逸、嘴平伊之助とともに無限列車に乗車し、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとりである炎柱の煉獄杏寿郎と合流する手はずになっていた。 しかしそこには思いもよらない敵が・・・という話。
 純粋に、テレビシリーズの続き。 「これまでの『鬼滅の刃』は」的な説明は一切ないので、多分テレビシリーズを見ないで劇場版だけ見た人はいろいろわかりにくい・乗り切れないところもあるかと・・・でもそれは<劇場版>の宿命のようなもの。
 あたしは復習はしていかなかったですが、いろいろ思い出せたので乗り遅れなかったかな、と思う。

  鬼滅の刃無限列車1.jpg 炭治郎、台詞多いぜ。
 「夢の中に閉じ込められる」というのはこれまでも多々扱われてきたネタですが・・・こんなにも心が痛く、繰り返されるのがつらい、というのはなかなかないかも。
 あとやっぱり絵がきれいですね。 煉獄父が小山力也であったことが個人的にツボでした。

  鬼滅の刃無限列車2.jpg 煉獄さん、前半はほぼ気配を消していますが・・・それすら終盤への振りかと。
 本編では結構耐えたんですけど・・・エンドロールの絵と音楽、<煉獄杏寿郎メモリアル>みたいな構成に一気に涙腺決壊寸前!
 しかも「長い話のまだ途中」というのがまるわかりで、せつなさ倍増です。

 それにしても・・・シリーズ構成も脚本もクレジットは“ufotable”。 ここまでチーム制というか、個人の名前が出てこないのが昨今のアニメ事情なのでしょうか(詳しくないのでわかりません)。 『千と千尋』と比較したくなる人の気持ちもむべなるかな・・・あっちは“宮崎駿”というクリエイターのためにすべてのスタッフが付き従うという構図。 いや、『鬼滅の刃』は原作ありきだから、原作要素を最大限に発揮することが製作においての至上命題だったということか。 どっちが上とか下とかではなくて、方法論が違うものを同列に語ることは無意味です。
 わかりやすさを優先させた台詞は、映画としては台詞が多すぎとは感じるけど、PG12とはいえ子供向けということで。

  鬼滅の刃無限列車P2.jpg鬼滅の刃無限列車P3.jpg ポスターもいろんなバージョンが。
 もしこの映画がなかったら、日本の映画産業はもっとどん底だった。 大ブームを作ってくれて、とても感謝です。
 さて、レイトショーのないこれから、新型感染症拡大予防の観点からも、あたしはいかにして映画を観にいくべきなのか、あらためて考えないといけないな・・・。

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2021年01月12日

もう年はとれない/ダニエル・フリードマン

 <バック・シャッツ>シリーズ、第三弾が来月発売とのこと・・・じゃあ、そろそろ一作目から読みますかねってことで(本の置き場所がすんなり見つかったことにびっくりした)。

  もう年はとれない.jpg “DON'T EVER GET OLD”
 帯のコピーには、「最高に格好いい87歳、伝説の元刑事。人生最後になるかもしれない捜査に臨む!」。
 87歳で元殺人課の(伝説的な)刑事、捕虜収容所からからくも生き残った過去があり、ユダヤ人である“わたし”(バック・シャッツ)はある日、戦友の臨終の場に呼ばれ、彼がずっと胸に秘めていた秘密を告げられる。 “わたし”にはどうでもいいことだが、周囲は“わたし”に関係ないとは思ってくれないらしく、ごたごたに巻き込まれる。 殺人事件が起こり、孫のテキーラの手を借りて、“わたし”は事態の解明に乗り出す・・・。 ちゃんとフーダニット(誰がやったのか?)を追求してる。

 バック・シャッツ、87歳は減らず口と皮肉でほぼ出来上がっていて、自らをアウトローと認めるハードボイルド気質。 所かまわずタバコは吸うし、必要とあればどんな失礼な態度も取れる。 でも一人称なので内心のボヤキや葛藤、素直じゃなさなどがほぼ読み手にわかるので、「しょーがないじいさんだな」とあきらめがつくというか、近くにいたらすごく扱いにくいタイプだろうけど仲良くなれたらすごく仲良くなれそうな気配を感じるというか、無茶苦茶だがキライになれないタイプと見た。
 むしろ孫のテキーラ(勿論あだ名である、本名はビリー)のほうが、あやうくて得体が知れない。 彼は彼で父親の突然の死というトラウマを抱えているのはわかるのだが・・・テキーラの父はバック・シャッツの一人息子。 お互い深い傷を抱えながら素直に慰め合えない世代間ギャップは、シリーズを重ねるごとに歩み寄れるのでしょうか(突然の死の詳細は明かされていないので、これもまたシリーズで徐々にわかっていくことなのかも)。 
 ユーモアミステリやコージー的展開にもできそうなのに、あえてハードボイルドを貫き、さらに事件は猟奇的な手口と微妙なアンバランス感があるけれど、映像化しやすそうでもある。
 しかし本質は、「自分がユダヤ人であること」をアイデンティティとして生きている人のことだなぁ、と感じ、宗教意識の薄いあたしはいろいろ感銘を受けました。

ラベル:海外ミステリ
posted by かしこん at 23:59| 兵庫 ☀| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月11日

十日えびす当日のこと

 仕事でJR兵庫駅に行きまして・・・十日えびすの最中だなぁ、人がいっぱいいたらどうしよう、とちょっとドキドキしていたんだけれど・・・閑散としていました。

  20210109十日えびす当日 1.JPG 風は冷たいけど、いい天気。
 分散参拝とかが徹底されているのでしょうか。 去年までの大混雑ぶりを知っている身としては、「すごいな!」という感想しか出てきません。

  20210109十日えびす当日2.JPG 原因はこれのせいかもしれないけど・・・。
 でも駅の改札前のあたりに、イチゴ大福のお店と赤福のお店のみが出てました。 多分、JR西日本に許可もらうパターン? お客さんもいっぱいいるわけでなく、お店の人も盛大に呼び込みするわけでもなく。 せっかく来たのに何もないのも寂しいでしょ?、なのか、「お土産として持って帰ってくださいよ(その場で飲食するわけじゃないから)」ということなのかなぁ。
 ニューノーマル・新しい生活様式に当てはまることをやっていく、という姿を見た感じ。

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2021年01月10日

欺瞞の殺意/深木章子

 おお、レトロ!、というのが序章を一瞥したときの印象。
 昭和41年! 地方の旧家で起こった毒殺事件なんて、いかにも横溝的じゃない?!
 前回の『このミス』国内ランクイン作、たまたますぐ図書館で借りられた(でもそのあと予約が入ったようなので、速攻で返した)。

  欺瞞の殺意 深木章子.jpg 『〇〇の殺意』ってタイトル、今は中町信のものっぽい雰囲気もあるのに、あえてつける度胸!(中町作品は復刻する際、ほぼ全部『〇〇の殺意』と改題してるからすごいよね、特に徳間文庫から出てるやつは昔からのファンには評判悪いみたいだけど)

 昭和四十一年の夏に起きた楡家での毒殺事件で二人が死んだ。 犯人として被害者の夫が逮捕され、無期懲役となった。
 平成二十年秋、出所してきたその男は、「自分は無実である」という手紙を事件で生き残ったある人物に出す。 そこでずっと自分が考えてきた事件の真相を披露するが・・・推理合戦となる往復書簡は一か月ほど続き、その結果・・・という話。

 すごく横溝的なものを期待してしまったせいでしょうか、文体はかなり普通で、むしろ「こんな時にこの表現を使う?」という違和感も相まって、なんかのめり込めず。 ミステリ的には正しいんだけど、登場人物にちっとも愛着を感じられないので誰が死のうが誰が真犯人であろうがまったく驚けない。 「あぁ、そうですか」で終わってしまった・・・なんかごめんなさい、あたしがそういう気分になれなかったみたい。
 昔「ミステリは人間が描けていない」ってよく批判されたけど、当時批判した人たちはこういう風に感じてたってことなのかな?

ラベル:国内ミステリ
posted by かしこん at 23:59| 兵庫 ☁| Comment(0) | ☆ 読んじゃいました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする