2019年08月26日

今日は4冊。

 台風が過ぎ、雨が降り、ちょっと暑さがましになったかなぁ、とちょっと気が緩んだらしく、リンパ管が腫れて熱が出ました・・・なにこれ、夏の疲れ?

  劇場版おっさんずラブ公式本.jpg 劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD オフィシャルBOOK
 別にフォトカードとかはいらないけど・・・役者のみなさんのインタビューが読みたいのです。 でもネタバレになるかなぁ、映画を観に行ってから読むべきか。

  宇宙兄弟36.jpg 宇宙兄弟 36/小山宙哉
 出だしが珍しく思わせぶりなスローペース。 あ、そうだった、ロシア側の動きのパートだった! アズマさんかっこいい!
 ヒビトの登場もかなり後半で、出て来たら来たであっさり主役に。 恋する乙女・オリガがわかりやすくかわいらしい。 この巻でようやくロシア側視点が他に追いついた。 次こそ、ムッタ救出ミッションだ!

  カジノ・ロワイヤル新訳版.jpg 007 カジノ・ロワイヤル【新訳版】/イアン・フレミング
 イアン・フレミングは実は読んだことがなくて・・・ル・カレのほうに行っちゃってたので。 でも007一作目の新訳なら、読み始めるのにちょうどいいかと思って。 東西冷戦下の設定ですが、ダニエル・クレイグ版の映画(こっちは911後の世界)のキャストをイメージしながら読んでみようかと。

  水が消えた大河で 文庫版.jpg 水が消えた大河で ルポJR東日本・信濃川不正取水事件/三浦英之
 サブタイトルを見て、「えっ、こんな事件あったの?!」とびっくりして取っちゃった。 関西に住むようになってから、こちらのニュースの多さに驚き・・・東日本のニュースに関して意識が薄くなってしまっていたと思います。 反省しつつ、読みますわ。

ラベル:新刊 マンガ
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2019年08月25日

ピータールー マンチェスターの悲劇/PETERLOO

 ピータールー? ウォータールーはあるけど他にそんな地名があるの?、というのがポスターを見たときの第一印象。 しかもその地名からはモネの橋の絵しか出てこないあたし。 実は<ワーテルローの戦い>のワーテルローがウォータールーのフランス語読みだと知る・・・カタカナって許容範囲が広すぎるわ〜。
 マイク・リー新作ということで・・・大作の予感。

  ピータールーP.jpg イギリスの巨匠マイク・リーが挑む、英国史上、最も残忍かつ悪名高い事件。200年の時を経て、その全貌が明かされる――!

 1819年、イギリス・マンチェスター。 ヨーロッパ全土を巻き込んだナポレオン戦争が1815年のウォータールーの戦いで終結したものの、経済は回復せずに労働者階級の人々は苦しんでいた。 が、彼らには選挙権もなく、代表権もないので議会に人を送ることもできない。 成人男子一人一票と議会への代表権を求めて抗議活動が起こってきた。 彼らは有名な活動家ヘンリー・ハント(ロリー・キニア)を招聘し、演説の場を持つことに。
 しかしマンチェスターの治安判事たちはそんな労働者たちの動きを苦々しく思っており、ハントとその仲間を逮捕しようと考えるが・・・。

  ピータールー1.jpg この映画に主人公はいない。
 あの時代を生きる人々の群像劇・・・なのだけれど、一時間を過ぎても何か事件が起こるわけではない・・・特に説明もないし、誰かにフォーカスされるわけでもないので基礎知識のない身にはどう観ていいのかいまいちわからない。 「えーっと、この人って誰だっけ?」と考えちゃうと止まるし。 観客席の空気が重くなってくるのも感じた。 よくわからないが、マンチェスターの労働者側・治安判事側・ロンドンの体制側など、ざっくりと判断できればいいのか、と割り切ってからは気持ちが楽になった。
 よく考えれば人物紹介もなく、字幕もなく、ナレーションもなく、登場人物の会話だけで状況を浮かび上がらせるのだからすごい。

  ピータールー3.jpg ヘンリー・ハントが登場するのは後半になってから。
 どこかで見たことがあるような気がするんだけど思い出せない役者さんたちが多く出演する中、ヘンリー・ハントは演説の名手として登場するだけあってすごく声がいい! でも誰か一人がヒーローになるという話でもないので・・・。
 200年前がどんな感じかよくわからないのですが、みんなの服装がすごくリアルで、着倒しているボロボロ感がよく出ているのにはびっくり。 しかも服のスタイルとか重ね着のセンス、結構好みです!
 あと、前半は多くのカットの構図が明度の高いネーデルラント絵画(特にレンブラント、じゃあバロック絵画になるのか)などを思わせるのですよ。 そこを見ていたら意味のわからなさも乗り越えられた気がする。

  ピータールー2.jpg みんなで演説会場に向かう。
 労働者側も一枚板というわけではなくて。 武器を持って国王を倒そうと叫ぶ過激派もいれば、資本家に逆らうなんて後が怖いからと活動に参加しない人も。 男性一人に一票と盛り上がる婦人会のみなさまには、「えっ、女性にも参政権を!、はないのか!」と驚愕しつつ、まだそういう時代ではないのかと悲しくなり・・・。
 あくまで非武装で、平和的な集まりでなくてはならないと主張するハントに最後まで対立し続けた地元の活動家が、集会当日に会場に向かう人々に「武器は何も持つな!」と棍棒やらなんやらを捨てさせる場面には、うっかり涙ぐむ・・・。
 よくわからないなりに、登場人物たちに思い入れができていたようです。

  ピータールー4.jpg 治安判事たち。
 こいつらは大体にくたらしいのであるが(見ていて額に五寸釘を打ちつけたくなる感じ)・・・中には労働者側の主張をくみ取る人もいる。 でも感情的に反応している(労働者のくせに逆らうのはけしからん、的な)やつのほうが声も態度も大きいから、そっちが主流になってしまうのよね。 まぁ摂政王太子側も腹立たしいけどさ。

  ピータールー5.jpg ただ、話を聞くために集まっただけだったのに。
 この終盤のためにこれまでの点描はあったんだなぁと感じるけれど・・・理不尽さに胸がつぶれそうだ。
 しかもすっきりした終わり方でもないし・・・もやっとする、すごくもやもやする。 でもそれがこの映画の目的なんだろうなぁとも思う。 この映画を観てわかった気になってはいけない、この先に思いをはせ、考えろってことで(この事件の後で民主化の声が高まったのだろうなと想像できるし)。 でも今に続くための犠牲だったと思うのもつらい。
 それにしても、こういう何かの映画祭で賞は獲りそうだが、世界的に興行収入が期待できそうにない映画に資金を出すのはアマゾンスタジオかネットフリックスなのだな、というのもなんだかせつないわ・・・。

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2019年08月24日

平成兜割り/森雅裕

 京極夏彦の『今昔百鬼拾遺 鬼』に刀の話が出てきたときに思い出した本、また読んでみた。
 著者の本で以前は神戸市立図書館にあったのに今はないものもあるから(紛失なのか処分なのかは違う理由かは謎)、処分されないように貸出実績を増やそうと思って何年かごとに借りていたのだが・・・ここしばらく借りてなかったなぁと(いつの間にか郷土資料扱いになっているよ・・・森雅裕は神戸市出身、だったら他の著作もみんなそうしてほしい)。 借り出していたあとに『鬼』を読んだので、シンクロニシティに驚いたのです。

  平成兜割り 森雅裕.JPG 刀を主に扱う古物商・六鹿(むじか)が語り手の連作短編集。
 『虎徹という名の剣』・『はてなの兼定』・『彼女と妖刀』・『現代刀工物語』・『平成兜割り』収録。
 三十代半ば?ぐらい、頑固で偏屈、自分の美意識やこだわりに忠実すぎる六鹿さんは周囲とよく衝突するけど、それを変える気がない人物。 彼の青くさい頑な具合もまた読みどころではあるものの・・・あたしも年を取って丸くなってきたのかしら、ちょっと「大人げないわ」と感じるようになってきちゃった。
 若い女の子に対する憎悪に近い偏見と、それを覆す存在にはすぐ降参するわかりやすさ(礼儀と常識をわきまえる美人に弱い)にも、今だと底の浅さが見えるようだし、『彼女と妖刀』に至っては同時代を生きた者にはモデルがあからさま・・・(逆に言えば、知らない人には全くわからないということなのでそれはそれで)。 引きこもりの人物像もあまりにステロタイプなんだけど、1991年発売の作品なので2019年の目から見たらそれは仕方のないことかと。
 でも日本刀に関する部分は十分興味深い(何回も読んでるのに毎回新鮮ってそれはそれでどうよ)。 そうだ、これを読んでから博物館にある日本刀の見方が変わったんだった・・・刃文を見るようになったよねぇ、と思い出す。
 兜割りに向かう女子大学生の清々しさは、いつ読んでも変わらない。

ラベル:国内ミステリ
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2019年08月22日

今朝は違う味

 先日に引き続き、朝のコンビニで豆乳を買う。
 この前とは違う味、ということで、<豆乳 ヘーゼルナッツ&バナナ>にする。

  20190820豆乳ヘーゼルナッツバナナ.JPG といってもここのコンビニでは、このメーカーからは二種類しか置いていない。
 他の味はないのだろうかとメーカーのウェブサイトを見ても出てこなかった・・・コンビニ限定品なのだろうか。
 先日の<豆乳きなこ>と比べると・・・黒糖ときなこの味は一口目からわかったけど、こっちはちょっと遅れてくる感じ。 一口目は「あれ、これって何味だっけ?」と考えてしまうくらい。 でもバナナの甘さに気づくと、大豆とは違うナッツのコクが現れる。
 一日分のビタミンEが入っているそうな。 330mlで¥138−(税込)、ちなみに豆乳きなこは¥130−。
 これはこれでおいしいなぁ。 この2種類が変化著しいコンビニの棚にずっと並んでおいてあるというのがわかる気がする。 なくならないように、今後もときどき買おう。

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2019年08月21日

今日は3冊。

 待っていた本がようやく届く。
 大きいので宅配にしてもらっていたのであるが、発売日は8月19日となっていたので20日発売のものと一緒に予約してたら、肝心のこれはお盆前ぐらいには店頭に並んでいたのである・・・ショック。

  あさぎ色の伝説1 試衛館の鷹.jpg あさぎ色の伝説 試衛館の鷹/和田慎二
 カラーページも収録、<和田慎二版『新撰組』>前編。 確かあたしはこれを花とゆめコミックスの1巻しか古本屋さんで入手できず、結末を知らないのだ。 途中までしかないから、と他の和田慎二作品に比べて読み込んでいない気がしていたのだが・・・今回あらためて読み直してみたら思いのほか覚えている!
 特に、序章にあたる『風車』の印象は鮮烈で、コマ割りも頭に入っていた! 若き日の記憶力、おそるべし・・・。
 後半からは「うむ、これは読んでない」と妙に確信が持てて、来月の後編が楽しみです!
 それにしても“角兵衛獅子の娘”はのちの『傀儡師リン』を連想させる存在だったり・・・この人の創作の引き出しのつながり具合はやはりすごい!
 おまけで、雑誌未掲載の学生時代の習作も収録。 これを出されることを作者は望んでいたかどうかはわからないけど、絵に手塚治虫と石ノ森章太郎の影響を感じまくり。 そこから和田慎二の絵が出来上がっていったのか・・・と思うと感慨深い。

  群青神殿 小川一水.jpg 群青神殿/小川一水
 早川書房による小川一水復刻計画、<海>バージョン。 海底探査や海の底からくる未知なる生物体ときたらあたしの大好物ですよ!

  ハイウイング・ストロール 小川一水.jpg ハイウイング・ストロール/小川一水
 こちらは<空>バージョン。 あるRPGゲームが元ネタらしいですが、多分あたしはそのゲームのことを知らないので大丈夫です。
 それぞれ2002年と2004年にソノラマ文庫から出たものだということで・・・あー、その時期あたしはもうソノラマ文庫を読んでいなかったんだな、チェックすらしていなかったんだな、と気づかされます。 道理で菊池秀行『ヴァンパイアハンターD』シリーズ、どこまで読んだかわからないはずだよ・・・。

ラベル:マンガ 新刊
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2019年08月20日

朝から豆乳きなこ

 休みに身体がすっかり慣れきった頃、休みが終わって仕事が始まる。
 起きたくない、家から出たくない、という心の声を振り切って最寄り駅へ向かう。 曇り空、覚悟していたほど暑くはないのでほっとする。 ずっとそれなりに冷房がある場所にいたので・・・。
 だがやはりぼんやりしていたようで、朝のグリーンスムージー(といってもそういう粉を豆乳に混ぜるだけだが)か野菜ジュースを飲むのを忘れて家を出てしまった。 水的なものは持っているが、朝食なし状態で仕事場で貧血っぽくなっても困る。
 というわけで、駅のコンビニでスジャータの<豆乳きなこ>を買うのであった。

  20190819豆乳きなこ.JPG こちらがその豆乳きなこ。
 会計の際、「そのままでいいですよ」と言う。 途中で飲んで到着駅のホームのボミ箱に捨てるから。
 「袋も、ストローもですか?」
 「いらないです」
 飲み口がキャップ式になっているので、直接ぐいっと飲みますよ。 っていうかこれをストローで飲むという発想がなかったわ・・・女子力の差?
 「これ、毎日すごく売れてるんですよね〜。 おいしいんですか?」 レジのおねーさんは更に言う。 そんなこと聞かれたことがなかったので一瞬びっくり。
 「・・・まぁおいしいというか、飲みやすいですかね」
 黒糖の甘さはあるけど、きなこの香ばしさでか甘さが口に残らないのです。 ほどほどおなかが満たされるし、カリウム多めというのもなんかいい感じがする。 同じメーカーの<豆乳+ヘーゼルナッツ+バナナ>もあるけど、それもなかなか。
 「そうなんですか〜、飲んでみようかな。 わたし、最近やっと豆乳が飲めるようになって。 でもフルーツの味がついてるやつなんですけどね。 そんなんでも飲めますか」
 あー、それは旧紀文・現キッコーマンのさまざまな味の豆乳シリーズのことね。 大豆成分量はそれと大きく違わないので(4%以上)、大丈夫じゃないかなぁ。 こっちは有機大豆を使っているそうで、気持ちコクがある気がしないでもないが。
 「あー、クセが強くないので、きなこが大丈夫だったらいけると思いますよ」
 「じゃあ、今度飲んでみます!」
 他にお客さんがいなかったからこそののんきな会話(そしてあたしも時間に多少余裕があった)。 電車も人がいつもより少なかった、まだ夏休み・もしくはこれから夏休みな人がいる時期なのかも。 そういうゆとりがあると、会話が生まれるのかもしれませんね。
 そうか、いつもこの二種類の豆乳を見かけると思っていたら、売れているのか。
 明日はヘーゼルナッツのほう、飲んでみようかな!

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2019年08月19日

風評被害

 数日前から世間を騒がせている<あおり運転>問題。
 あたしは車を自分で運転しないので恐怖感は今一つ身に迫っていないのですが、「なんでそんなことをする必要が?」という気持ちにまずなっちゃいます。 乗用車を運転することで、他にはない全能感みたいなものを持ってしまうのでしょうか。
 まぁそれも問題なのですが、この件で完全に<ガラケー>のイメージが悪くなっているんですけど!
 スマホ使えないからじゃないのよ、アデリーペンギンがいろいろ活躍しているこの機能が好きなのよ! それにPCとタブレットがあれば別にスマホにする必要性を感じないんだもの。
 なのにこの件で、「ガラケー使いは常識もマナーもない、それどころか危険な存在」みたいに言われてるのが非常に不愉快・・・。
 いや、これもガラケーを使う人が少なくなってきたから悪目立ちしてるだけ。 タバコをポイ捨てする人がいるから喫煙者全員に白い目が行くのと同じ問題なの。 でもガラケー使ってるだけなら人に迷惑はかけない・・・はず。
 なんだか、いろいろせつない・・・。

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2019年08月18日

邪魅の雫/京極夏彦

 先日、図書館に呼び出された折、ふと気づいて開架を見たら・・・あったのだ。
 手に取って・・・表紙に見覚えがあるし、開いて最初の絵の説明も見たことがある気がする。 多分読んでるよな・・・でも内容は全然出てこない。 奥付をみると2006年である、10年以上前か・・・忘れているのであろうか。
 とりあえずちょっと読んでみるか、そうすれば思い出せるかも。
 それが二段組800ページ越えの長旅になってしまった(結局、全部読んだ)。

  邪魅の雫 ノベルズ版.jpg 初回同様、今回もノベルズ版を読了。
 昭和28年、夏。 謎の毒殺事件がまったく別々の場所で次々と起こる。 これは連続殺人なのか?
 <百鬼夜行シリーズ>は一応頭の中でタイトルと概要が結びついているのだが、これだけほとんど覚えていないのは事件自体が漠然としていて、「こういう事件」とまとめて言いづらいからかもしれない(いや、他の事件も一言で表現はしづらいんだけど)。 ページをめくっていたら「読んだよね・・・うん、読んだ」と確信は深まれど、その先がどうなるか思い出せない。 この人、死ぬんじゃなかったっけ、ぐらいしか浮かばなかった。 故に最後まで読んでしまった。
 青木くんの出番が多い〜。 益田くんは更に多い。 前作『陰摩羅鬼の瑕』でひどい目に遭った山下さんが心を入れ替えているのが楽しく、またその影響で関口君がちょっとまとも(?)になっているのもうれしい。 というかこういう感想、一回目に読んだときも思ったんだけど。 つまり再読でありながら、初読とほぼ同じ状態だったわけで。
 でも、「これって、今だったら批判されてしまう手だな」とか十数年の差を確実に感じる。 そのかわり江藤や大鷹といったキャラのタイプはより“いま”に通じる気がする。 キャラクターが増えれば増えるほど「え、この人、誰だっけ?」になるけど、自分や近い人に似たものを見出せるようになるような。

  邪魅の雫 文庫版.jpg 一冊にまとまった文庫本の装丁は、今はこんな感じ(あたしが買ってた時と違う)。
 ということは・・・シリーズはじめの頃って二十年近く前なのか・・・(汗)。
 もう一回読んでみるのも悪くないかも。
 あぁ、あの三連作でこっちに引き寄せられてしまった! この夏休みはそんなつもりじゃなかったのに!

ラベル:国内ミステリ
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2019年08月17日

風をつかまえた少年/THE BOY WHO HARNESSED THE WIND

 この予告を最初に観たとき・・・「あれ、これって中学校の英語の教科書に載ってるやつじゃない?」と不意に気づいた。 そんな有名な話を今更映画に?、といぶかしく思ったけれど、日本中どこでもニュークラウンが使われているわけではないし、まして載っているのはここ十数年くらいだし、映画にできる実話を探しまくっている世界が放っておくわけないのである。
 というか、兵庫県は今ニュークラウンを採用しているのだから、中学校に宣伝かけていないのかしら・・・あたしが観た回は若い人いなかったよ〜。

  風をつかまえた少年P.jpg 僕がどうやって風力発電で未来を手に入れたのか。

 2001年、ひどい干ばつが襲うマラウイ。
 14歳のウィリアム(マクスウェル・シンバ)はよろこび勇んで学校に通い始めるが、父(キウェテル・イジョフォー)は農業に行き詰まり、学費を完済できずついにウィリアムは退学になる。 しかし父を、家族を助けたいと考えるウィリアムは図書館で見つけた風力発電の本を手掛かりに、風車をつくって畑に水をひこうとする。 そんなウィリアムをただ遊んでいるとしか見ない周囲から理解を得られないのだが・・・という話。
 キウェテル・イジョフォーが脚本と監督も務めているこの映画、彼の情熱が完成させたのだろうと感じる。 アフリカの文化が鮮やかに映っている。 女性の身につけている布の色鮮やかさが素敵! もしかして、彼のルーツとかなのかなぁ。

  風をつかまえた少年2.jpg ウィリアムが着ているのは学校の制服。
 マラウイの気候に合ってないのでは、と思ったけど制服だからなのね。 朝目覚めたら制服があることに気づいて躍り上がってよろこぶ姿に、なんだか胸が痛くなる。 お父さん自身は学校に行ってないけれど、息子のためを考えて学校に行かせることを選んでいるあたり頭の固くない人なのだと思うが・・・全部が全部ではない。 むしろ奥さん(ウィリアムの母)のほうが先進的な考えの持ち主で。 この父にしてこの母、というのがウィリアムに大きく影響を与えていて、いいほうに進んだ感じ。 親友は族長の直系男子だし。

  風をつかまえた少年3.jpg 運命の出会い。
 「これが役に立つかも!」と気づけるかどうかも知識・教養の有無の問題。 教育はほんとに大事なのだが、中途半端な教育は伝統を破壊する傾向が。 勿論、悪しき伝統もあるし時代とともに変わっていくこともあるのだが、たとえば「お盆時期には水に入ってはならない」のような教訓が論理的に言語化されていないからと無視されるようになっても有用さは残ることもあるわけで・・・この時期、水の温度が下がったり潮の流れが変わりやすい時期だからとあとあと理由がわかったりしたけど、昨今の天候異常を考えると基準はお盆時期ではないのかもしれないし。 先人の知識を大事にしつつ、新しい知識を応用できるようになるのが教育の役割かと。
 しかしウィリアムが風車づくりのために集めるのは廃品置き場(ゴミ捨て場?)の泥に半ば埋もれている車のバッテリーやらなんやら。 廃物利用といえばそれまでだけど、あるものを加工しているだけでゼロからのものづくりではないというのがちょっと切ない・・・このバッテリーがダメになったらどうするの?、またゴミ捨て場をあさるの? いや、そもそもこのゴミ放置は環境汚染なんだよね・・・はっきり描かれてないけど、必要なものを集める過程でウィリアムが大怪我する可能性もあったんだよ。 あぁ、いろいろ根深い。

  風をつかまえた少年1.jpg この笑顔!
 それはよかったね!、なのですが・・・水力発電で地下水をくみ上げ、天候にかかわらず畑に水を与えられるのはいいけど、そのせいで地盤沈下とか環境変化とか起こってないのかな。 ウィリアムの家の畑だけ水があるってことで周囲とごたごたしなかったの?、その後村この自体がどう影響受けたんですか?、などなど描かれていないことが気になって、感動的な話なのに全然感動できていない自分がいた(字幕にちょっと無理があったせいもあるかも)。
 アフリカの状況を描きたいがためか、焦点が絞り切れていないところがあったかも・・・ウィリアムのことより別の人のその後のほうが気になるんですけど、というのもあり。 干ばつと飢えの描写が結構あっさり、むしろ乾いた大地が美しく見えてしまったりするので危機感がそこまで迫ってないような。
 とはいえ、「いざとなれば学校に行かなくていい(いじめにあったり自殺を選びたくなるくらいなら)」と言えてしまう日本は、学校に行きたいのに行くことができない子供たちよりずっと恵まれているはずなのに、この違いはいったい何なんだ、と考え込んでしまう。
 原作を読んでみようかな。

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2019年08月15日

ケイトが恐れるすべて/ピーター・スワンソン

 夏休み中の一気読み本、次の。
 あの『そしてミランダを殺す』の著者の次、と言われるとそれだけで期待しちゃうんだけど。 でもそれって「『君の名は。』のあとの『天気の子』」みたいに、観客(読者)の勝手な期待が上乗せされてるってことなのよね・・・わかってはいるのだけれど、やはり何かを望んでしまうわけで。

  ケイトが恐れるすべて ピーター・スワンソン.jpg これはロンドンのフラットかな?
 ロンドンの小さなフラットに住むケイトは、ボストン在住の又従兄コービンが仕事でロンドンにやってくるので、半年間住まいを交換することにした。 ボストンに到着したケイトを待っていたのは、ドアマンもいる豪華なアパートメント。 環境の違いと時差ボケでぼんやりしていたケイトは翌日、隣室で女性の死体が発見されたと聞かされる・・・という話。

 『ミランダ』がパトリシア・ハイスミス的なら、本作はウィリアム・アイリッシュ的というか。 ヒッチコック的なところもあり、登場人物たちが目に・手にする本の具体的なタイトルがバンバン出てくるのにもにやり。 437ページと一気読みに程よい分量なのもGood。
 というか、ケイトじゃない人の過去が語られるあたりから加速度がつき、確かに一気読み必至。
 とはいえ、『ミランダ』ほどには盛り上がらないというか・・・「こんなヤバい人に魅力を感じてしまう自分もヤバい」という感覚が面白かったのですが、今回そういう人はいなかった(いや、いたらいたで同じ話になってしまう)。 というか、「現代人は多かれ少なかれ、程度の違いはあれどみんなサイコである」って話ではないのか!、と気づく。 ハイスミスやアイリッシュの時代より、“普通”の基準が明らかに変わっているってことだわ。
 しかも「えっ、こんないい感じで終わるとは!」と、エピローグ的後日談に「ここ、いる? もっと手前で終わったほうがよかったんじゃないの?」と思ってしまった自分にびっくりですよ。 長い目で見たら読後感がいいもののほうがいいのに、後味が悪いもののほうを求めている今の自分!(それでも、結局「みんなどこかヤバい人ですよね」ということになるのだが)
 映像化しづらい(残酷すぎる描写あり、普通に映像化すると安っぽくなりそう、など)ところもまた、小説としての存在価値あり。
 でもなんか微妙に物足りないわ・・・。

ラベル:海外ミステリ
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2019年08月14日

台風10号、接近中!、をリアルに感じた。

 市立図書館からお呼び出しを受けていたので出かけた。 ほんとは木曜日に映画に行くつもりで、その時によればいいと思っていたのだが・・・木曜日が台風最接近とわかったため外出自粛。 水曜日のうちにできることをしておこう!、と思ったが・・・。

  20190814台風10号2.JPG ・・・雲が変な感じ。
 おまけに風が無茶苦茶強い、まだ暴風圏などにも入っていないにもかかわらず。 ホームの上は壁があるところにいないと吹っ飛ばされそうな勢いで。 一本だけでも映画を・・・と思っていましたが、今がこれで3時間後がどうなっているのか全く予想がつかない。 携帯の天気予報も、一日中曇りだったのが、夕方から雨に変わったし。
 映画の後どうなっているかしら・・・と気にしながら観るのは集中できないし・・・。 仕方ない、あきらめよう(昨日行けばよかったのはわかっているが、寝過ごしたのだ・・・図書館も休みだったし)。

  20190814台風10号3.JPG いつもならこうなっている駅の名前の表示箱。
 わかりますかね、屋根から下がっている箱状のもの、駅の名前と両隣の駅の名前が書いてあるやつ。 普段は動くことはありませんが・・・。

  20190814台風10号1.JPG 強い風にあおられ。 写真では撮れませんでしたが、45°以上何度も上がってます。
 ぎしぎしと、ブランコのように揺れ。 ブランコと違うのは風で押されていったっきりなかなか戻ってこないときもあるという。 ずっと金具がギシギシ言って、近くを通る人たちが「これ大丈夫? 危なくない?」とみな口々に出すほど。
 海が割と近い位置ということもありますが、14日のまだ昼間なのにこの風!、ということでビビりました。
 あきらめて、スーパーで買い物をして帰ろう・・・備蓄品を買うほどではないけど、家の冷蔵庫に足りないやつを買っておかねば。 日曜日まで家から出ない可能性もあるからさ。 あとは本を読んで、録画のたまった海外ドラマも観なきゃ!
 というわけで明日木曜日は(多分金曜日も)、引きこもり決定。

ラベル:季節もの
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2019年08月12日

おいしいものなら食べられる@Vis−a−Vis

 「暑さ寒さも彼岸まで」はもう違う時代の言葉だな・・・と今日も35℃越えのまぶしい太陽を感じつつ思う。
 夏休みです、黙っていてはエアコンのきいた家に閉じこもってしまうので、おいしいものを食べるために外出だ!
 兵庫県庁近くのフレンチレストラン、Vis−a−visに行くのです。 行くだけで汗だくですが、人通りが多い場所ではないので静かでのんびりできる気がする。
 今回はステーキランチを予約。 ランチタイムは2回転してしまうこともあるらしい。 予約は必須です。
 そしてお店の中は涼しくて快適。

  20190812 ヴィザヴィ1.JPG ワタリガニのビスク
 選ぶ前菜からは、スープをチョイス。 キノコや細切れ野菜がたっぷり。 甲殻類のうまみがしっかり、濃さはあるけど重くはなくあっさり。 わーっ、おいしいよぉ。 もっと飲みたいよぉ、ですが、多分これくらいの量がちょうどよいのでしょう。

  20190812 ヴィザヴィ2.JPG 牛ロース肉のポアレ
 主役のステーキ、どーん!
 かなり火は通っているのに、ナイフの通りがよく、噛み応えもありながら柔らかさも感じ、「あら、牛肉ってこんなにおいしかったかしら」という気持ちに。 朝ごはんは豆乳だけだったせいか、いい感じにおなかがすいていたんですかね。
 付け合わせの野菜もひとつひとつがおいしい。 バターのソースがかかってますが、シェフに教えてもらうまでバターとは気づかず。
 残ったソースを拭ったパンがめちゃめちゃおいしくて、止まらない。 しまった、パンが足りない!(ソースがちょっと残ったけどもう一つパンをもらうほどではない)、と痛恨のミス。

  20190812 ヴィザヴィ3.JPG デザート盛り合わせ
 当然、デザートも追加。 ハイビスカスのソルベがとても薫り高くて、でも口の中に味が残らず、とってもすっきり。 1パイントカップに入れて自宅の冷凍庫に入れておきたい、と思ってしまいましたよ。
 オレンジのコンポート、あんずのタルト、キャラメルのポット・ド・クレームも安定の味。 あぁ、おいしいなぁ。
 あまりの暑さに食欲が減退気味なのですが・・・おいしいものならちゃんと食べられるんだよ、ということを実感。
 自分で作ると暑い、ということもあるかも(勿論、料理の腕も足りませんけど)。
 涼しい場所でおいしいものを出してもらえるヨロコビですよ。 また食べに来ます!

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